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なぜリベラルアーツを学ぶことが、「自分らしく幸せな人生を生きる」ことにつながるのか?

前回は、自分自身と深く向き合ったことで、これから自分は「人生をかけて、自分自身もリベラルアーツを学びながら、人の役に立つように整理し、発信していくことで、『自分らしく幸せに生きる』ことのできる仲間を増やしていきたい。」ということについて書きました。

なぜリベラルアーツを学ぶことが、「自分らしく幸せな人生を生きる」ことにつながるのか?ということに触れたいと思います。

リベラルアーツとは?

伝統的に、古代ギリシャ・ローマに理念的な源流を有し、欧州の大学制度において中世以降から19世紀後半~20世紀まで、「人が身につけなければならない学芸(学術・技芸)の基本」と見なされていた自由七科・自由学芸のこと。

具体的には、文法学・修辞学・論理学の三学、および算術・幾何学・天文学・音楽の四科のことである。

現代では、「学士課程において、人文科学・社会科学・自然科学の基礎分野 を横断的に教育・研究する科目群・プログラム」に与えられることが多い名称。

(出典:Wikipediaより抜粋)

上記がWikipediaの解説です。ムズカシイ…。

では、リベラルアーツの日本語訳としてよく使われる、「教養」とは何でしょうか?

文化に関する、広い知識を身につけることによって養われる心の豊かさ・たしなみ。

(出典:新明解国語辞典)

意味はわかりますが、まだこれも堅い…。

僕はこれまでも、不思議と「リベラルアーツ」や「教養」という言葉に理由もわからず魅力を感じ、自分なりに学びを深めてきました。一方で、世間ではこの二つの言葉に対しても様々な解釈があり、かつ、どれが正解・不正解ということではないと思っていますが、これまで自分が納得する解釈を見つけることができませんでした。

自分なりのリベラルアーツの「解釈」

そういった中で、自分の中で納得のいく解釈を見つけるために、非常にヒントなったのがこちらです。

最近、このPodcastの内容は、本にもなっていますね。こちらもオススメです。

このPodcastと本の中で、COTEN RADIOで有名なCOTENの深井さんが「リベラルアーツとは何か?」について、以下のとおり解説しています。

僕は、ものごとを「どこから見るか」がリベラルアーツだと思っています。そしてこの観点は、多ければ多いほうがいい。1つの視点からだけでなく、あらゆる視点から社会と自分の人生を見ることで、ものごとには多面性があることを認識できるからです。
(中略)
教養とは知識だけではないし、何かのスキルでもない。立ち位置や視点、もしくは思考法のことなんです。そしてそれが、まさに現代人に必要なものではないかと思っています。
なぜなら、たった1つの正解があるわけじゃないのが、今の時代だから。ある正解を求めてしまうと、それを良しとする人としか生きていけませんが、現代は同時多発的にいろんな価値観を持つ人が存在します。しかも、その人たちとインターネットでつながっているので、一緒に仕事や議論をすることもあるわけです。だから、15個の視点からものごとを見られる人と、1個の視点からしか見られない人では、生きやすさが全然違います
(中略)
視点が増えると人生のオプションが増え、オプションが増えると決断ができる。決断ができると迷いがなくなり、現代の混乱から抜け出せるわけです。

(出典:深井龍之介,野村高文. 視点という教養 世界の見方が変わる7つの対話)

僕はこの解説をPodcastで聞き、「これだ!」と思いました。
この解説を、自分の経験を踏まえて、自分の言葉で定義したのがこちらです。

リベラルアーツとは、多様な価値観が共存し、これが正解だ!という生き方が無くなりつつある現代だからこそ、「自分らしく幸せな人生を生きるために、この世に存在するあらゆる『世界の見方・世界との関わり方(価値観や生き方など)』を知り、学ぶこと。そして、学んだ多様な選択肢の中から、自分にとって一番心地よいと感じるものを選択して、行動に移して生きること。

現代は、自分で「生き方」を決めることができる時代

すごく抽象的な概念なので、また別の投稿で自分自身が実際に発見した「世界の見方・世界との関わり方」を紹介したいと思いますが、僕が上記のとおり定義したリベラルアーツが重要だと思っている理由は、今の時代が「これまでとは違う時代になった」ということが大きいと思っています。

