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春眠スリーピング

 きたら夜が明けている。いや朝なんだからそりゃそうだろうって、少なくとも1カ月くらい前まではそうでもなかったはずなのだ。季節のせいもあるといえ、まだ夜の明けきらない、仄かに暗い時間帯に目を覚ましていた、はずなのだ。
 それがここのところ、どうにも起床時間がズレてきている。ムラはあるが普段より20分から30分程度遅い。目覚ましがなくても起きられるのはいい事だと思うし、遅刻になるわけでもないから実生活において支障というほどの支障はない。けれども朝の2,30分、この時間を甘く見てはいけない。この時間があるかないかで当日の記事の準備ができるかどうかが大きく変わってくるのだから。

 でそんな記事記事言うのかって、noteに間借りしてる身、個人ホームページとはまた違うとはいえコンテンツは充実させときたいじゃないか。空いた時間で手軽に読めるスキマ読み物を意識しているウチとしては記事はあればあるほど良い。
 サイト自体の改善は運営側がやってくれるし、エディタにスパッと記事を書いて公開ボタンを押せば基本的には作業終わり、画像もある程度使い放題作り放題……と個人でレンタルサーバー借りてドメイン取って、FTPクライアント使ってデータの送受信をしていた頃と比べると労力なんて半分くらいで済んでしまうし。

 一日のスケジュール(といってもサラリーマン業がほとんどだけど)を考えたとき、朝の時間だけで記事一本上げるのは若干きびしいところがある。Xのアイサツ行脚もリプ返もとりあえず同時進行、あとは支度諸々もあるし、というわけで朝に途中まで書いておいて続きは夜というのがここ最近のルーティン的なものだ。夜は夜で他にやるべき事……までは無いにしても、生活必要時間を引いたうえで、その日のストレスをため込まないために娯楽に興じたりなどもしたいわけで、となると時間はそれほど潤沢でもない。けれども記事も書きたい。
 そんなこんなで気がつくと就寝時間が後ろにズレることもあり、と書いたところで原因のひとつが明らかになってしまった。寝るのが遅くなれば起きるのもまた遅くなる、自然のセツリってやつだ。どんなに遅くとも日付が変わるまでには寝ているから、睡眠時間が短くなることもなく……。

 らば朝の準備時間を多めにとって長めに書いておいて、夜は仕上げだけにすればいいのではないか、という考えに行く着くのは至極当然の流れと言えるだろう。しかしこれがなかなかむずかしい。ひと口に記事の準備といっても頭の中に湧いたものをそのままアウトプットしているだけなので内容と量は日によってWaiting&Waiting――要はまちまちなのである。冒頭一行だけのところから一気に書き上がることもあれば、3割くらい進めた状態から完成に向かうこともある。
 ヘンに進捗だけ稼ごうとして浮かんでもない言葉を書きつけてみても、そのうちピタリと止まってしまうから不思議なものだ。この特徴というか傾向みたいなものは小説を書いている時にもあって、なんだか急に筆が進まなくなったな、というときには直前の数行をためらいなく消してしまうとうまくいく。湧き上がる文章の流れと順番を無視すると途端に後が続かない。これは私だけかな?

 ういうわけで、なるべく夜更かしにならないように急いで文字を打ちつつ、心のおもむくまま、流れのままに『なんかこのごろ朝起きられないなあ』というだけのことについてこれだけ書き連ねてみたりするのである。


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