映画ナポレオンは歴史大作というより、ナポレオンが唯一愛したジョセフィーヌとの波瀾万丈の愛憎を描いた人間ドラマ！

　見応え充分ですね。

　特にジョセフィーヌ役のヴァネッサカービーは存在感抜群。

　フランス革命後の政治的混乱の中で、2人が出会うシーンがグッと心に迫ります。

　ヴァネッサカービーの人間味あふれるジョセフィーヌと、政治的野心満々だけれど自信なさげな本心を見せるホアキンフェニックス演じるナポレオン。

　時代とナポレオンに翻弄されるジョセフィーヌ、正直、可哀想。

　ふたりがもっと落ち着いた時代に出会っていたらどうなっていたのか？

　そもそも出会いもしなかった？
あの時代のあのふたりだからこそ、こういう人生になった？

　歴史にifはないですが.,,,

　ジョセフィーヌにフューチャーした4時間半バージョンがあるそうです。ふたりが出会うまでの彼女の人生を描いています。

　戦闘シーンはリドリースコットらしくどれも迫力ありすぎで、戦争の悲惨さがみるのも辛いことも。

　最後の戦いになる、イギリスの将軍ウエリントンとのワーテルローの戦い、もうすでに勝利することのない戦いを感じているナポレオンをホアキンフェニックスが熱演しています。

　ぜひみていただきたい作品です。