「また子どもに怒ってしまった・・・」

「子どもとのコミュニケーションについて
勉強しているけど、やっぱりまだイライラ
してしまうことが多くて・・・」

このように落ち込んでいる方を
多く見かけます。

でも、人間、怒らなくなることなんて
あるのだろうか？

怒りは感情の一つだよね。
嫌だなという思いも
もちろん生きていれば、湧いてくる。

だから、「穏やかな子育て」＝「全くイライラしなくなる」
ではないと思うのです。

ということは
理想は怒らないママであること
イライラしないママであること
というのは、叶わないのに追いかけている
幻なのかもしれない。

穏やかな子育てって
イライラする私も、私だよねっって
受け入れられる子育て。

穏やかな子育てって
怒っちゃう私もいて、
そんな時もあるよねって
自分に優しくできる子育て。

穏やかな子育てがしたいなぁ
という理想を掲げると同時に
怒らない私になるという
理想も掲げてしまうと
苦しくなってしまうのかなぁなんて
感じています。

私は、幼児教育専門家としての
視点を提供して、
イライラするママに、笑顔を戻したい
と思って活動していますが、
それは、ずーっと笑顔な子育て
なのではなくって、
ずーっと穏やかな子育てなのではなくって、

子どもや自分のことについて
もっとよく知って、
子どもとのコミュニケーションについての
知識を増やし、理解を深めることで
例えば、イライラや怒りの
沸点を変えていく
ということをやっているんですよね。

もちろん、怒りたくなるようなことや
イライラすることは、なくならないけれど、
これまで、とても小さなことで
怒っていたことに、寛容になれたり、
子どものことを全然待てずに
イライラしている時間が長かったのが、
子どものことを理解することで
「待つ」ということの意図を理解して、
待てるようになることだったり。

50℃で沸騰してぷんぷんしていたけど
100℃に達しない限り穏やかでいける！
みたいな感覚なのです。

日々の生活の中で
50℃、70℃、80℃になることが
頻繁に起きるとしたならば、

これまでは、
50℃でも70℃でも80℃でも
お湯が沸騰してしまって
キー！！！！と音を立てていたものが
たまにある100℃の時にだけ
物音を立てるようになるならば、
イライラする頻度は確実に減りますよね！

怒らない子育てを目指していたならば、
まずは、怒る自分もいるよね
イライラする自分もいるよね、
と自分で自分自身にハグをしよう。

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