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気まぐれ旅行記です。 どこかで誰かの何かのお役に立てたら嬉しいです。
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散々な目に遭ったインドにまた行きたくなった:『ガンジス河でバタフライ( たかのてるこ)』

インドでiphoneを強奪された。3年ほど前に、インドに1人旅をした時のことだ。 初日の夜に、iPhoneを2人組の男に強奪された。 それはもうパニックになった。 全てをスマホに依存しきった現代社会だ。スマホがなければ正直、国内旅行でもアタフタしてしまいそうだ。 それが、よりにもよって、旅人たちの間でも「難易度が高い」と聞いていたインドで起こった。 ましてや、こちとら初めて訪れるインドで、しかもそれが初日ときている。 結果としては、事前に計画していた通りの旅程を意地でも全

<2022年最新>広島&尾道一人旅

2022年11月。 JALの「どこかにマイル」を利用して、広島&宮島に一人旅に行ってきました。 滞在時間は31時間。今回はいつもより少し長め。 2012年に一度行ったことがあるので、10年ぶりの訪問となります。 羽田を出発し、12時30分に広島空港に到着。 まずは空港バスで広島駅へ。 そこからJRで、宮島へのフェリー乗り場がある宮島口へ向かいます。 フェリーに揺られることわずか10分で、宮島に到着。 まずは昼食へ。 旅先での美味しいものを少しでも多く食べたい性分の私は、1

<2022年最新>日本一の道の駅『川場田園プラザ』が最高だった

2022年10月、『川場田園プラザ』という道の駅に行ってきました。 『じゃらん』の『全国道の駅グランプリ2022』で1位に輝いた場所だそう。 とても良いところだったので、いくつかポイントをまとめてみました。 1.とにかく自然が豊かで癒やされる まず緑が多い。そして、池にはたくさんの白鳥や鯉が泳いでいます。 イスやテーブルも多いので、自然を見ながら休憩ができます。 子どもの遊び場も充実しているので、お子さん連れも楽しめます。 また、徒歩10分くらいのところに「川場フィッシ

<2022年最新>新潟駅周辺の出張&旅行におすすめのホテル3選

仕事柄、年間50泊程度、新潟駅周辺に宿泊します。 そんな筆者が選ぶ、出張や観光におすすめのホテル3軒をご紹介します。 1.ANAクラウンプラザホテル新潟 ・繁華街や新潟駅も徒歩圏 ・その割には駐車場がホテルの目の前にあり便利(電車でも車でもアクセス良好) ・朝食が6時からと早い(早く仕事に向かいたい時に便利。混雑の分散効果もある) ↓お部屋の一例 2.ホテル日航新潟 ・とにかく眺望が最高(客室は全室22階以上) ・お部屋や設備のグレードは個人的には一番 ・駐車場から

滞在24時間!稚内弾丸旅~Vol.2~

〜Vol.1からの続き〜 稚内弾丸旅2日目。 2日目にして最終日だ。15時過ぎの便なので、14時には空港に到着していなければならない。 宿泊したサフィールホテルさんはとても快適だった。 室内の写真を取り忘れてしまったので、ロビーと外観だけ。 まずは、昨夜食べログで見て気になった「樺太食堂」さんへ向かう。 Googleマップで調べると、ホテルからは徒歩で1時間程度と出たが、バスの本数も少ないし、せっかくの旅行なので歩いて向かうことにした。 旅先ではできる限り歩きたい。徒歩

滞在24時間!稚内弾丸旅~Vol.1~

近々で失効してしまうマイルがあったので、ANAの「トクたびマイル」を利用して、人生初の稚内へ行くことにした。 もともと、日本の最北端とはどんな所なんだろうと、漠然と興味があった場所だ。 往復の便の関係で、滞在時間は約24時間。 日本最北端の地に行くということを考えると、まあまあの弾丸旅だ。 羽田から稚内空港に到着すると、天候はあいにくの雨。 事前にレンタカーの予約が全く取れなかったため、まず稚内空港からバスに乗り、宗谷岬へ。 最初にして、この旅で1番のメインイベントだ。

インド一人旅の初日にiphoneを失ったら~Vol.5~

〜Vol.4からの続き〜 流れに身を任せることを決めた僕は、彼のバイクタクシーに乗ることにした。 もう名前も忘れてしまったが、便宜上、彼をAと呼ぶことにする。 まず向かうのはもちろん、タージマハルだ。 しかし、走り出して10秒後には「やっぱりUberにしておけばよかった」と後悔しはじめた。 バイクタクシーの座席は、ほぼ外だ。 日中ならともかく、朝の時間帯には寒すぎるのだ。 ガタガタ震えている僕に、Aは振り返り、メモ用紙らしき束を渡してきた。 聞けば、今までに彼が乗せた客

インド一人旅の初日にiPhoneを失ったら ~Vol.4~

〜Vol.3からの続き〜 タージマハルのあるアーグラに向け、無事に列車は走り出した。 一等車を取っていたので、駅の混沌さとは対照的に、車内はすこぶる快適だった。 2席×2列で計4席の、日本の特急や新幹線と同じような座席。 予想外にも、途中で朝食的なものがサーブされたが、 「インドでは、確実に信頼のおける出所からの食べ物以外は、お腹を壊す可能性があるから手をつけない」 とガイドブックから学んだ僕は、華麗にスルーを決めた。 食後(食べてないけど)、広大な地平線から昇る朝日を

インド一人旅の初日にiphoneを失ったら~Vol.3~

〜Vol.2からの続き〜 寒さと不安で泣きながらバイクタクシーに運ばれ、僕はホテルに到着した。 翌日はタージ・マハルのあるアグラに行くために、早朝の電車に乗る必要があった。 しかし、考えるべきこと、調べるべきことは山のようにある。 そして、何かを調べたくても、その役割の筆頭を担ってきたiPhoneを失ってしまった。 おそらく一般的には、警察に届けたり、大使館に助けを求めでもした方が良いのかもしれない。 しかし、やっとの思いで仕事を調整し、土日に有給3日間をくっつけ、ようや

インド一人旅の初日にiphoneを失ったら~Vol.2~

~Vol.1からの続き~ その時だ。 右背後すぐ近くに、一瞬、人影を感じた。 あまりにも急で、そして不自然なほど近くに感じた気配だったが、お人好しにも「自分が邪魔だったかな」くらいに思った僕は、「Excuse Me」と言って少し左に避け、通り道を作ってあげようとした。 その時だ。(2回目) その人影は、ものすごい速さで僕が右手に持っていたiphoneXを引ったくり、全速力で走り出した。 何が起きたのかわからず、一瞬、思考が停止した。 だが次の瞬間には、全身の細胞が「絶

インド一人旅の初日にiphoneを失ったら~Vol.1~

「そうだ、インド、行こう」。 ふと思い立ったその先は、京都ではなかった。 軽い気持ちで決めた、初めてのインドへの旅。しかも、一人旅だ。 2020年2月初旬、僕はデリーの空港に降り立った。 蒸し暑い風、砂埃で濁った空気、おびただしい人数の客引き・・。 空港を出てすぐに、想像していた通りの「インドらしさ」を存分に浴び倒した僕。 旅特有の高揚感に浸るのに、長い時間はかからなかった。 まずはUberを使い、予約していたホテルに移動し、チェックイン。 民族衣装を身にまとったインド美