今の時代は、一人ひとりが「幸せに感じる独自の価値観」を持つことが許される時代になった。だからからこそ、多様な価値観や生き方(つまり多様な選択肢)を認識した上で、他人や世間の目線に縛られず、自分で「生き方」を決めたほうが、間違いなく「自分らしく幸せな人生を生きることができる」というのが、自分の経験を踏まえて感じていることです。

COTENの深井さんもこう言っています。

僕が本当に言いたいのは、現代は「誰もが世界に対して好奇心を持って生きていい、人類初の時代」だということです。
(中略)
好奇心を持って何かを探究することができたのは、これまでは本当に一部の知識人だけでした。資金的に限られていたり、思想的な制限があったりしたからです。99・9パーセントに近い数の人たちにとっては、そういう時代でした。しかも、戦後、人権OSになってから生まれた僕たちの親世代でさえ、どちらかというと親の言うことを聞いて生きてきました。子どもが親の言うことを聞かず、また親も子どもの選択にさほど口出ししなくなったのは、ほんの30年ほど前からではないでしょうか。世界のあらゆることに好奇心を持っても、誰にも文句を言われない時代。これは本当にごく最近で、史上初のことなんです。

(出典:深井龍之介,野村高文. 視点という教養 世界の見方が変わる7つの対話)

「自分らしく幸せな人生を生きる」仲間を増やしたい

僕はこれまでも、繰り返し「自分らしく幸せな人生を生きる」という言葉を使ってきました。この言葉は、自分自身が大企業からベンチャーに転職し、ある意味自分の存在価値を自分自身が疑い、悩んだ経験を通して、価値観・世界観が変わったことによる一番の学びでしたし、この世に生きる全員にとって本当に大事なことだと思っています。

と、こんな大きなことを言っても、もちろん自分ができることは少ないし、影響範囲も大きくありません。。。

しかし、それでも、自分が学んだことを、整理して発信していくことで、一人でも多くの方が幸せな人生を生きることに貢献していくことで、自分自身の「自分らしく幸せな人生を生きる」ことにつながると思うのです。

リベラルアーツで大事なこと。それは、毎日少しずつでも学ことです。
少しというのは、1つ学べなくてもいい、0.1でもいいんです。

この投稿の最後に、僕の好きなエピソードと言葉を一つずつ紹介したいと思います。

1を何回かけても,答えは1になります。よって,1の365乗は1です。ところが,1が1.01になると,1.01の365乗は37.8です。逆に,1が0.99になると,0.99の365乗は 0.03となります。 

これが何を意味しているかというと,例えば,1が今の自分だとすると,+0.01は努力した自分。つまり,早起きして英単語3つ覚えるなど,ちょっとでもプラスアルファがあれば,それを毎日(1年間=365日)継続することで,1年後には37.8倍に成長した自分がいることになります。逆に,-0.01は怠けた自分。つまり,早起きしないでいつまでも寝ているとか,部活ばっかりで疲れて家で勉強しないとか,ちょっとでもマイナスなことがあって毎日を過ごすと,1年後にはなんと現在の0.03倍になってしまうのです。0.03倍とは,やっていないに等しいです。
37.8は0.03の約1260倍となります。
ちょっとしたがんばりが,1年後には大きな結果をもたらします。1年後,37.8倍の自分になるのか,0.03倍の自分になるのかは,毎日のちょっとした継続で決まります

(出典:1.01の365乗エピソード)

この考えを踏まえた上で、やはり好きだなと思うのが、

明日死ぬかのように生きよ。
永遠に生きるかのように学べ。

(出典:ガンジーの言葉(と言われているが真偽は定かではないとのこと)

という言葉です。この言葉を胸に僕自身も日々を大切に生きたいと思うし、ちょっとでも学びを続けていくことが、「自分らしく幸せな人生を生きる」ことにつながっていくと思っています。

次回は、自分が、リベラルアーツその中でも今猛烈にハマっているCOTEN RADIOからの学びを通して、価値観や生き方が変わったエピソードをご紹介したいと思います。


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