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ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎)

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自分が主催、あるいは参加したABDでの気づき・学びをまとめています📚
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記事一覧

レポート:本を通して新しいパラダイムの組織を学ぶ〜ティール組織ラボ-ブッククラブ3月編『関係の世界へ』

今回は『ティール組織ラボ』が主催した、ケネス・J・ガーゲン著 『関係の世界へ: 危機に瀕する私たちが生きのびる方法』(ナカニシヤ出版)を扱ったオンライン読書会のレポートです。 今回の企画は、株式会社コパイロツトに所属するABD認定ファシリテーターの長谷部可奈さんをファシリテーターとしてお招きし、『ティール組織ラボ』編集長・嘉村賢州さんからは今回の企画の位置付けや『関係の世界へ』に関しての紹介を、木戸伸幸さんがファシリテーターのテクニカルサポートを担当される形で進められました

レポート:アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎で読む『フリーダム・インク―「自由な組織」成功と失敗の本質』

今回は『ティール組織ラボ』が主催した、アイザーク・ゲッツ&ブライアン・M・カーニー著 『フリーダム・インク―「自由な組織」成功と失敗の本質』(英治出版)を扱ったオンライン読書会のレポートです。 今回の企画は、株式会社コパイロツトに所属するABD認定ファシリテーターの長谷部可奈さんをファシリテーターとしてお招きし、『ティール組織ラボ』発起人・嘉村賢州さんからは今回の企画の位置付けや『フリーダム・インク』の紹介を担当される形で進められました。 本企画に関する前提共有ティール組

レポート:アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎で読む『ヒューマノクラシー「人」が中心の組織を作る』

今回は『ティール組織ラボ』が主催した、ゲイリー・ハメル&ミケーレ・ザニーニ著『ヒューマノクラシー―「人」が中心の組織をつくる』(英治出版)を扱ったオンライン読書会のレポートです。 世界で最も影響力を持つ経営思想家として知られるゲイリー・ハメル氏が著し、昨年12月に出版されたばかりの本書『ヒューマノクラシー』1冊を、アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎という形式で一気に読み込み、対話しながら理解を深めていこう、という今回。 今回の企画は、株式会社コパイロツトに所属するABD

アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎(ABD):ワークショップ型読書会の活用事例、具体的な実践法、ファシリテーションのための背景哲学とは?

今回は、一般社団法人アクティブ・ブック・ダイアローグ協会が開発し、マニュアルを提供している超参加型読書会・アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎(ABD)についての紹介記事です。 私自身、協会の創設期に立ち会い、実施してきたワークショップ型読書会であるアクティブ・ブック・ダイアローグ®︎(ABD)。 今回の記事をまとめるに当たり、そもそもアクティブ・ブック・ダイアローグ®︎(ABD)とはどういったものか?ABD誕生にはどのような背景があるのか?などを、一人の実践者目線から捉

【開催記録】ABD読書会『愛、パワー&パーパス〜人と組織の進化力を紡ぐ新たな物語』presented by NexTreams

今回は、ヨーロッパにおけるホラクラシー(Holacracy)実践の第一人者であり、私の恩人・友人であるクリスティアーネ・ソイス=シェッラー氏(Christiane Seuhs-Schoeller)の書籍を扱ったABD読書会(アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎)に関するまとめです。 日本におけるクリスティアーネのパートナーであり、長年の協働関係を築いてきているNexTream合同会社主催で開催された今回の企画に、私はクリスティアーネのこれまでの取り組みやプロセスを知るリソー

本を用いたファシリテーション・対話の場づくりを学び、実践する3日間のプログラム:第14期アクティブ・ブック・ダイアローグ協会認定ファシリテーター養成講座

今回は、私自身も創設期に立ち会った一般社団法人アクティブ・ブック・ダイアローグ協会主催の第14期アクティブ・ブック・ダイアローグ協会認定ファシリテーター養成講座について紹介します。 今回の記事をまとめるに当たり、そもそもアクティブ・ブック・ダイアローグ®︎(ABD)とはどういったものか?ABD誕生にはどのような背景があるのか?などを、一人の実践者目線から捉え直し、その奥深さを味わうことができました。 ひとつの新しい読書会手法が生み出したインパクトや、これからまた生まれてく

『システム・インスパイアード・リーダーシップ』読書会:関係性のシステムを信頼するとは?

