No.4 廃校とか地方とか都会とか

 廃校で学校が近くからなくなると、遠くまで通わないといけません。子どもがいれば、教育の機会を与えないわけにはいかないのが現実です。
 都会では学校が一つなくなったからといって、次に近いのは電車で一時間かかる学校、とはなりませんが、島などで廃校にできず、生徒が1人であっても存続させなければならない場合もあるでしょう。

 一方、都会で勉強をしていて、子どもにはあまりいい環境ではないな、という場合もあります。
 都会で育った子どもは、車の通る道で走り回ることもできず、わくわくする遊び場所もあまりないので、運動量が足りていないケースも少なくありません。

 さすがに子どもが小さいうちは、親から引き離して生活させるのは難しいでしょう。

 日本では、大学生では寮などがあっても、中高生の寮生活、というのはレアな印象があります。都会の大学生なら、大学生でも自宅から通っているケースも少なくありませんね。

 ただ、インターナショナル・スクールの子など、きょうだいが日本で勉強している間でも、11歳で1人で海外のボーディング・スクール、みたいなケースがあるようです。

 ボーディング・スクールでは、長期休暇以外は、基本的に学校の敷地内で生活することになります。

 短所もあります。いじめ問題などが発生した場合などでも、簡単には逃げられません。
 ただ、毎日ゲーム漬けになるとか、デジタルばかり触っている、深刻な寝不足や栄養失調といった弊害は避けられるかもしれませんし、学生同士の関係が深まって、楽しい思い出をたくさんつくることもできそうですね。

 個人によって、合う・合わないはありそうですが、教育機関を維持するのが難しければ、教育システムにも多様性を持たせてもいいのかな、と感じます。

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