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人間に与えられた自然な能力【没頭体験】が脳を発達させる

こんにちは。ほぼ卒育したyukaです。
今回は【没頭体験】について。
1回目、2回目でも触れていますが、「没頭体験」とは子ども達が興味を持った何かに、時間を忘れて深く深く集中することです。

我が家の子ども達の幼少期にもそのようなことが沢山ありました。例えば次のようなこと。当時のブログから一例を拝借しながらお話しようと思います。



【強風と対話】

ある風のきつい日のこと。干していた洗濯物が洗濯竿ごと飛ばされる程の強風でした。息子が縁側の掃き出しサッシでコソコソ何かやってるんです。

風とお話中。。
突然慌てて閉める!!
すこ~しだけ開けて。。
風圧と風の温度を感じている。。
「ヒュゥーーヒュゥーー・・・
ゴォーーゴォーー・・・」

この一連の作業が、何度も何度も真剣に繰り返されるんです(笑)


◆興味の学びを深める質問と提案◆

息子の気がすむまで没頭させたあとで、私は必ず次のように確認します。

何をしていたの?
それで何が分かったの?
何を感じたの?
・・など。

息子の返事は、サッシをどの程度の隙間で開けた時に風圧がきつくなり、肌で感じる温度はどのように違うのか?の検証をしていたようですね。そして当時の息子の気付きは次のとおり。

【息子の気付き】
・扉の隙間を狭くしたときは風圧がきつく、肌にあたる温度は冷たい。
・扉の隙間を広くすると風圧はさほどきつくなく、肌にあたる温度は普通。

私は同時に、それと同じ現象があるよと伝えて一緒にやってみました。

【息子の気付きを広げる親の行動】
・口をすぼめてフゥ~っと手のひらに強く呼吸を吹くと冷たく感じる。
・逆に口を広げてハァ~っと手のひらに呼吸を吹くと温かく感じる

もしここで、息子の気付きを科学的に説明するために、簡単な実験などできれば更に学びを深めることができ、子ども達の人生がまた違ったのかもしれませんね。

因みに今は便利なツール。YouTubeやChatGPTがありますね!
試しにChatGPTに聞いてみるとこんな返事がきましたよ。

①風の流れの可視化実験
・必要なもの:軽い煙や薄いティッシュペーパー、石鹸水の液体
・扉の隙間に煙や薄いティッシュペーパーのストリップを置き、もう一方の側から風を吹かせます。風が吹くと、煙や紙がどのように動くかを観察します。隙間が狭いと風が速く流れ、広いと風の流れが緩やかになります。
②気温の変化実験
・必要なもの:温度計
・扉の隙間を狭くして室内の温度を測り、その後隙間を広げて再び温度を測定します。風が入ることで室内の気温が下がることが観察されるでしょう。これは風が室内の暖かい空気を持ち出し、冷たい外気が流入するためです。

この実験を通じて、息子さんに隙間の広さと風の流れがどのように相互に影響し、気温がどのように変化するかを理解させることができます。風圧がきつく感じる理由と、それがどのように温度と結びついているかを、実際の観察を通じて楽しく学ぶことができます。

ChatGPT3.5

さらに石鹸水の液体の使い方を質問すると。。

石鹸水の液体は、風の流れを可視化するために使用されます。これは、風が物体や表面を通過するときに生じる乱流の動きを見るのに役立ちます。以下は、具体的な手順です。
石鹸水の液体の作成:
簡単な石鹸水の液体を作ります。石鹸水は水に数滴の液体石鹸を混ぜたものです。濃度は高くなくても構いません。
実験の手順:
扉の隙間に石鹸水の液体を塗布します。これは、風の流れが物体を通過するときに、液体がどのように反応するかを見るのに役立ちます。
風を吹かせる:
扉の隙間に配置した石鹸水の上で風を吹かせます。風が吹かれると、石鹸水の液体が泡や乱流を生じ、風の流れを視覚的に捉えることができます。
観察:
石鹸水の泡や液体の動きを観察します。隙間が狭い場合、風が速く流れ、泡や液体が乱れやすくなります。逆に、隙間が広い場合は風の流れが緩やかになり、泡や液体の動きも比較的穏やかになります。

この実験を通じて、風が物体や表面に及ぼす影響を直感的に理解することができます。息子さんが風の流れと物体の反応を見ることで、風が隙間から吹き抜ける際の力学や流体力学の基本的な概念を楽しみながら学ぶことができます。

ChatGPT3.5

素晴らしい時代ですね!親に知識がなくとも、代わりに教えてくれる便利なツールがあるんですから!親子で共に調べ楽しみながら学ぶことができます!

当時の私は、この時既に離婚しており、子ども達にとっての父親がおりませんでしたので、子ども達の疑問や興味からの学びを更に広げてあげられるよう、図書館など利用してあらゆる書籍に頼っていました。当時頼りになった一冊をご紹介しておきますね。(現在は新刊は存在しないのでしょうか。金額に驚いてしまいましたが、中古本の非常に良い評価のもので1円~ありますね(笑) 時代の移ろいを感じますw)


◆没頭体験は能動的な学び◆

大人にとっては無意味なことだったり迷惑行為に感じてしまうそれは、人間が生れた環境にうまく適応できるよう自然に与えられた素晴らしい能力なんです。

大人だって、興味のある事、面白いと思えることには時間を忘れて没頭してしまいますよね!
私達大人も含め年齢にかかわらず、人間は生まれた瞬間から好奇心旺盛で、この世界を知ろうと五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)をフルに活用して学びたい生き物なんだと思います。

事実、没頭すればするほど、頭の中に新しい神経回路がどんどんできて、脳が発達していくそうです。つまり、何かに没頭している時、学びは確実に起こっているということです。

だから、子ども達が何かに没頭しているなら辞めさせないことです。たとえそれが親から見て無意味だと思うようなことであってもです。
むしろ、「自主的に学んでいる最中なんだなぁ」と温かく危険が無いように寄り添い見守ってあげる姿勢が必要だと感じます。

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