大森 雄貴 / Yuki Omori

家業の米作りを継いだ後、組織変革の伴走、プロジェクトファシリテーションに加え、執筆も活…

大森 雄貴 / Yuki Omori

家業の米作りを継いだ後、組織変革の伴走、プロジェクトファシリテーションに加え、執筆も活動に加わりました(現在、『企業と人材』にて連載中🖋️)最近のテーマは、ティール組織、ソース原理、コレクティブインパクトなど https://yuki0mori.mystrikingly.com/

マガジン

  • 人と組織のポテンシャルを探求する読書記録📚

    ソース原理(Source Principle)、ティール組織(Reinventing Organizations)、ファシリテーションといった人や組織のポテンシャルを発揮する哲学・手法について探求する中で手に取った書籍たちの記録です。

  • 次世代型の組織、経営、社会の探求

    ティール組織という組織経営モデルに魅了され、オランダのホラクラシートレーニングにも参加した私。組織論、コミュニティ、パラダイム、生き方といったテーマで探求した本や海外文献のまとめ記事、記録をこちらに貯めていきたいと思います。

  • ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎)

    自分が主催、あるいは参加したABDでの気づき・学びをまとめています📚

  • ゼロから始める伊賀の米づくり〜新米兼業農家の記録〜

    2020年1月、三重県伊賀市の父の実家の田を継ぐことになった男の米作り1年目からの記録です。京都⇄伊賀の二拠点生活を送っている筆者が、家族の思い、地域の信頼に応えるべく、自然のままならなさと共に歩む米作りの備忘録。よろしければ、ご覧ください。

  • 「この指とまれ」読書会📚

    毎月、継続的に開催している少人数制のオンライン読書会の開催記録のまとめです📚毎月の月末に読書会で読んでみたい書籍数冊を候補本として選び、参加者を募集。その後、ある本に対し、参加者が複数人集まった時点で読書会を開催していくという形式で実施しています。

最近の記事

  • 固定された記事

【読書記録】人が成長するとは、どういうことか 発達志向型能力開発のためのインテグラル・アプローチ

今回の読書記録は、一般社団法人Integral Vision & Practice代表理事である、鈴木規夫さんの最新刊『人が成長するとは、どういうことか 発達志向型能力開発のためのインテグラル・アプローチ』です。 私が本書の扱う『人・組織・社会の意識と構造』というテーマに出会ったきっかけは、『ティール組織(Reinventing Organizations)』という新しい組織運営・経営のコンセプトの探求・実践を継続してきていたことでした。 2016年に初めてこの概念に出会

    • 【書籍紹介】学び3.0―地域で未来共創人材を育てる「さとのば大学」の挑戦

      「地域を旅する大学」さとのば大学発起人・信岡良亮さんの新刊『学び3.0 ―地域で未来共創人材を育てる「さとのば大学」の挑戦』をご恵贈いただきました。ありがとうございます! 今回は、ご恵贈いただいた本書『学び3.0 ―地域で未来共創人材を育てる「さとのば大学」の挑戦』について、前提となる背景を含めご紹介できればと思います。 さとのば大学とは?株式会社アスノオト代表の信岡良亮さんが発起人である「さとのば大学」は、2019年に社会人向け市民カレッジとして生まれ、2021年以降は

      • 【書評掲載】エイミー・C・エドモンドソン『恐れのない組織』:人と組織の力を高める人材開発情報誌『企業と人材』第1134号

        4月からの新たな取り組みとして、産労総合研究所が発行している専門誌『企業と人材』の書評コーナーの連載を担当することとなりました。 『人と組織の力を高める人材開発情報誌』である本誌ですが、『人を活かす組織づくりのヒント』と題して毎月、関連する書籍を紹介予定です。 第1回に取り上げたのは、エイミー・C・エドモンドソン著『恐れのない組織―「心理的安全性」が学習・イノベーション・成長をもたらす』(英治出版)です。 『企業と人材』は毎月5日に発行予定ですので、書評コーナー以外もぜ

        • レポート:ナーディア来日記念!出版記念講演会&マネーワーク基礎講座@京都

          本記事は、2024年秋以降の邦訳出版に向けて準備中の書籍『Conscious You:Become the Hero of Your Own Story』の著者ナーディア(Nadja)こと、ナジェシュダ・タランチェフスキ氏(Nadjeschda Taranczewski)の招聘プログラムについてレポートしたものです。 特定非営利活動法人場とつながりラボhome's viが主催し、Impact Hub Kyotoを会場に開催された今回のプログラムは、2008年に京都を拠点に立

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        【読書記録】人が成長するとは、どういうことか 発達志向型能力開発のためのインテグラル・アプローチ

