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ままならないホリデイ

 れやれまたやってしまった。3日続けて7~8時間しっかり寝ても抜けない疲れに体がダウン、わりと不本意なデジタルデトックス。これまで何度か医者にかかったものの、はっきりした原因はよくわからないままだ。けれども要因というか遠因として挙げられるのはおそらく『目の疲れ』、そこから頭、首、肩と筋肉が強張って痛むものだからヒドいときにはほぼ寝て起きることしかできなくなる。だって趣味のほとんど、娯楽のほとんどは目から情報を得て楽しむものなんだもん。ただでさえへろへろの状態だのに、さらに疲れが蓄積するのは言うまでもない。

 ういった状態になるのは最近の話ではなく、かなり前から……20代の頃から時々、しかしずっと続いている。だいたいひと月に1,2回のペースだ。そりゃまあいくらか中身は変われど主立った趣味はゲームとPC作業でそれら自体は以前のまま、要はウチでやってることが今も昔もほとんど変わってないわけだ。部屋もそう天井の高くないアパートだったり和室だったりで、パソコンデスクや人間工学に基づいたチェアなどを置いたこともない。作業はたいていこたつに座椅子、姿勢の悪さは大いに影響しているだろう。最初こそ意識して背筋せすじを伸ばしていても、長時間になれば、やはり。

 いついウチでのことばかり思い返してしまうが、よくよく考えてみればこれまであまり自分の体を顧みたことがなかったかもしれない。それこそ最初の職場では三交代勤務で不規則な生活をそこそこ長く続けたし、別の職場でトラックの荷台から軽く落っこちたこともあれば、また別の工場においては作業のために歩き詰めだったせいで両足の親指の爪が内出血を起こして、結果爪が剥がれたりしたこともあった。ほぼ毎月職場の飲み会があった時期も……。
 ううむ、こうして列挙してみただけでも健康的とは言い難いな、正直。人によって得手不得手があるし感じ方はそれぞれだが、私としてはこうして文字に書き起こしてみるだけでもなかなかしんどいものがある。体験と結びついているから余計に、かもしれない。

『痛さというのは身体が「やめてほしい」ということだから、無理して痛くしないように』というのは、ずいぶん前に買ったDVD付き書籍の映像の中で、『自力整体』の発案者で著者の矢上さんが言っていたことだ。

(余談:オフィシャルサイトまであるのは今の今まで知らなかった)

 たまーに痛みを乗り越えないといけない場合もあるものの、基本的には言葉の通りだと思う。何かをやりすぎてどこか痛むならしばらく離れたほうがいいし、無理して動けなくなるのは自分、ということもわかっているし。それこそ、痛いほどに。

 とえばヒトとしての愛のカタチであったり器であったり、そういった精神性の部分を意識しすぎていた、ように思う。人間やっぱり心と体と魂の三位一体、心穏やかに過ごそうと試みるなら体もまた穏やかに、無理な負担をかけすぎないように過ごすのが良いのではないか……まあ、少々の疲れじゃ仕事を休んだりもしにくいのは、まだまだ残念な現実ではあるのだけど。

 あ、そんなわけで2日間の休日のうちの1日(昨日)は結局ほぼ全ロスト、作業がなんにも進まない。かといって下手に今日にすべてを懸けるとまたロクなことにならないので、今日のところは根詰めすぎない程度にやっていくことにしよう。夜はゲームやPCなんかの透過光を極力浴びないようにしてみようか、などとも思っていて、空いた時間はもうちょっと刺激の少ないことに使ってみたい。
 たまの休日、リラックスしてしずかに自己にひたるひととき……なんてのも、悪くないんじゃないかな。

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