引っ越すか否か。

わが家、子ども3人と夫の5人家族。

子どもは小学生2人と幼稚園児1人を抱えている。


母である私には、当然のことながらPTAなどの関わりもある。


今のところ本当に平和に暮らしているのだが、ただ一点心配なことがある。夫の仕事の繁忙期が、いよいよ来年度にやってくるのだ。


今の住まいに引っ越してきたのは、夫の職場へのアクセスの良さと子育て環境を考えてのこと。そんな夫の職場が、2年前の転職により、ちょこっとだけ不便になった。乗り換えが必要なのだ。それに、ちょっと遠い。

そして迎える来年度の繁忙期。残業が増えるらしい。先輩社員からも、家が遠いことを心配されているのだそう。「帰れないかもしれないよ?」的な。

先日の台風の影響で、台風通過後の出勤が本当に大変だったそうだ。いつもなら1時間半もあれば余裕で職場に着くのに、その日は3時間もかかったらしい。もちろんコレは夫に限った話ではないし、首都圏のたくさんの地域に起こっていたことだけど。


そんなこんなで、急に出てきた引っ越しの話。いざというときにも仕事に対応したい。もう少しアクセスのよいところに引っ越してはどうか、ということ。

「死ぬこと以外かすり傷」の箕輪さんの書籍の内容も頭によぎる。

幸いわが家は持ち家ではないから、かなりフットワーク軽く引っ越しも可能なのである。

…てなわけで、ちょっとだけ物件を探してみる。

駅近、築年数はそこそこのもの、異性兄妹なので間取りは3LDKは欲しいかな…


都内で探してみたので、当たり前だが家賃は今より高い。


他にも、車を持たない暮らしをしたいから、カーシェアリングが近い、などの条件でいろいろ探してみた。


どんなところでどんな暮らしをしよう?胸が高鳴る。


が、しかしだ。


ここでまた別の心配ごとが出てくる。


私の小学校PTAのことだ。

息子は現在小4。彼が2年生のときに、クラス役員をやった。それも、結構な大役だ。

そして長女は1年生。彼女のクラスで現役員をやっている。


他の学校はどうなのかわからないが、今子どもたちの通う小学校では、それぞれの子どもに対し、6年間に1度は役員をやらなければならない。

わが家は今2人在学中であるが、それぞれの役員は今年度で終わる。

それが引越しして転校するとリセットされてしまう、という心配ごと。

2年前、クラス役員に選出され、広報部員となった。ここまでは順調だった。実はクラス役員の選出のあとには、各部の正副部長の選出が待ち構えており、残念なことにくじ引きによって部長に就任してしまったのだ。

当時は未就園児の次女を連れての活動。たびたび小学校に足を運び、それはそれはとても面倒であった。

それを乗り越え、それも3人の子どものうち2人分の役員がもうすぐ終わろうとしているのに、転校によってリセットされる…


私はそこまで気にはしていなかったが、夫が気にかけてくれていたのだ。


引っ越しして家賃が上がる以上、私もしっかりと今以上に働かねばならなくなるはず。その妨げになってしまうのは確かに心配だ。

それに、次女の幼稚園探しも転居先付近から急ピッチで進めなくてはならない。

もちろん引越準備も。


そう考えたとき、またまたふと考えたのである。


確かに来年度、夫の仕事は繁忙期を迎える。

が、とりあえずはその1年だけ。

それも4月から3月まで年度いっぱいまるまると忙しいわけではなさそうだ。


それなら、本当に残業が長引いてしまったときのみ、職場付近のホテル泊、終電に間に合えば帰宅、で十分ではないだろうか?


子どもたちの転校・転園もせずに済む。引越の大変な荷造りもしなくて済む。当然、引越費用も新居の敷金礼金等も発生しない。


トータルで見て、この方がお金がかからない。笑


夫の仕事が忙しくなっても、時折職場付近のホテルに泊まれるのならば、通勤の負担も軽くなるだろう。

働き方改革が大きく取り上げられている以上、今までの繁忙期のように残業残業…とはならないだろうとも考えられる。


夫婦でいろいろと話合った結果、現状維持でいこう、ということに。


でもいつかは、たぶん息子の中学進学ぐらいを目安に、今の住まいからは引っ越すのではないかと思う。

子どもの習い事の送迎や、幼稚園・小学校行事で足を運ぶことも考えると、子育ての負担が落ち着いた頃に引っ越すのもありかな、と。

「持ち家か賃貸か」

いろいろなところで議論がなされているが、それぞれの考え方があっていいのだと思う。わが家はいまのところ賃貸派ではあるけども。


気軽に引越ができるのはメリットだと思う。住まいを変えると、必然的に所属するコミュニティも変わる。それは大きな刺激になるし、自分が成長できる気がする。もちろん、嫌なこともあるかもしれないけれど、ね。

今回の引越の話は流れてしまったけれど、また新居探しに心ときめかせるときがやってくるのが、今から楽しみで仕方がない。

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