「自分をなんとか褒めてあげて」

とある人が言っていた

良いことも悪いことも
良い自分も悪い自分も

それら全て好転的に捉えて褒めてあげるのだと

それを聞いて私は深く頷いた
今の私にはその意味がわかるから

＊＊＊

まだ会社員として働いていた頃

いつも考えすぎてしまう私を
「思慮深い」と言ってくれた後輩

ネガティブで不器用で失敗ばかりだった私を
「失敗を知っているから後輩に寄り添えるんだ」
と言ってくれた恩師

私はいつだってそんな言葉に励まされて
ここまで生きて行くことができた

でも会社に属さず個人事業主となって
急にわたしの中に焦りと不安が押し寄せた

私は気づいた

一人で生きることが怖い

慕ってくれる後輩も
こっちだよって率いてくれる上司もいない

私の存在を肯定してくれるものがゼロになった

だから必死に生きる意味を探し続けた

でもそうじゃないんだって気づいた

誰かの評価なんかよりも
自分の意志の方がよっぽど大切で

誰かに頼ることも
まだ見ぬ誰かの助けを待つのも良いけど

まずは自分を褒めてあげて
自分を好きにならなきゃ

自分で自分を頼ってあげて慰める
そして存分に甘やかす

まずそこから

この世を去るときは誰だって一人

死ぬまで自分を否定し続けて
後悔したいか

したくない！

ならば自分を愛して生きる方が素敵じゃないか

＊＊＊

そして最後にかなり余談

わたしの好きなキャラクターに
「コウペンちゃん」
という素朴可愛いペンギンがいる

その子はこの世のすべてを肯定して
花丸をくれるペンギンさんだ

私は最近、この子を心に宿すようにしてる

馬鹿馬鹿しいと思うだろうけど
ちょっと気分があがるのでオススメしたい

では朝から頑張る皆さまと私へ
コウペンさんより一言

「今日もお布団から出られてえらい！」

花崎 由佳