推しが活躍するのに24時間テレビが見れない【エッセイチャレンジ⑲】

24時間テレビが嫌いです。
いつまで経っても感動ポルノをやめないから。
結局健常者にとって、障害者の人生は「感動にあふれた」ものとされているし、障害者が何かを頑張ると感動に胸を打たれたと言われます。

今年の24時間テレビには、大好きななにわ男子が出ます。
彼らの頑張りや、ビッグになった姿を見たいという気持ちがありますが、24時間テレビを見ることの苦痛さのが勝ってしまいます。

「車いすの少女がトライアスロンに挑戦!」みたいなわかりやすい障害を持っている人が頑張る美談じゃなくて、「発達障害とうつ病があるけど働かないと生きていけないから無理矢理働いて人生が地獄」みたいな話も取り上げてほしいです。

小学生の頃、同級生のダウン症の子が心臓の手術を受けるために入院したことがあります。
その時、先生やクラスメイトは過剰に「応援」していました。
千羽鶴を作るのを強要されました。
健常者っぽい他の同級生が入院した時はそんなことなかったのに。

24時間テレビでなにわ男子を見たくないのは、彼らが障害者に接する中で地雷を踏む姿を見たくないのもあるのかもしれません。

こういうことを考えるたびに、自分はなんてやっかいなのだろうと思います。