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おひとりさまを楽しむが基本

おひとりさまの始まり

2005年頃から「おひとりさま」という言葉を耳にするようになりました。

その当時は、アラフォーで独身な女性は「負け犬」と言われ、まだまだ結婚するのが普通でしょ。な見解が大勢を占めていましたが、未婚、非婚を選択する独身が増えてきた時代背景がありました。

おひとりさまがビジネスになる

女性が一人で入りやすい空間作りをする店舗が増えてきました。

ひとりで入ることにためらいがある焼肉や、鍋をつつくことができるスタイルが出てきたのもこの頃だった気がします。

アラフォーは年齢的に既婚の友人は家庭や仕事、子育てに忙しく、なかなか時間があいません。だから、こうしたお店は、時代の求めるものとしてドンピシャだったのでしょう。

おひとりさま認知度上がる

そうこうしているうちに、101匹目の猿現象のように、最初はちょっと珍しい光景がある時点から当たり前の認知度を得られるようになるものです。

すると、おひとりさまでの活動範囲が広くなっていきます。

昭和な時代、女性が一人でに旅に出ると、傷心旅行⇒自殺と連想する宿が宿泊されてくれなかったと聞いたことがあります。時代の流れですね。

おひとりさまを楽しめる人

おひとりさまは、アラフォー以上の未婚、非婚者を指すものだと思っていましたが、最近、離婚、死別、家族の独立をきっかけにおひとりさまになる方も多い気がします。

ある70代の女性は、現在一人暮らし。
お料理を作るのが大好きで、一人暮らしになっても変わらず。
娘さん家の晩御飯を作りに行ったり、作り過ぎたおかずは近所のお友だちに配ったりしているそうです。

お料理するために、自宅のベランダで家庭菜園もしているとか。
ひとりと誰かと関わるのスイッチの切り替えがお上手なんですね。

おひとりさまが楽しめない人

20代、30代からずっと一人暮らしできたら、自分なりのペースができてきているから、かえってそれがラクだと思う人も多いでしょう。

しかし、ご高齢になってから子供が独立し、親やパートナーがお空に旅立ち、気がつけば広い家に自分ひとり取り残された感じがする人は、おひとりさまの孤独感、さみしさに居たたまれなくなるかもしれません。

話し相手がいるわけではなく、何をしていても楽しくない。子供たちはあまり家に寄り付かない。自分の存在が誰にも必要とされていない。あんなに尽くしてきたのに・・とてつもなくさみしさ、孤独を感じてしまうでしょう。

「一人でいいよな」にイラっとする

おひとりさまで、自分の収入が全てな個人事業主の私にとって、この言葉は、いつもイラっとします。

なぜなら、家族がいるからご飯作るけど、自分のためなら面倒くさいからテキトーに済ませると同じように、誰かを幸せにするために頑張る力が湧いてくるのです。
自分だけなら折れても自分だけ、私はそれで何度も折れました。チーン。

「いいな、(家族もお金も仕事も)なんにもないになりたいんだよな。それでも平気なのを早く実感したい!」と言われると、あなたのその引き寄せ力があれば、そのうち必ずなれますよ。と、フンと思います。

人は自分に今ないものに憧れるから仕方ないのですが。

おひとりさまだから孤独ではない

私はおひとりさまと言われるのが、あまり好きではありません。
仲間外れのイジメにあって、孤独に対する怖れがとても強くありました。
他人から相手にされない、バカにされている気がしてました。
わざわざそのカテゴリーに入れられることに、すごく抵抗がありました。

しかし、自分と向き合ってきて気づいたコトがあります。

それは、おひとりさまに孤独を感じるのは、状態とは関係ないということです。家族や仲間がいても孤独を感じている人は大勢います。

孤独の原因は?

私の孤独への抵抗が薄れてきたのは、自己受容して自分と仲直りをしてきたからです。

・こんな自分じゃダメだ
・もっと頑張らないとダメだ
・どうせ自分なんか・・・
そうして表面的に平気ぶっていても、自分にダメ出しをしてきました。
自分を正当化するために、いつも他人と比較し、ジャッジしてきました。

私は、心や身体がもっと休もうよ!とサインをくれたとしても、思考で無視して、つぎつぎ課題を見つけてはクリアしようと自分を駆り立てました。

脳 > 心と身体
と自分と自分の内側がアンバランスになっていました。
マイペースも無視して、周りのペースにあわせようとしていたので余計に歯車が上手くかみ合わず常に不安定でした。

こうして、自分と自分の内側がかけ離れるほど孤独を感じるのです。

自分を大切にする

これまで自分の気持ちより、周りからどう思われるかを優先してきました。

他人にどう思われるかを考えても、それは相手が決めることです。
誰かのためにムリしても、自分にそのエネルギーが不足した状態では相手が期待どおりよろこんでくれるとは限りません。

だから、思い通りにならない他人を介することなく
・自分で自分をいい気分にする。
・自分気持ちや身体を大切にする。
これが、自分と仲直りする第一歩です。

自分と仲良しになると、心の余裕がでてきます。
自分が自分であることに、居心地の良さを感じます。

自分ひとりでも楽しいと感じられるようになれば、他人と関わることがもっと楽しくなってきます。
すると人生がずっとラクに生きられる♪
そんな感じがしてきませんか?





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