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会社員からフリーになって、精神的にすごく楽になった話

フリーになって約3か月経った。ありがたいことに、それなりにお仕事もいただけて、現状なんとかやっていけている。

フリーになって変わったことはたくさんあって、自分で好きな仕事を選んでできるとか、このクソ暑い中、毎日決まった時間に出社しなくていいとか、そういうプラス面はいっぱいある。一方で、決められた休みはない(自分で作ることもできるけど)とか、仕事量やら経理やら全て自己管理、という大変さもある。

でも、総じて私はフリーになって、すごく精神的に楽になった。土日に仕事をすることもあるし、いろんな仕事の予定が重なって夜中までキーボードを叩いているときもあるが、それでも会社員時代より全然楽なのだ。

それが何でなのか自分でもよく分かってなかったのだけれど、この前、仕事のメールを打ちながら、ふと気付いた。たぶん、人付き合いのしがらみから解放されたから楽になったのだ。

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私は昔から人付き合いが苦手だった。とは言っても、これまでの人生で友人がいなかったわけじゃない。むしろ、一対一で仲のいい友人は何人かいる(はず)。私が苦手とする人付き合いは、たぶん、グループや組織の中で「みんなと仲良くする」ことなのだ。

思い返せば、私はどの時代でも「仲良し4人グループ☆」みたいなのがあんまりない。まぁ、高校時代はどこかのグループにいなきゃいけない圧力があるから、ぼんやりとどこかに属してはいたものの、その中で特に仲のいい親友が確実に一人は存在した。(そして、そういう親友は今でも仲がいい)

今も昔も、友人と会うときは2人のことが多い。3人以上で会うことはあまりない。全方位に気を使って、空気を読んで発言するのは疲れてしまう。

これを仕事に置き換えると、私は「会社」という組織の中で全方位に気を使って生きるのがすごく苦痛だったのだ。会社では「仕事ができる」は必要条件ではあるが、十分条件ではない。上司や同僚と円滑な関係性を築き(そこにはお酒も飲めて、宴席で盛り上げることもできて…というのも含む)、そして仕事ができて、やっと十分条件になる。(それ以外にも項目はたくさんあるだろう)

世の中には「会社」という組織に属している方が向いている人もたくさんいるだろう。でも、私は全方位に気を使うことが苦痛で、ましてやお酒も飲めない、盛り上げるのも苦手だったもんだから、仕事自体は楽しくても会社で働くのはしんどかった。

だからこうしてフリーになって、仕事の内容で評価してもらえるのがうれしい。対クライアントという少し距離のある一対一の関係性がちょうどいい。すごく、ストレスフリーな状態で仕事ができていて、しあわせだなと思う。

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1年くらい前、やりたい仕事だったはずなのに会社に行くのが憂鬱だった。それって実は仕事が好きじゃないってことなんだろうか、と悩んでいたけど、働き方が合わなかっただけなのかも、と今は思う。

仕事内容は好きなのに、でも仕事したくない。そんな矛盾のような悩みを抱えてるなら、働き方を変えてみるのも一つの手段かもしれない。


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