さて日々の習慣と言われて何が思い浮かぶだろう。毎朝のラジオ体操第一もそうだし、月に一度は近くの神社で手を合わせてみたりだとか、ちょっと前に書いたトイレ掃除の話なんかも、それを定期的に行っているという点では習慣だと表せなくもない。あとは『夜寝て朝起きる』というのも、ある程度の期間それができない状態が続いた身にとっては大変ありがたい健康的習慣だと述べておきたい。当たり前と思われる行為も実は習慣のひとつではないか、という観点から言うなれば最たるものはやはり呼吸だろう、寝ても覚めてもやってるし……って、そりゃ生存に必須だから気分次第でいつやめてもいい『習慣』とはまた別か。ま、それはさておき。

　考えてみてもあまり大した事柄が浮かばないしと書き出してみても、やっぱり大したことはない。まあ真に習慣化されているものはすでに生活の一部であろうから、改めて自覚するのも難しいといえば難しいかもしれない。単純にほぼ毎日行っていること、としてはサラリーマン業があてはまるが、その話はしないと決めている。どこかしら専門的な話になるし、そういった話は専門的な情報を求めている人でなければ読む側に余計な労力をかけさせてしまう――おっと、これはあえて『習慣にしていないこと』になるかな。
　エディタに向かってこういうやつ書いてるさなかで『習慣』なんて言葉が出れば、同じくnoteやってる多くの人から『記事書くのが習慣になっています！』みたいな話が出てきても別段、不思議ではない。せっかく始めたのだからできるだけ続けなきゃソンであるし、習慣化するために連続投稿に取り組んでいる人もたくさんいる。
　ということは裏を返せば、これまで習慣と言えるほどの習慣があまり無かった、という人も実は多いのではないだろうか。noteのように没頭できるものがひとつあれば、毎日とか毎週とか毎月のルーティーン、習慣的なものになる。ジャンルにもよるが記事を書くにも下調べなり勉強なり必要で、また自分で納得のいく文章を書くため、構成を練るために頭をひねらなければならない機会も多かろう。それを習慣として――つまりは楽しく続けられている人のほうが多い、と信じていたいが。

　んで結局のところ私の習慣は何なんだと問われれば、『習慣って言えるほど大したことしてないんだよね』という小っっっさい事象ネタを可能な限り薄ーく広ーく伸ばしに伸ばし、伸ばされた１０００字以上を起承転結のワクに放り込んでとにかく記事の体裁をととのえること……。
　見た感じ何にもない、事実ほぼその通りのところからでもネタをひっぱり出して記事に仕立て上げるのがここ最近の習慣といえば習慣だろうか、なーんて。

#習慣にしていること