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全てのHSPや繊細さんが生きづらさを抱えてる訳ではないのと同じように。。。

はぁい、ゆかりです🙋‍♀️
ちょっと前に「HSP」「繊細さん」があろうことか流行語のように散見するような事態をキャッチ。
状況の危惧を鑑みて、1年前に文字起こししたことがありました。
今はそんなに私自身が気にならなくなったにせよ、そんな傾向はまだ見られるという話を受けて。
再度noteに簡単にまとめてみます。

以前の記事、参考までに⏬

【生きづらいってそもそもどんな?】

私は自分自身が幼少期より、なぜか世界から隔離されたような浮いてるような生きづらさを感じていたためか。
人や人の心、生命、世界ってどうなってるの?などに興味があり。
学んだり探究したり、未だプロセスの中にいます。
そうこうしているうちに、相談援助職に就き、その経験から原動力を得て、今では心と魂の目に見えないけど人にとってとても深淵で本質に迫る分野で活動するに至っています。
(体系化へと向かっている最中です)

でね。
「生きづらい」ってなんだろう、どうゆうことだろう。
というテーマを考えたときに。
「どんな人もその人は世界にたった一人しかいない。みんな違うものを持って生まれ、違う環境で違う経験をしている。そもそも同じ環境で同じ経験をしても、生まれ持ったその人の『性質』が違って変化や成長の仕方もスピード感も違うのだから、意識しているしていないに関わらず、自分と違う人間やら何やらの中で生きるのって、その人だけの生きづらさは存在するものではないか。」
という考え方が何年も前からしっくりきていて、今もそこそこそんな考えの中で生きていたりする。
また変容するかも知れない、ということが前提で、今はそんな感じ。

今なんらかの生きづらさを抱えている人は、是非とも自身に問いを立てていただきたい。
「なぜ生きづらい?どんな要素が生きづらい?なんのために生きづらさを抱えている?」
質の良い問いを立て続けることは、人生を飛躍的に豊かなものにしてくれます。
あなたについての答えなんて、あなた以外の人が持っている訳がありません。
「自分のことなんてわかっているようで全然わからない」って知る人だけが、本質へと迫ることができるスタート地点に立てるのです。

【HSPや繊細さんの生きづらさはどこからくる?】

HSP、繊細さんでなくとも「生きづらい」人で溢れている。
とはいえ、HSPや繊細さんが「生きづらい」と感じる理由ってなんなんでしょうか?
少し私と一緒に掘り下げてみませんか?
あなたが考える理由ももしよければ教えていただけたら幸いです。

少数派(マイノリティ)であるから
人間に限ったことでなく、動植物にも生き残り戦略として敏感な性質を持つ個体が全体の約20%を占めるようです。
5人に一人がHSP、繊細さんです。
こうして見ると一定数存在することがわかりますが、社会全体で見れば少数派であることには変わりません。
いい悪いではないですが、例えば社会は健康である状態を基準に制度や環境が作られていっています。
右利き、左利きに至っても同じ理由で、右利きを基準に商品が作られたりものの設置がなされていたりします。
悪意的なものはなく、ただ多数派に合わせた仕様になっていますね。
繊細さんの生きづらい理由はこれと同じようなことが考えられます。
例えば、BGMの大きさ、空調の温度、働き方など、もっと細かいことまでも多数派に合わせて設定されていますね。
他の周りの方のストレスの感じ方と、HSPや繊細さんの感じ方が大きく違うと言えども、それを伝える尺度もなければ伝え方も簡単ではありません。

生育環境の影響
HSPや繊細さんと呼ばれる人は、「性格」「性質」というよりも、生まれ持った「気質」によるものであると言われています。
「気づく」「ストレスを受ける」ことに対して、「大丈夫」と思えるかが重要だと考えます。
その心の仕組みは後天的な環境で育まれていきます。
どんな家庭環境だったか、両親の声かけの仕方、安心して自分の感覚を育めたか、などに欠落があった場合は、自尊感情を育むことができず不安なまま過ごしたり、自分が他の人よりも弱く神経質に感じて自分を否定したまま大人になったり、そういったことが原因になっている、と言えます。
繊細であるかどうかが生きづらさと直結している、とは言い切れないものがあります。

