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新しい時代に求められる能力

こんにちは。yukaです。
前回、親は新しい時代の現状を正しく理解する必要があるという記事を書きました。その理由は?

IT革命・スマホ革命・AI革命により働き方そのものが大きく変化し、それに伴って人に求められる能力・スキルが大きく変化したからです。今後も更にその変化は増し、個人の影響力や価値が拡大し、多様な価値観が生まれるため個人の圧倒的パワーが必要となります。しかし従来の学校教育ではそれらに対応できません。これからは親自身の知的創造性も育みながら、各家庭で自分の子どもに適した教育をサポートすることが必要となります。
今回は、②『新しい時代に求められる子どもの能力』について考えます。

①『新しい時代が現状どうなっているのか?』ということを正しく理解する
新しい時代に求められる子どもの能力


▶AIの得意分野と限界

新しい時代が進化する中では、「AIにできること」と「AIにできないこと」をそれぞれ確認しながら、子どもたちが持つ人間固有の特性や能力を理解し、それを最大限に活かすことが重要となります。

<AIにできること>
・データの高速処理
・論理的思考
・大量の情報の解析など
子ども達には、これらAIの能力を理解し活かす方法を学ばせる。

【例】:数学や科学の学習においてAIを利用し、複雑な問題を様々な角度から時間をかけて分析し、解き方を自らの力で考えて導き出すなど。

<AIにできないこと>
・人間特有の領域においては限界がある
感情・創造性・論理的判断・直感など
子ども達には自分たちの強みを見出し、人間性を発揮する機会を大切にするよう育てる。

【例】:感情の表現や他者とのコミュニケーションで感受性や対人スキルを育んだり、芸術的な表現などを通して、自身のアイデンティティーを見つけ独自性を追求するなど。



▶自分の強み・価値はなにか?

①蓄えた知識を実社会でどう扱えるか

新しい時代では、かつてのように偏差値の高い素晴らしい学歴があっても、それだけで人生が安泰というわけではなくなります。高校までの学習指導要領に沿った皆同じ学校教育を受け、良い学校を出て、良い会社に入ることが理想とされていた時代は、ここから未来にはありません。

なぜなら従来のような知識を得るだけの教育は、生成AIの活用で済むだけの世界になると予想されます。これからは、自ら蓄えた知識を実社会で活きた知識としてどう扱えるかが重要になってきます。


②新しい時代に必要な力

情報化が加速し変化が激しくなっていく新しい時代においては、ますます未知の出来事が増え、常識や価値観も多様になっていくでしょう。つまり今日の知識は明日には古くなっているということが普通に起こりえます。
加えてビジネスは、EC業界の進歩により、ますます国際化し、国境・人種を超えていきます。国際的な評価の基準は点数だけで測ることはできません。そして「答えは必ず一つではない」のです。
そのような中で、人間に必要な力を少し想像してみます。

・既存の知識を一旦疑って考察する力(固定観念に縛られず多角的に考察)
・情報を選択する力
・常に新しい知識や技術を学びアップデートしていく力
・問題発見能力
・変化の中からチャンスを見つけ出す力


などなど、その他にも多岐にわたります。これらの力を育むには、体験やコミュニケーションから得る、各子ども達自身で違った学びがとても大切になってくるように感じています。


③能動的な学びの重要性

学習においては、従来の学習のような受動的なものではなく、能動的な学習が必要となるでしょう。

<従来の学習:受動的>
・全国一律・同じ内容・同レベルの授業
・平均的な学力を身につける
・必ずある正解を導き出すための学習技術の習得に重点
・正しいとされる知識を疑うことなく受け入れる形式(暗記)
<これからの学習:能動的>
・問題を多角的に時間をかけて分析する
・解き方を自らの力で導き出す
・疑問から学びを広げる
など。


▶まとめ

新しい時代において、子ども達が持つべき能力は知識だけではなく、柔軟性、創造性、倫理的思考、そしてコミュニケーション能力など多岐にわたります。それらを通じて多様な価値観を理解すると同時に、自分の強みや価値を理解し、これらを積極的に展開することで、変化の激しい未知の状況にも自信を持って臨機応変に対応できる力を育むことが可能となると思います。

よって、学びについては次のような事を意識して、家庭でサポートしていく必要があると感じています。

・「受動的な学び」から「能動的な学び」への転換が必要
・子ども達それぞれの異なる経験やコミュニケーション



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