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信州、お寺と神社の旅 前編


伊勢神宮参拝の旅レポを書いていて、思い出しました。そういや信州の参拝ツアーに参加したこともあったな、と。
そういうわけで、今回は信州参拝旅レポです!


信州(長野県)には多くの参拝客が訪れる神社仏閣がいくつかありますが、その中でも有名なものに、善光寺戸隠神社があります。
誰でも名前くらいは聞いたことがあるのでは?

私も名前は知っていて、機会があったら一度は行ってみたいと思っていました。
たまたま両方に詣でることのできるツアーをみつけたので、行ってみることにしたのです。


東京からツアーバスに乗って、長野へと向かいます。
まずは善光寺。「牛に引かれて善光寺参り」なんて言葉もありますね。

こちらは重要文化財の山門。大きいですねー。
「善光寺」と書かれた扁額が見えますか?

こちらは山門をくぐった先にある本堂。
旅をしたのは8月末、晩夏でした。この日はいいお天気で、青い空に白い雲、それらを背景にした建物がくっきりしたコントラストをなしていました。

写真にはあまり写っていませんが、本堂の中は参拝客でいっぱいでした。
私は、そんな人の波に混ざって、「お戒壇巡り」をしてきました。
これは、本堂最奥に位置する瑠璃壇の床下にある回廊を巡るというものです。回廊の中ほどにある「極楽の錠前」に触れると、真上の瑠璃壇に安置されているご本尊と、ご縁を結ぶことができるそうです。

この回廊、建物の地下にあって明かりがないため、中は真っ暗です。光がないので、本当に何にも見えません。
前の人と手をつないだり、回廊の壁に手を触れて少しづづ進んでいくのです。

昔、電灯や街灯がなく、明かりといえば松明や灯火しかなかったころ、月や星のない闇夜はこんな感じだったんでしょうか。そりゃ怖いしなんにもできないわ、朝日とともに起き、日没とともに眠るしかないよね、などと思いました。
また、いにしえのドラゴンクエストIで、洞窟では松明をつけないと進めなかったけど、きっとこんな感じなんだろうなあ、とか(笑)
実際に体験すると、よくわかりますね。

なお、極楽の錠前は、無事に探り当てることができましたよ。


善光寺参りを終えたところで昼食を取りました。
信州といえば蕎麦、というイメージがあります。実際、善光寺近辺にはお蕎麦屋さんがたくさんあるのですが、今回のツアーに組み込まれていたのは精進料理ランチでした。なんともお寺に似つかわしいですね。

はい、これがそのお料理。
品数多いですね!ぱっと見、肉や魚に見えるものもありますが、精進料理なので、もちろん肉も魚も使われていません。見立て料理というやつですね。

精進料理というと、動物性の食材を使っていないので、あっさり淡白なイメージがありました。
ですが、そのイメージはいい意味で裏切られました。
このお料理、すごくおいしかったです。出汁がよく効いていて、あっさりしつつもコクがある。
肉や魚を使わなくても、ここまでうまみが出せるんだなあ~と、うれしい驚きを味わいました。


おいしいお料理でお腹がふくれたところで、善光寺を後にして、戸隠神社へと向かいます。

(つづく)


次回更新は7/5の予定です。

※この記事は、次回更新時に旅ネタマガジン「東奔西走x南船北馬2」に収納予定です。こちらのマガジンは無料です。

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