中長期投資戦略

2024年からは新NISA制度が始まる。

・非課税枠の拡張
・保有期間の限度額の撤廃
など、資産形成する側を後押しする内容だ。

正直、本格的に株式投資をしているものにとって
新NISAなどあまり関係ないように思うかもしれないが、
中長期保有トレードをしているものに
とってはかなり重要だ。

もちろん、保有限度額は2000万円前後であることから
明らかに資産少な目の人向けではあるが、
今から資産を形成していく人にとっては
かなり有利な制度だ。

一言で凄さを言えば、利益の20%ぐらい税金で持っていかれるところを
持っていかれずに済むのだ。

やるしかない。


そんな時事ネタはさておき、
中長期トレードの戦略を立てていく。

まず、中長期トレードといえば、何が重要だろうか。
間違いなく、ファンダメンタルだろう。
もちろん、テクニカルも一つ重要であるが、
テクニカル以上にファンダメンタルが重要だと私は思う。

なぜなら、株の基本原則に
利益が上がり続ける企業は、多くの人が株を購入し
株価はあがるからだ。

過大評価され、利益上昇を株価が織り込むこともあるが、
基本的に売り上げと利益が上がり続ける企業は
株は買われやすく、上昇しやすい。

この基本原則にのっとっていくと、
その状態を把握するにはファンダメタルしかなく
テクニカルでは決して見えない部分だからだ。

では、どのようにファンダメンタルしていけばいいのだろうか。

判断要因は複数ある

・現在の株価は何を反映したものか
・これからの業績はどうなるのか
・今までの業績を市場はどのように判断したのか(織り込んだのか)
・PER, ROE, PBR, ROAなどの株価指標


では、どのような銘柄が爆発的な株価上昇を作り出すのか。
簡単だ。

・これから業績が上がること
・株価が業績上昇を織り込んでいないこと

これだけだ。
この2点を満たせば、間違いなく上がる。
上がるタイミングを判断するのは難しいが間違いなく上がる。


上がるタイミングはさまざまで、
業績が上昇した時点で大きな躍進をみせるものもあれば、
業績が好調な雰囲気を受け、上がっていくこともある。

とにかく、業績が上がり、それが市場の予想を上回れば、
間違いなく株価は上がるのだ。

それを見つければいい。
その2点だけだ。
非常にシンプル。


では、どうやって業績が上がることを
見抜くのか。

業績が上がるということは、
大前提として売り上げが上がるということだ。
売上は利益の源泉だ。
売上が上がらず、費用が減って上がった利益は
業績が良くなったというより、節約しただけだ。
節約も大切だが、これから大きな成長を期待できるわけではない。


売上が上がるということは、
有形無形問わず、商品が売れるということだ。
商品が売れる理由はいくつかある。
だが、爆発的に売れるときの理由は一つだ。

それは、需要過多。
世の中の需要が多いから売れるのだ。

ブームは続かないことが多い。
だから、一時的な需要過多では、爆発的な株価上昇は見込めない。

需要過多はどのような状況で生まれるだろうか。
その答えも非常にシンプルだ。
・需要が多いこと
・供給量が世の中に十分でないこと

売れるものは皆が売りたいと思う。
だが、企業の優位性などで、その企業からしか
提供できないときがある。

そんな企業があれば、最高だ。
そして、その状態が継続することも重要であろう。

常に代替産業や競合は存在するが、
その会社だけが持ちうる優位性・独自性は
株価上昇を牽引する。

だから、爆発的な株価上昇をもたらす銘柄の基本原則は4つある。
1、世の中に、その商品の絶大な需要が10年以上は続くこと
2、需要に対して供給できる会社が少数であり、今後もその会社の優位性が担保されること
3、その会社は今後も販売規模を拡大していく意思があり、適切な投資活動を行っていること
4、市場がまだその銘柄のポテンシャルに気づいていない(気づいてはいるが株価に反映されていない)こと



次回は、この原則をより具体的に深く考えていく。

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