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会社を辞める2つの要素


#DIAMONDハーバードビジネスレビュー

退職者面接や、従業員調査の結果と退職者の対比という手法が人材維持のための施策として用いられる。しかし、どちらのデータも誰が離職を考えているかをリアルタイムで示すものではない。では従業員の離職リスクをリアルタイムで把握することは可能なのだろうか。

過去の研究から退職理由として2つが指摘されている。ここに注目することが離職リスクをリアルタイムで理解する手がかりとなる。

一つは「離職誘発ショック」である。幹部の交代、M&Aの告知といった組織的なショックから、子供の誕生や社外からのオファーといった個人的ショックがある。求人サイトにおける特定企業の評価、株価などの変化を集めることはこの組織的ショックの理解の一助となる。

もう一つは「職務定着の低さ」である。仕事で十分な社会的な結びつきがない、自分の関心や価値観と合わないと感じる的に、職務定着の度合いが低くなり、離職するリスクが高くなる。


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