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バルジェッロ美術館に加わった作品

ドナテッロ 「ピエトラピアーナ通りの聖母子」 1454年頃 バルジェッロ美術館


テラコッタ製の聖母子

名前の通り、フィレンツェのピエトラピアーナ通りにありました。個人蔵でしたが、2年前120万ユーロ(1億9千万円相当)で国家が買い上げ、長い手続きを経て先月からバルジェッロ美術館のドナテッロの間で公開されています。

向かって左にいる聖母が幼子イエスを見つめ、支えるドナテッロの構図は彼だけでなく、多くの芸術家にも模倣されました。ゴシックの女性的なしっとりとした線とルネッサンスの量感を融合させたドナテッロらしさが現れた一点です。子供の頭に顔をそっと寄せるマリア様や指をくわえるイエスの仕草が微笑ましいですね。


かわいい、微笑ましい

実はこの作品、ピエトラピアーナ通りの建物のタベルナーコロ(宗教作品を収める壁龕)にありました。2011年に発見されてから10年後に国が買い上げたということは、ずっとそのままだったのですね。イタリアらしいです。


作品があった所


今はコピーがはめられている

そして私はこの道をよく通るにも関わらず、今回のニュースを見るまで全く知りませんでした😅一歩歩けば文化財にぶつかる、と言っても過言でないこの国。まだ知られていない名作が少し目を上げた所にも眠っているかもしれません。

フィレンツェ街歩きの参考になさってみて下さい。

作品の展示場所は

Museo Nazionale del Bargello
📪Via Proconsolo, 4
🕘月曜、水曜、木曜、金曜、第1、3、5日曜 :8時15分から13時50分
火曜、第2、第4日曜、クリスマスは休館
入館料: 10ユーロ
大聖堂広場から徒歩5分ほど。

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