書くことのメリット
はじめに
書くことに関して私に立ちはだかった壁
私がnoteを活用して文章を書くことを再開して今日で3日目となりました。私が以前noteを更新したのは4ヶ月以上前になります。
今回、note更新を再開するまでの間『noteを更新しよう!』と思ったことが何度もありました。でもその度に、私に立ちはだかった壁がありました。それは『書くことへの苦手意識』です。その苦手意識が、noteを更新しようとする度に、ヒョッコリ顔を出し、一歩踏み出せない状況が4ヶ月以上も続いていました。そんな中、blog再開へと背中をポン押して頂く機会に恵まれて、何を書くか内容もまとまっていないままに、私はnoteを開き、思いつくままに書き始めることにしました。
そして、書き始めて思ったのは、書くって素晴らしい行為だ!ということ。今日は、改めて気づいた『書くことのメリット3つ』を紹介したいと思います。
書くことのメリットについて
メリット1:学びを人間力に変え、感謝の循環を起こす
今の時代、わからないことがあると、すぐにネットやYouTubeで調べたり、誰かから学んだり出来る環境に恵まれていますよね!
そのような私たちの『知りたい』『出来ない』『成長したい』という欲求は満たされやすい時代ですよね。でも、人間は忘れる生き物。調べても忘れる。そんな忘れっぽさを年齢のせいだと思うことはありませんか?
学習内容と記憶について調べたエビングハウスの忘却曲線によると、人間は、何かを学んだ後、1時間後には42%忘れ、1日後には56%忘れ、1週間後には77%忘れ、1ヶ月後には79%忘れるそうです。
でも、学んだり、調べたことは、せっかくだから、自分の知恵や人間的魅力として活かしていきたいですよね。学んだことを忘れることなく、知恵や人間的魅力として活かしたい。その問題解決に効果的な方法があります。その効果的な方法をまとめた表があるのですが、私は、定期的にその表を見ては『私は今、どのやり方になっているかな?』と自分の現在地を知る助けにしています。その表は何かというとアメリカ国立訓練研究所による学習方法と平均学習定着率を調べた『ラーニングピラミッド』です。
ラーニングピラミッドによると、
講義を受ける学習方法だと、学習定着率5%、読書による学習方法だと、学習定着率10%、視聴覚による学習方法だと、学習定着率20%、デモストレーションによる学習方法だと、学習定着率30%、グループ討論による学習方法だと、学習定着率50%、自ら体験する学習方法だと、学習定着率75%、他の人に教える学習方法だと、学習定着率90%。と言われています。
この『学習ピラミッド』の理論を応用すると、調べたり学んだりしたことを、書くことを通して、アウトプットだけではなく、他人に教える(伝える)という意識も持つと、もれなく、そのことに関する知識が自分自身の知恵や人間力に繋がり、さらに、その情報によって、気づきや学びが得られたと感じてくれた方から、感謝されるという好循環が生まれます。
学びを学びで終えることなく人間的魅力や成長のエッセンスに変えて、そして『忘れっぽさ』を年齢のせいにすることなく、どんどん伝えて、記憶に定着させながら、感謝の循環を生み出して生きましょう。
メリット2:辛かった経験にも感謝する視点が持てる。
私たちは生まれてから今日まで、いろんな事を経験しながら生きてきましたよね。楽しかったこと・辛かったこと・悔しかったこと・乗り越えてきたこと・・・。でも、懸命に自分の歩んできた過去を振り返ったとき、あれやこれやと記憶が散らかっていて、自分の生きてきた過程や恵た叡智などを、死ぬ間際の走馬灯の時にしか振り返れない!なんて状況になっていないでしょうか?私は、今回、過去から現在に至るまでの歩みを書き綴りながら、脳内が全く整理できていなかったことに気がつきました。
今回、私はnoteを通して書き綴りながら、過去『やり散らかしてきた』と思っていた出来事たちが、どんどん綺麗に整理整頓され始めて、あの出来事が今に繋がっているんだな。と、当時は辛かったことさえも、今に繋がるために欠かせなかった出来事であって、全ての経験体験に関して、感謝の気持ちを持つことができる・あの経験を乗り越えてくれた自分自身にも感謝の気持ちが湧いてきました。
振り返り書くことや、思ったことを書き綴る行為は、記憶を思い出している行為になります。でも『脳内でただ思い出しているだけ』では、形がなく、また一瞬で忘れてしまうものです。
その形のない『記憶』に対して、文字という『形』を与えることで、自分の歩んできた曖昧な記憶たちが『確かなもの』になり、客観的に見て、新たな視点から見て気づきを得るキッカケが出来ます。
そうすることで、過去ー現在ー未来の繋がりが見える化したり『あの出来事があったから、今の道に進んできた』『あの出来事があったから、私は、もっと頑張って成長してきた』『あの出来事があったから、痛みを知って優しくなれた』などという、過去の出来事の意味付けが変わる。ということが起こりました。
書くことによって、全ての経験体験に、意味を持たせて、これからより良く生きるための力に変えていく。そうやって、全ての経験体験から学びを得て力に変えて日々過ごしていきたいですね^^
メリット3:コミュニケーション能力が上がる。
書くことでコミュニケーション能力が上がるとはどういうこと?と思う方もいるかもしれませんね。『書く』という行為を、ただ思ったことをツラツラ書くということではなく、誰かが読む。という視点を持って書くという前提で見てみると
『書き手』ー『読み手』がいるという構造になり、と『書く』ということは『読み手』とコミュニケーションを取るための道具(手段)となります。この書くという手段を使って相手に伝わるように書く。いわば、『書き手ー読み手』の共同作業がなされているということになります。
ということは、自分が思ったことを書いたのち、相手に伝わりやすいかな?理解しやすいかな?と再度見直すことによって、相手の視点に立つスキルを上げることができるということです。これは、日常でのコミュニケーションでも非常に役立つスキルです。
以上、書くことで得られるメリッと3つをまとめてみました。今日も最後までお読み頂き、ありがとうございました^^
愛と感謝を込めて。
ゆか
読むことは人を豊かにし
話すことは人を機敏にし
書くことは人を確かにする。
フランシス・ベーコン