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        • 人と組織のポテンシャルを探求する読書記録📚
          31本
        • 次世代型の組織、経営、社会の探求
          63本
        • ABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎)
          22本
        • ゼロから始める伊賀の米づくり〜新米兼業農家の記録〜
          59本
        • 「この指とまれ」読書会📚
          16本
        • 曽祖父の遺した耕作放棄地再生記録
          4本

        記事

          レポート:本を通して新しいパラダイムの組織を学ぶ〜ティール組織ラボ-ブッククラブ3月編『関係の世界へ』

          今回は『ティール組織ラボ』が主催した、ケネス・J・ガーゲン著 『関係の世界へ: 危機に瀕する私たちが生きのびる方法』(ナカニシヤ出版)を扱ったオンライン読書会のレポートです。 今回の企画は、株式会社コパイロツトに所属するABD認定ファシリテーターの長谷部可奈さんをファシリテーターとしてお招きし、『ティール組織ラボ』編集長・嘉村賢州さんからは今回の企画の位置付けや『関係の世界へ』に関しての紹介を、木戸伸幸さんがファシリテーターのテクニカルサポートを担当される形で進められました

          レポート:本を通して新しいパラダイムの組織を学ぶ〜ティール組織ラボ-ブッククラブ3月編『関係の世界へ』

          レポート:会社はだれのもの?!短期利益ではなくパーパスに資する「スチュワード・オーナーシップ」の実践をヨーロッパからきく【Governance for Impactインタビューシリーズ/Zebras Cafe特別編】

          今回は、Tokyo Zebras Unite/Zebras and Companyと一般社団法人World in Youの共催で開催された『スチュワード・オーナーシップ(Steward-ownership)』に関するトークイベントの記録です。 スチュワード・オーナーシップ(Steward-ownership)とは、既存の株主価値を優先する企業の所有構造に代わる新たな企業所有構造(a corporate ownership structure)です。 2022年、パタゴニア

          レポート:会社はだれのもの?!短期利益ではなくパーパスに資する「スチュワード・オーナーシップ」の実践をヨーロッパからきく【Governance for Impactインタビューシリーズ/Zebras Cafe特別編】

          ゼロから始める伊賀の米づくり52:雨の多い春の田起こしで土質の違いに触れる

          2020年1月、父から実家の米作りを継いで5年目の春がやってきました。 家族経営の兼業米農家という形式上、口伝や暗黙知で伝えられてきた業務フローやプロセス。それらをきちんと見える化し、共有知として遺していこうと始めた記録も、今回で52回目です。 今回は、田植え前に土を耕すプロセスと、その際に気づいた田んぼの土質の違いについての気づきをまとめておこうと思います。 耕しながら土質を見る例年、3月には春の田起こしを行っていますが、今年は雨が多く、なかなかチャンスが巡ってきませ

          ゼロから始める伊賀の米づくり52:雨の多い春の田起こしで土質の違いに触れる

          ゼロから始める伊賀の米づくり51:動物たちの痕跡を追って

          2020年1月、父から実家の米作りを継いで5年目の春がやってきました。 家族経営の兼業米農家という形式上、口伝や暗黙知で伝えられてきた業務フローやプロセス。それらをきちんと見える化し、共有知として遺していこうと始めた記録も、51回目となりました。 今回は、田んぼ周辺によく現れる野生動物たちの痕跡が目立ってきたので、それらについてまとめていこうと思います。 小動物の群れの足跡まず、私の田んぼは氏神様を祀る神社の前に位置しています。 向かって右側の一面と、向かって左側の一

          ゼロから始める伊賀の米づくり51:動物たちの痕跡を追って

          【読書記録】エフェクチュエーション-優れた起業家が実践する「5つの原則」

          今回は、2023年8月に出版された吉田満梨、中村龍太著『エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」』(ダイヤモンド社)の読書記録です。 本書は、アントレプレナーシップ及び「起業家個人の意思決定」の研究に従事しているサラス・サラスバシー教授(Saras D. Sarasvathy)によって提唱された『エフェクチュエーション(実行理論:Effectuation)』という思考様式の入門書です。 本書『エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」

          【読書記録】エフェクチュエーション-優れた起業家が実践する「5つの原則」

          レポート:アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎で読む『フリーダム・インク―「自由な組織」成功と失敗の本質』

          今回は『ティール組織ラボ』が主催した、アイザーク・ゲッツ&ブライアン・M・カーニー著 『フリーダム・インク―「自由な組織」成功と失敗の本質』(英治出版)を扱ったオンライン読書会のレポートです。 今回の企画は、株式会社コパイロツトに所属するABD認定ファシリテーターの長谷部可奈さんをファシリテーターとしてお招きし、『ティール組織ラボ』発起人・嘉村賢州さんからは今回の企画の位置付けや『フリーダム・インク』の紹介を担当される形で進められました。 本企画に関する前提共有ティール組

