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賢い通学時間の使い方

昨日は、通学時間に本を耳で読むといいという提案をしたけど

今日は、もうちょっと広い視野で見た場合の通学時間の使い方を、学生さんに。

都会の通学時間って、結構馬鹿にならない。例えば、私の生徒で、電車で往復2時間の学校に通っている生徒がいるんだけど、この場合は、3年間では約1,200時間になります。

で、1,200時間と聞くと、相当の単語や年号が暗記できると、ふつうは考えてしまいますよね。なので、単語帳アプリを使ったり、年号アプリを使ったりして、とにかくその時間を丸々暗記に費やそうとする生徒が多いんですけど、私は、それはもったいなもったいない!と思っています。

私が提案する計画書です。毎年、中高生コースの子に紹介しています。

1学期 往路

なぜ勉強するかについて読書する。
おすすめの本

1学期 復路

寝る(笑)もしくは音楽などを聴いて脳を休める。新学期は、心身共に疲れています。帰りは寝るか、音楽を聴くかにしましょう。

2学期 往路

複利の考え方を身につけるために、読書をする
おすすめの本

2学期 復路

読んだ本の実践方法を考えて、実行できるように考える。自分用に具体化する。そして実行する。

3学期 往路

時間管理について本を読む
おすすめの本

3学期 復路

読んだ本の実践方法を考えて、実行できるように考える。自分用に具体化する。そして実行する。

1,200時間、ごり押しで何かを覚えるよりも、覚える方法を勉強する方が良いのです。
例えば、効果的な暗記方法とか、暗記するのに良い時間帯を知ることとか、脳は、睡眠の3時間前まで覚えたことしか記憶しないので、その3時間は勉強しないで何をするといいかとか、睡眠が記憶にかなり関係しているので、むしろ、良い参考書を買うより、質の良い寝具を買ってもらった方がいいとか、そういうメカニズムを知ることが先。

また、ごりごり暗記することが、今後の社会ではどれだけ意味がないことなのかを知ること。そうはいってもテストがあるのに、じゃあ、どうしたらいいのか。そっちの方を自分の頭で考える方がよっぽど大事なんです。

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