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映画「みんな生きている~二つ目の誕生日~」見ました。

少し前になりますが、神戸で「みんな生きている~二つ目の誕生日~」を見てきました。
この映画は、主人公が骨髄移植をした経験を映画化されたもの。

いやぁ~リアルでした。
映画を見ながら、自分の発病から入院までのことが走馬灯のように流れた。

私は8年前、血液がんのひとつ骨髄異形成症候群を発病。
5年生存率20%、助かるには骨髄移植しかない、と告知を受けた。
骨髄移植をするには、血液型ではなく白血球の型(HLA)が合わないと
いけない。ここではHLAの話は割愛するけど、兄弟で100%合う確率は25%。幸い私は妹と100%あった!

移植して復活するも、その1年以内に急性骨髄性白血病で再発。
2度目は、妹からの移植はうけることができず(また再発してしまうから)今度は、HLAが50%合っていた弟から移植を受けることができた。
(ハプロ移植という移植方法、当時はできる病院が限られていた)

そして今、元気に復活しています!
このように、私は奇跡的に2度とも兄弟からもらうことができたので
ドナーを探したりヤキモキする時間がなかったのだけれど、
親、子供、兄弟と型が合わない場合は、骨髄バンクで探してもらうしかない。
この映画の主人公は、最終的に骨髄バンクのドナーさんから移植を受けることができたわけだが、ドナーが決まるまでの待ってる時間のこと、
一方でドナー候補となった人が、骨髄提供します!と了解してくれるまでのこと(主にドナー候補の家族が骨髄提供を反対する)が細かく描かれていた。骨髄バンクからの提供を経験していない私にとっては、特にドナー候補家族がどんな思いを持っているのか、がよくわかってとてもよかった。

もし、自分の家族で骨髄移植が必要、となり、自分と発病した家族がHLAが合ってる!となったら、きっと二つ返事でOKと言う人が多いと思う。
でも骨髄バンクでドナー候補となると、どこの誰だかわからない人(情報は教えてもらえない)に自分の骨髄を(入院して採取して全身麻酔して)提供することになる。
骨髄バンクドナーさんってほんとにすごい!すごすぎる!!

自分がもし骨髄バンクに登録していて、誰か知らない人の適合者となったらどうするだろう? でも自分の骨髄で誰かの命を助けることができるんだったら、やっぱり提供するだろうなぁ。(実際は献血さえもできないが)

まだ全国各地で上映されています。
公式サイトの劇場情報でチェックしてみてください。

骨髄移植はちょっと・・・という場合は
ぜひ献血のご協力をお願いしたいです。私は骨髄移植をしてきれいな元気な血液が体内で作れるようになるまで、かなりの期間ほぼ毎日、輸血をしてもらってました。そのおかげで命をつないでもらいました。
献血の所要時間は、20分~1時間(個人差あり)
ぜひ、ぜひ、すぐにできる社会貢献の献血をお願いします!!
献血ルームでは、同時に骨髄バンク登録もできるみたいです。

(599) ドナー登録するにはどーするの? - YouTube
(599) 身近にあるボランティア「献血」のご紹介 - YouTube

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