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千穐楽は東京マラソンで清洲橋通りが熱かった! 「メイジ・ザ・キャッツアイ」㊗️34公演完演🥂

2024年2月6日(火)〜3月3日(日)
明治座150周年ファイナル 
舞台「メイジ・ザ・キャッツアイ」

原作 : 北条司「CAT’S🖤EYE」(コアミックス)
脚本::岩崎う大(かもめんたる)
演出・共同脚本:河原雅彦

㊗️誠におめでとうございました㊗️
3月2日17時の配信から、3月8日までのアーカイブ視聴も終わってしまい、とてもさみしいです…

ご存知三姉妹が、失踪した父にたどり着くため父が描いた絵画を取り戻す怪盗物語、次女・瞳の藤原紀香さん、三女・愛の剛力彩芽さん、長女・泪の高島礼子さんが三人座長の公演でした。
ー「誰ひとり欠けることなく、千穐楽まで駆け抜けます」ー

初日カーテンコールの皆さまのお言葉通り、無事に全34公演完演、おめでとうございました。

北条司さんの、公演プログラムのインタビュー記事によりますと、江戸時代の設定でお話がきたが〔そこは「明治座なんだから、明治時代にしたらどうですか?」と提案させていただきました〕、また河原雅彦さんの座談会記事には北条先生が丁寧に台本を読んでくださったとあり、土台がしっかりとしていたこと、また舞台を拝見するたび、関わる皆様が気持ちを一つに取り組まれる絆のようなパワーが増している! と感じました。良いカンパニーだと、自然と伝わってくるものがありました。

150周年の明治座祭! ということからも、舞台機構は縦横無尽のフル稼働のよう、スクリーンの映像、宙乗りも。場面転換が多く盆が何回まわったか!、緻密な時間計算にスタッフの方々どなたもが気を抜けなかったとお察しします。

一幕のお茶屋"光月"の絵画を三姉妹と鼠小僧3世が狙うシーンは、舞台前面の光月前と、光月と喫茶猫目が上下に設置され、場面を何度も行き来する展開。
二幕も舞台転換に加えて客席通路まで使い、花道七三のスッポンから宙乗りの紀香さまご登場。3階席の天井からハコ(!)がタイミングで降りてくるのですね! で、紀香さまを乗せるとスーッと天井に戻っていきました。
音楽も、三味線や和太鼓の邦楽を使いながらダンスミュージックを合わせるなどなど、お衣装も和の装いを活かしているのがとても的確で、"明治時代と今日を自然に繋いでいるよう"に感じました。

笑いを作り出すのは、悲劇を作るより難しいと考えますが、あっという間の三時間。ダンスあり空中シルクのエアリアルあり、立回りあり、ストーリー展開も次っ々と!飽きさせないエンターテインメント盛りだくさんの作品でした。客席にいられることが本当に幸せでした。

いつも応援させていただいている、長谷川初範さんがご出演とあって作品に出会えました、ありがたや🙏 今回はカンパニー最年長にして、なんと4役を務められる大健闘……!

開幕一番に花道から拍子木を打ち慣らし、物語に誘なう①活弁士、
突如失踪した三姉妹の父親でドイツ人の画家② 爽快な風が薫るミケール・ハインツ、
③悪名高き戦争成金のお金大好き袴田一太郎、
④クラナッフ・ハインツ……! 全く違うお役を、特にストーリーテラーの活弁士は劇中度々出られ、各役を行ったり来たり。

二幕はシンガーソングライターの一面を発揮され、愛ちゃんの、父親に会えない寂しさに寄り添うような🥹包み込むようなギターの弾き語りまで披露されました。(このしばらく後のスクリーンの映像がまた…三姉妹と父の団らんで愛ちゃんの夢だったという一場面。家族が会えるのは、この映像だけなのですよね、抜け目ない!)
河原さんがアフタートークでお話されていましたが、長谷川さんが曲作りをされていると聞き、お稽古場で実際お聴きになって取り入れたと!
👏よくぞ! 😂客席で聞いていて、とても嬉しくなったことを思い出します。


