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大失敗でいいじゃない

本当にいろいろ失敗してきた。恥の多い生涯だったし、むしろ生まれた事が失敗だったとさえ思ったことがある。悔やんで悔やんで、かと言って時計の針は戻らない。人様に見せるのも憚られる。

しゃあないから誰にも見せない自分だけのブログとか、墓場までもっといく手帳にあれやこれやと書き殴っては力いっぱいキーボードを叩き続けた。

数年続けた。気がつくと「僕たちの失敗」なる大作が出来上がっていた。

かのエジソンは失敗したのではない、うまく行かない方法がわかったのだ、と堂々と言ったという。そこまでの鋼メンタルは持っていないけど、なんとなくこうするとドツボにハマりがちだよなあ、という傾向がブログと手帳から見えてくる。

何をやっても上手くいかないときがある。渦中の時は必死だけど、往々にして上手く行かないときは上手く行かないような事をしている。わりと物事は単純なのかもしれない。

そうやって黒歴史が少しずつ供養され、浄化されてまあまあな思い出になるというならば、時間を掛けてでも物事を見返していくのも、そこまで悪くない。

前しか見えない目玉、それが大事な時期もある。けれど、たまには後ろも見ながら、ああ、こんな道も通ってきたんだな、としみじみする方が深みがあっていいと思うんだ。

★noteにまとまる前の思考のかけらはTwitterにあります。


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