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『一生お金に困らない家投資の始め方(永野彰一)』を読んで、「家」の概念が180度変わった。

「家」の概念が崩壊した

「賃貸か持ち家か」というのは、あまりにメジャーな議論だ。
個人的には、一生賃貸で良いと思っている。

だが、そもそもなぜこの議論がここまでメジャーなのかと考えてみると、「家は買うとしても一生に1軒」という前提がどこかにあるからではないだろうか。
そりゃあ、一般的なサラリーマンからしたら、数千万円の家は「一生に一度の買い物」となるだろう。

この本を読んで、その概念が180度変わった。
何しろ「100万円の元手が用意できれば、3軒の家を手に入れて、それを上手に回していくことが可能」なのだ。
しかも、社会貢献にも繋がり、自分の楽しい生き方にも繋がるという。
今まで考えたこともなかった、人生に対する全く新しい観点を得ることができた。

読書メモ

(※個人的なメモのため、一字一句が本文と同じではありません)

空き家率は2018年の時点で13.6%に達して過去最高を記録しており、5年後の2028年には25%、10年後の2033年には30%を超えるとの予測もあります。

空き家の値段が、ここにきて大幅にダウンしている。特に、地方の場合は空き家が増えすぎたことによって極端な下落傾向が続いており、今では「1円」で売りに出されるケースもあります。多くの空き家が「もうこれ以上は下がりようがない」ところまで来ています。

「家投資」を始めたのは2016年9月。現在では、全国各地に数百軒の家を手に入れて、定期的な家賃収入を得ながら、公私にわたって多拠点生活を満喫しています。

家投資を始めると、家に対する概念が変わります。家を買うことが、「一生に一度の大きな買い物」ではなくなります。持ち家が賃貸かの二択で悩むこともなくなり、ローンの返済に困ることも、高い家賃を払い続ける必要もなくなるのです。

家投資の魅力は、自分の好きな場所に住むという選択肢が生まれ、その場所を増やすことによって収益がアップすることにあります。

自分が住むことを目的とした家は、北海道、新潟、長野、東京、愛知、京都、福岡など、全国7ヵ所にあり、各地に物件調査に行く時は、活動の拠点として使っています。

家などの不動産は、「ロット(取引における最小単位)」が大きいため、構造的に儲かりやすい。

人に売ることができて、貸すこともできるモノの中で、最もロットが大きいのが家などの不動産。

地震大国の日本で、この先、万が一の事態が起こっても、別の場所にも住む家があるという安心感は何物にも代えがたい。

ここ数年で、東京で暮らすことに執着する理由は相当に薄くなっている。

実質利回りは「80%」で推移している。一般的な中古物件の実質利回りは5〜10%くらい。

100万円の元手が用意できれば、3軒の家を手に入れて、それを上手に回していくことが可能になります。

肝心なのは、できるだけ早く家投資に踏み切ることです。始めなければ、知識や経験は身につきません。

初期費用として100万円が用意できれば、全国のほとんどの地域で家投資を始めることができます。

「アットホーム」などの不動産情報サイトを検索すれば、日本中の格安物件を手軽に探し出すことができます。全国各地の地方自治体が運営する空き家バンクの物件を探すことも可能。

全国各地の「無償譲渡物件」を探す。ネットで検索すれば、0円空き家を扱っている自治体はすぐに見つかります。

各自治体は、0円空き家の取引を活性化させて定住化を促し、人口減少に歯止めをかけようと必死ですから、リフォームに補助金を支給するところも増えています。

「賃貸住宅に家賃を払って住む時代」はすでに終わった。これからは「自分で安く家を買って住む時代」になる。

山が多いエリアというのは人が住める場所が限られているため、どれだけ田舎であっても、土地の値段が高くなる傾向がある。逆に、新潟県のように人が住める平野が広くあるエリアは、土地の値段も安くなる。

「失敗も貴重な経験」。大事なことは失敗をしないことではなく、「その失敗から何を学ぶか?」。

手に入れた家を賃貸に出して、確実に入居者を得るためには、最初から賃貸物件がないエリアを探して買うのも、有効な作戦の一つだと思います。

アパートの強みは、自分が住みながら、他の部屋を賃貸できるという点にあります。自分が住む場所を確保しながら、リフォームを進めて、満室になるのを待つことができるのです。

入居者に喜んでもらえて、1年半を過ぎれば利益が出るのですから、お互いにとってメリットがあります。この先、人に貸すのをやめれば、いつでもこの豪邸に自分で住むことができるので、非常に良い家を手に入れた。これが僕の理想とする家投資のあり方。
(上越市の戸建ての例)

賃貸用であっても、「自分が住みたいか」を基準にしている。

近くに用水路があったり、川が流れていたりすると、その水分が上がってきて、水のある方向に床が傾いてしまう。家を見に行って、近所に用水路や川があったら要注意。

日本各地に別荘や投資物件がある生活は楽しい!

国道や県道などの交通量が多い幹線道路がある場合は、大型トラックによる騒音や振動の問題があり、それが地盤の緩みに発展することもあります。暴走族やローリング族などが夜中に爆音で走り回って、一晩中ずっと眠れないケースもあります。

踏切が近くにあると、その信号音が一日中ずっと鳴り響いているような気分になる時もあります。

夜になるといきなり大声で叫び出したりする人が近所にいるケースは意外と少なくありません。

リフォーム代は自分でやれば「10分の1」以下になる。

現在は、全国的に家の老朽化が進んでいるため、各地で深刻な大工不足や職人不足が起こっていますから、自分で家のリフォームができるようになれば、大工を新たな仕事に加えることも可能になります。つまりは、家投資を「本業」にするということです。

自分が住む家に困らないだけでなく、人生を楽しむための選択肢が広がり、利益も生まれて、それが空き家問題の解決という社会貢献にもなる。これが家投資の本質。

家投資や山投資をする際に、僕は常に「成功曲線」を意識しています。最初から結果が出ないことですぐに諦めてしまうのではなく、辛抱強く試行錯誤を繰り返していけば、ある段階で爆発的な成果(ブレイクスルー)が得られるという発想です。

まとめ

早速、物件情報サイトを眺めてみた。
「土地付きの戸建てで、こんな価格で買えるのか」という物件が多くて驚いた(もちろん条件に大きく左右されるが)。
何事もそうだが、固定観念というものに縛られてしまっていることは多い。
人生のパラダイムシフトを起こすためにもおすすめの一冊です。


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