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2022.10月振り返り~できることからコツコツと~

オレゴン州ポートランドに来て丸2か月が経過。同時にフリーランスとしても2か月を経過したことになる。

特に大きな変化はなく、コツコツと定期的にいただく案件をこなす日々。受注を増やすためクライアントの新規開拓をすべく、トライアル(※翻訳会社に登録してもらうための事前試験のこと)に挑戦したり、翻訳コミュニティの「アメリア」に入会して勉強したり。

収入安定化のため、もっと色々やらなければ・・・!という焦りも感じ始めている。ただ、ポートランドにいられるのも時間が限られるため、ここでの生活も楽しみたい。いろんなもやもやを抱えた1ヶ月だった。やってきたことを整理して、また来月から頑張りたい。

10月の活動実績

翻訳業受注実績

A社から11件、B社から2件。
これまでと同様、平均的な受注。安定した収入のためには、この受注件数を増やしたい。

A社の携帯電話のローカライズは、プライバシーポリシーなど規約に関わる内容が増えてきて難しい内容も増えてきた。法律用語や規約に関わる言語にも慣れていきたい。

B社はソフトウェアやアプリのマーケティングに関わる内容が多い。個人的には一番楽しい内容だ。簡潔に、かつ的を得た自然な日本語を探すのが毎回難しいがそこが面白い面でもある。日本語の引き出しを増やしていきたい。

トライアル

3社のトライアル(Game分野のC社とIT分野のD社、E社)と、アメリアの定例トライアルに初めて挑戦。

ビジネス系ソーシャルメディアのLinkedInのプロフィールを更新したところ、海外の翻訳会社から複数の問い合わせをいただいた。その中で3社のトライアルに応募。Game分野のC社とIT分野のD社は不合格だった。E社に関しては現在も結果待ち。

Game分野は私にとっては未知の分野。全くGameをしない私には向いていないと思って、これまでオファーがあってもすべて断ってきたけど、これも勉強のうち、と今回は断らずに一旦トライアルは受けてみようと決意。

やはりトライアルも慣れない内容、言葉だらけで苦戦した。でも、そのGameの背景を知れたり、適切な日本語表現を検討したり、不合格だったけれど未知の世界を垣間見れた気がして、とても勉強になった。ただ、やっぱり向いていないと感じたことも事実。これもひとつの収穫か。

未知の分野のトライアル受験にあたり、米国人パートナーと会話したことがとても印象に残っている。

自分にチャンスを与えてあげること

"Don't give up on yourself." "Give a chance on yourself."
「自分で自分をあきらめないで」「自分で自分にチャンスを与えなさい」

Gameの分野はやっぱり苦手だ、そんな話を米国人パートナーにしたところ言われた言葉。

フリーランスは自分で自分のスキルを磨き続けなければならない。会社にいれば、半強制的にでも研修や教育、学びの機会があるけれど、個人で仕事をしていると意識的に学びの機会、チャンスを掴みにいかないと立ち止まってしまう。

自分が成長できるチャンスをわざわざ自分で制限をかけないこと、自分が成長できるチャンスを自分で自分に与えてあげること。誰かが与えてくれるものではない。どんな状況も自分でチャンスを作ったり、掴みにいったり、その意識が大事だと気付かされた。

今後も、小さなことでも「これは自分にとってチャンスなのでは?」という意識を持てるようにしていきたい。

心の動き

フリーランスとしての自覚を認識

そのうち取り掛かろうと思っていたけれど、急遽必要に迫られてフリーランスとしての名刺を自分で作成した。シンプルなのがいいけれど、シンプルすぎるとなんだか味気ないし、デザインに凝りすぎてもなんだか意味ないし、、とあれこれ考えながら見よう見まねでなんとか完成。

必要だった英語ver.の名刺のみ、即席で作成したが、日本語ver.の名刺も準備しておきたい。

完成版をみると、私は「フリーランス翻訳者」なんだ、と改めて自覚した。自分の肩書を示せるものがあるのはいい。これからもっと自信を持って「フリーランスの翻訳者です」と名乗れるように頑張ろう。