現代社会の状況
VUCAと呼ばれる先の見えない時代に突入し、「自己責任」や「自由」という個のポテンシャルに注目されることが増えてきました。
スピリチュアル業界で言えば、「風の時代」ですね。
この社会情勢や時代の変遷によって、HSPでなくともストレスフルな状況になっています。
ストレスというのは、決してネガティブな出来事に限らず、「結婚」「出産」「出世」「進学」などの一見するとおめでとうと他者から声をかけられるようなポジティブな人生の転機にも、大きくかかってきます。
HSPや繊細さんは感受性が強い分、ストレスを感じる力も強く、周りからの影響を受けやすいと言えます。
他者を軸に配慮することが自然なHSPにとっては、つらさを表現することができずに抱えきれなくなるまで自分を苦しめる人も多いようです。
しかも「やさしくしよう」「思いやりを持って接しよう」「チームワーク大切に協力的に!」などいちいち意識していないことが多いと思います。
「当たり前」設定だからです。
むしろ「自分は他者への配慮が足りないのではないか」「あの時、冷たい態度をとってしまったかも知れない」などと必要以上に気にしすぎる傾向もあります。
社会の歪みに触れて、現象として悩みが出たときに初めて自分が繊細気質だと気づく人もいるほどです。
HSPや繊細さんは、その研究がなされる前から存在していたのだけど、今の社会状況の歪みによって「生きづらさ」を自覚する人が露呈してきているようにも感じなくもありません。

【生きづらさとどう付き合う?】

では上記のような中で、HSPや繊細さんは自力ではどうしようもないのか?
と思われたかも知れませんが、そうではありません。

3つの要因を挙げましたが、複数が絡み合って相互に影響しています。
そして私たちの誰もが、社会の一員であることも忘れてはならないと思います。
「社会が悪い」「育った環境が劣悪なせいだ」と言っていても何も変わりません。
一人一人が、その家庭や社会をつくっている一員だということは、どうゆうことでしょうか?
家庭や社会がつくっている価値観や通念が自分のものとして入り込んでいないかどうか、確認してみるのもいいかも知れません。
自分の本音を見つめて、自分を大切に、自分を認めて、そして周りとの関係性を織り成していく。
自分も周りもあるがままの姿で、違ってるからこその全体で、一人一人が全体の一部だ、と心から思えるようになると、生きづらさどころか世界が面白くて可能性の塊に見えてくるはずです。
そんな世界がいいなぁ、と願っています。

自分の本音がわからなくなった時は。
ドラマチックに暴走する思考はあまり役には立ちませんし
巷に溢れかえっている、知識や情報もあまり役には立ちません。
自分の身体の感覚に意識を傾けて、身体の声を丁寧に掬い上げると良いと感じます。
身体はとても正直です。
思考や感情が誤魔化そうとしていることすらも、明晰に教えてくれることまであります。
身体症状や硬さ、呼吸や皮膚の様子を見ていくことが、心の状態を知るセンサーになってくれます。
ただし、「身体の声」はあくまで「身体の声」であって、「魂の声」というわけではありませんし、「自分の本当の望み」が明確化するかはまた別の話だと思います。

そしてこのように細やかな感性があるからこそ、表現できることや周囲とのつながり方など、新しく見出す洞察すらもHSPや繊細さんの持ち味でもあります。
「生きづらさ」にフォーカスしている間は「生きづらさ」を証明する現象ばかりを集めてしまいますね。

【結びに】

今回も最後まで読んでくださいまして誠にありがとうございます。
簡単にまとめようとしてもついつい熱が入り、長文を綴った中、少しでも心の奥底に届く何かを見出せていただけたら幸いです。
HSPや繊細さんは、奥側を見ていく力に長けていますので、きっとあなたなりの「本質」に触れたのではないのかな、と思っていたりもします。

繊細さんだろうとそうでなかろうと、誰しもが世界にたった一人しかいない、大切な世界の要素(エッセンス)です。
世界が幸せになるには、「あなたの幸せ」を度外視するわけにはいきません。
世界平和や調和を望むHSPや繊細さんがほとんどだと思います。
世界のためにも、まずは自分自身で本来の自分のイノチを輝かせて生きて、幸せな自分で在ることを創っていこう!と決めていただけたら、こんなに嬉しいことはないです。

今日も全力で感謝!
あなたに、ありがとうございます。

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