今回の記録は、フランク・ウイト・デ・ウエルド&マリタ・フリッジョン著『システム・インスパイアード・リーダーシップ』のオンライン読書会での気づき・学びに関して私視点で振り返ったレポートです。 参加の経緯今回の読書会を主催している1人であるどいさん(たかコ)とは、以前開催されたアーノルド・ミンデル著『対立の炎にとどまる』の読書会にて初めてご一緒しました。 たかコさんは組織と関係性のためのシステムコーチング®︎(ORSC®︎)を学ばれていたこと、また、その理論・実践に関する邦訳

新訳版ホラクラシー1冊を2時間で読み解き、対話したABD読書会:人間性の回復をもたらす組織運営法

今回の記録は、ブライアン・J・ロバートソン著『[新訳]HOLACRACY(ホラクラシー) 人と組織の創造性がめぐりだすチームデザイン』をオンライン読書会で読み解いた際の気づきや学びについて、私視点から振り返ったまとめです。 2016年に出版されたものの、長らく絶版となっていた旧約版『ホラクラシー(Holacracy)』。 2023年6月14日、英治出版より復刊・新訳版として出版されることとなり、実践を続けてきた私にとってはとても嬉しい知らせでした。 私にとってこのホラク

世界を引き受け、創造的コラボレーションに取り組み続ける『ジェネレーター』のあり方を探求したABD読書会

この記録は、市川力・井庭 崇著『ジェネレーター 学びと活動の生成』をオンライン読書会で読み解いた際の気づきや学びについてのまとめです。 今回は、同じ書籍を3回にわたってABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎)形式で読み解くシリーズ企画の第3回目のレポートです。 第1回目・第2回のレポートはこちらもご覧ください。 『ジェネレーター』ABD読書会、前回までの振り返り第1回目のABDでは、 などについて探求し、対話を深めていきました。 また、第二回目では といった

『ジェネレーター』ABD読書会:個人の創造性の発揮の仕方から中動態、社会のパラダイムの探求へ

この記録は、市川力・井庭 崇著『ジェネレーター 学びと活動の生成』をオンライン読書会で読み解いた際の気づきや学びについてのまとめです。 今回は、同じ書籍を3回にわたってABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎)形式で読み解くシリーズ企画の第2回目のレポートです。 『ジェネレーター』ABD読書会、前回までの振り返り前回のABDでは、 などについて探求し、対話を深めていきました。 詳しくは、前回の記録もご覧ください。 ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎)とは

創造的なコラボレーションの担い手『ジェネレーター』とは何か?を探求したABD読書会

この記録は、市川力・井庭 崇著『ジェネレーター 学びと活動の生成』をオンライン読書会で読み解いた際の気づきや学びについてのまとめです。 今回は、同じ書籍を3回にわたってABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎)形式で読み解くシリーズ企画の第1回目。 以前から度々、友人たちの間で話題に上がっていた『ジェネレーター』について扱うということで、今回の読書会に参加することにしました。 ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎)とは?今回の読書会は、アクティブ・ブック・ダ

人々の愛と力の衝動を可能にする構造・実践である「正義」とは何か?変容型ファシリテーションの真髄を探求したABD読書会

今回は、2023年に出版されたアダム・カヘン『共に変容するファシリテーション(原題:Facilitationg breakthrough)』をオンライン読書会で読み解いた際の気づきや学びについてのまとめです。 今回は、同じ書籍を3回にわたってABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎)形式で読み解くシリーズ企画の最終回であり、著者であるアダム・カヘン氏のこれまでの世界各地での経験や実践、そして智慧が凝縮されたまとめの箇所を扱うこととなりました。 『共に変容するファシリテ

開催記録『筋トレは必ず人生を成功に導く』ABD読書会@小豆島

※本記事は、2019年11月8日(金)に小豆島青年会議所11月度例会にて実施させて頂きましたアクティブ・ブック・ダイアローグ®︎(ABD)開催記録を再構成したものです。 ※企業研修等でのABD実施に関しては、よろしければこちらもご覧ください。 実施の背景この度、公益社団法人 小豆島青年会議所様にご縁を頂き、11月度の例会にてティール組織のお話とアクティブ・ブック・ダイアローグ®️(ABD)体験をテーマに登壇させていただくこととなりました。 組織やチームのエンゲージメント

ネガティブ・ケイパビリティとU理論はいかに創造的なコラボレーションに活用できるか?を探求した『共に変容するファシリテーション』ABD読書会

今回は、2023年に出版されたアダム・カヘン『共に変容するファシリテーション(原題:Facilitationg breakthrough)』をオンライン読書会で読み解いた際の気づきや学びについてのまとめです。 『共に変容するファシリテーション(原題:Facilitationg breakthrough)』ABD、前回までの振り返り前回の記録では、私がアダム・カヘン氏を知ったきっかけや、ファシリテーターが場に立つ時、ファシリテーターでなくとも集団の中で生じるインナーゲーム・ア