私の理想の生き方とは

クライアントの新規開拓のため、LinkedInのプロフィールを更新したところ、色々な会社の方からメッセージをもらうようになった。中には翻訳とは関係のない仕事もあったけれど、自分をアピールするためにも定期的にプロフィールは更新すべきだと実感。
探しているのはフリーランス、かつ在宅でできる翻訳のお仕事だが、ありがたいことにプロフィール見てくださった方からフルタイムのお仕事のポジションのお話もいくつかいただいた。

これまで観光業に携わっていたこともあり、特に観光系の会社からのお話は興味をそそられる内容もあった。収入確保の意味で、在宅でできるならフルタイムとして会社に入るのもありかな~。なんて新たな道を選ぶことも検討してみたが、フルタイムとしてまた会社に入ることを考えると、きっと私はまた働くのが苦しくなる気がする。

今まで「抜け出したい」と思っていた環境にまた戻るのか。私のプロフィールを見て、お仕事の紹介をいただけるのは本当にありがたい話だけど、今後自分がどう生きていきたいのか、を考えるとフルタイムのお仕事はすべてお断り。。。

収入の不安はあるけれど、まだフリーランスとして挑戦してみたいし、何よりも自分の理想の生き方をちゃんと優先していきたい。
改めて自分がどう働きたいのか、どういうライフスタイルを送りたいのか、を考えるきっかけになった。

人と会うのがますます億劫に

在宅での仕事環境を整えた結果、会社員時代とは比べ物にならないくらい、とてもストレスフリーに仕事ができている。仕事を苦しく感じずにできることがとても嬉しいし、ありがたい。正直なところ、とても快適だ。

ただその一方で、人と会うことに対してますます億劫になってきてしまっている部分もある。

寒い日はぬくぬくポンチョにくるまって

出勤がない分、人と会う機会が減った。翻訳の仕事はオンラインですべて完結、私のクライアントさんは海外のクライアントさんのため時差の関係上リアルタイムでやり取りすることも少ない。Zoomなどでのオンライン会議もない。主にメールでのやり取りが中心だ。

人と接することで疲れやすい私にとっては、人と接することなく仕事ができるのは、ストレスを軽減できるためとても良い。ただ、コミュニケーションやソーシャルスキルがどんどん衰えていくのではないか・・?と漠然とした不安を感じることもある。

今のところ大きな支障にはなっていないが、今後は少しづつでもできる範囲でコミュニティに参加したり、自ら人と会う機会を作っていけたらいいな、と思う。

来月以降にやりたいこと

アメリアを活用する

先月からアメリアに入会したことで、今月からは定例トライアルや一行翻訳など、アメリアのサイト、コミュニティを活用した学習の機会に恵まれた。

翻訳会社のトライアルを受けたり、独学で学習するだけでは細かなフィードバックや解説がないため、自分の実力を測ったり、どこを改善すべきなのかが見えづらい部分がある。

アメリアを活用することでプロの細かな解説を確認できたり、自分の実力を客観的に測ることができる。その点を活かして、来月以降もアメリアを活用しながらスキルアップに励んだり、情報収集に努めたい。

ライティングの実績作り

翻訳以外の収入源、そして翻訳業にも生かせるスキルの向上のために、ライティング業も少しづつ始めてみたい。自分のブログを持つことも以前から計画しているものの、未だに形になっていない。まずは自分のブログを形にしていきたい。

読みやすい日本語、分かりやすい構成、読み手を惹きつける表現など自分のライティングスキルを、このnoteだったり、ブログだったり、書くことを習慣づけることで磨いていきたい。noteの更新も毎月の振り返りだけでなく、何かトピックを見つけて書いてみよう。

いつか自分のWebコンテンツを作ってみたい

せっかくフリーランスとして独立したのなら、自分のコンテンツを作ってみたいなあ、と最近漠然と考えるようになった。

まだまだ翻訳のお仕事を安定させたり、スキルアップのために勉強を頑張る必要があるし、自分の中に何か明確なアイデアがあるわけでもない。今すぐに取り掛かることではないが、日々の学習や仕事の中で自分だからできるコンテンツの作成ができないか、ということも頭のどこかで模索してみたいと思う。

ポートランドの朝焼け

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