パブリッシャーはYouTubeプレミアムから1割の収益を得ている(らしい)

YouTubeプレミアムから収益は、対前年比で100%を超える伸びだが、YouTube全体の収益における割合は1桁。(YouTube上で月間平均1億ビュー以上を記録しているパブリッシャー4社)

とどのつまり、パブリッシャーがYouTubeから得られる収益のうち9割は広告からもたらされているということになる。

広告はCPMでマネタイズしている。サブスクリプションは合計視聴時間でマネタイズ。両方とも45%を取る。

YouTubeは広告とサブスクリプション両方でマネタイズをしており、その両方ともパブリッシャーに還元を同じ割合で行っている。YouTubeは動画の最大のプラットフォームであり、その意思はパブリッシャーにとって好ましいものと言えるだろう。

しかしながら、いわゆるPGC(Professional Generated Contents)においては、NetflixやAmazonと比べると見劣りしているのは事実であり、これをどうYouTubeが見ているのか対策を打つのかが気になるポイントではある。

個人的には、YouTube Premiumに参加してから、かなりオフラインで音楽を聞くようになっているし、音楽の今のトレンドに出会える、聞かなかった音楽にも触れられるという点でとてもよいサービスと感じており、このサブスクリプションをやめる気はない。

UGCにおけるとてもカジュアルなある種ゴシップも入った動画コンテンツと、PGCも入ったミュージックビデオと音楽というものが、YouTube Musicの強みだと思う。

これらのパブリッシャーにとっては極めて重要な収益源であり、広告とサブスクリプションをどの段階や規模のパブリッシャーにとって、どのような割合で組み合わせると最大化するかというのは、今後の動画マネタイズを考える上での大切な実験だ。

さて、これが私だけの話なのか、今後日本で定着するのか。今後も日本と海外のサブスクリプションモデルを比較して見ていきたい。

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