          レポート:アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎で読む『フリーダム・インク―「自由な組織」成功と失敗の本質』

          レポート:フラットな組織で個人の力を最大限に引き出す-ティール&ホラクラシーの現場から-【SOCIAL CAREER WEEK 2024】

          今回はDRIVE キャリア(NPO法人ETIC.)が主催した『フラットな組織で個人の力を最大限に引き出す―ティール&ホラクラシーの現場から―』という企画のレポートです。 今回の企画は、社会課題解決の仕事、社会を変える仕事に特化した転職支援サービス「DRIVEキャリア」が8日間にわたって開催し、「社会を変える」仕事に出会い、ソーシャルキャリアについて考えるオンラインイベント『SOCIAL CAREER WEEK 2024』の一環として開催されました。 今回の企画の中では、一

          レポート:フラットな組織で個人の力を最大限に引き出す-ティール&ホラクラシーの現場から-【SOCIAL CAREER WEEK 2024】

          レポート:アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎で読む『ヒューマノクラシー「人」が中心の組織を作る』

          今回は『ティール組織ラボ』が主催した、ゲイリー・ハメル&ミケーレ・ザニーニ著『ヒューマノクラシー―「人」が中心の組織をつくる』(英治出版)を扱ったオンライン読書会のレポートです。 世界で最も影響力を持つ経営思想家として知られるゲイリー・ハメル氏が著し、昨年12月に出版されたばかりの本書『ヒューマノクラシー』1冊を、アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎という形式で一気に読み込み、対話しながら理解を深めていこう、という今回。 今回の企画は、株式会社コパイロツトに所属するABD

          レポート:アクティブ・ブック・ダイアローグ®︎で読む『ヒューマノクラシー「人」が中心の組織を作る』

          【読書記録】トランジション―人生の転機を活かすために

          今回の読書記録は、2014年に出版されたウィリアム・ブリッジス著『トランジション―人生の転機を活かすために』です。 本書は、アメリカの著名な著述家であり教師、コンサルタントであるウィリアム・ブリッジス氏(William Bridges)が1980年に出版し、全米でベストセラーとなった『Transitions: Making Sense of Life's Changes』改訂版(2004年出版)の邦訳書です。 ウィリアム・ブリッジス氏の唱える『トランジション(Transi

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          レポート:ソース原理基礎講座番外編『A little red book about Source』著者ステファン・メルケルバッハ講演会

          本記事は、現在、邦訳出版準備中であり、世界で初めてソース原理(Source Principle)に関して体系的にまとめた書籍『A little red book about source』の著者・ステファン・メルケルバッハ氏(Stefan Merckelbach)の招聘イベントについてレポートしたものです。 2022年10月に出版され、国内で初めてソース原理(Source Principle)について紹介する書籍となった『すべては1人から始まる―ビッグアイデアに向かって人と

          レポート:ソース原理基礎講座番外編『A little red book about Source』著者ステファン・メルケルバッハ講演会

          【振り返り記録】今年2023年から開始した、毎月実施×少人数制の「この指止まれ」読書会を振り返る

          今回は、私が今年から始め、毎月実施してきた少人数制の「この指止まれ」形式の読書会の振り返りを行おうと思います。 毎月一度、『これらの書籍のどれか一冊を選んで、読書会をしませんか?』と、毎回4冊の書籍を候補に挙げてSNS上で呼びかけ、希望者が集まった書籍について扱う読書会を実施する試みを、今年5月から始めてきました。 今年5月から始め、現在12月に至るまで延べ15回、参加人数はメンバーもその都度入れ替わりつつ、延べ79名にご参加いただきました。 読書会で取り上げた書籍は、

          【振り返り記録】今年2023年から開始した、毎月実施×少人数制の「この指止まれ」読書会を振り返る

          レポート:ティール組織や進化型組織の情報ポータルサイト誕生!~組織の再発明をしよう【『ティール組織ラボ』公開記念トーク】

          今回は『ティール組織ラボ』が主催した、ティール組織(Reinventng Organizations)をはじめとする進化型組織の情報ポータルサイト公開記念イベントのレポートです。 2018年1月のフレデリック・ラルー著『ティール組織』出版以降、国内では新しい働き方・組織運営のあり方に関するムーブメントが巻き起こり、『ティール組織』をはじめとする様々な情報が積極的に発信されるようになると同時に、実際に書籍などの情報もとに実践する企業・団体が多く現れました。 そして、2023

          レポート:ティール組織や進化型組織の情報ポータルサイト誕生!~組織の再発明をしよう【『ティール組織ラボ』公開記念トーク】