(左から)活弁士の舞台写真、
ミケール・ハインツのアクリルスタンドとブロマイド


今回特筆はやはり、二幕の大忙しな4役の展開と思います。
まず若いころのミケールのあとに→
活弁士のギターの弾き語りから数分で→
付き人(那須沙綾さん)引き連れ、袴田一太郎で豪快に登場し、コテコテの関西弁で大暴れ! 戦争成金と囁かれても

ー「かまへん、かまへん。"成金"っちゅう言葉はワシの大好物や。なんちゅうても"金"っちゅう言葉が入っとるからなぁ。イッヒッヒッ🪭💰」ー

……長く舞台も拝見している方だと思いますが、こんなお役はかつてないのでは。。そして、長谷川さんだと気づかないお客様もいらしたのでは……⁈
長谷川さんのなかに眠っていた芸の細胞の抽斗(ひきだし)をまた一つ発見! 素顔がのぞく胸キュンな弾き語りから、あまりのギャップに大笑いさせていただきました、快演でした〜❗️

が、しかしだ🪭
これで終わらず、クラナッフ・ハインツ、
幕切れに活弁士から早替りでミケールに…!
「めでたし、めでたし」で幕となります。
幕切れのトシさんと瞳のいいシーンの途中に、
下手から静かに登場されるのですが、
これがまた! 雰囲気たっぷりでカッコいいのです✨〔「No.9」でベートーヴェン(稲垣吾郎さん)がヴィクトル(長谷川さん)を回想するシーンが甦ってきました〕
どれだけ走り回られていたのか、天性の勘の良さにバイタリティ溢れる役者魂、何より人間力、
あっぱれですっ
これからも付いていく、勝手に💪😅 
幸せでございました🥹


眩しいくらいお美しい三姉妹の皆さま、主要キャストの皆さま、お一人何役も務められたアンサンブルの方々……!凄まじかったです!
瞳の藤原紀香さんは、完っ璧!なのではという発声で、俯瞰した演技が終始安定していらして、背負っているものの使命感が半端なく、
三女・愛の剛力彩芽さんは、ボーイッシュな可愛らしさと抜群の身のこなしでダンスにも吸い込まれるし(舞台写真10番買いました👍)、
長女の泪姐さんは和服の佇まいや所作が美しく惚れ惚れ😍。かと思えば男装の麗人で"元船乗り"に変装。。え、えーっ‼︎という意外性が本当に楽しかったです。惚れた!


瞳の恋人、内海俊夫役・染谷俊之さんの優しいのはいいけど、あともう一歩が踏み出せないもどかしさ。でも、盛山さんとのファイティングは私のお気に入りです。
同じく警察官・平野猛の上山竜治さん、ひたすら元気でまっすぐ! まっすぐすぎて暗闇でもサーベル振り回す!なところが場をいつも盛り上げていたし、
天真爛漫な栞ちゃん(新谷姫加さん)の可憐さ🎀に気持ちを明るくしてもらい、
純白の衣装がお似合いで、さすが隙のない立居振る舞いが素敵な美弥るりかさん。舞をみているかのような立回りは圧巻でした。

新聞記者 神谷・鼠小僧の"きみどり"川久保拓司さん、プレイボーイが守るべき人をみつけたシーンにしなやかになるのがよかった。
フランス帰りの捜査官・浅谷光子役の佃井皆美さんの「なにこれ〜」🎤私が座った三階席からはお姿見えなかったけれど、しっかり想いは届いていました。アクションも力強い👍!

そしてそして、三姉妹を支える盛山の前田悟さんは上官・三好、ポリスに…盛山の直前に出るクラナッフの執事(前田さんにみえたけど、違うでしょうか?)違ったらごめんやけど🙏、執事・鮎川の松之木さんもキャットダンサーにお茶屋の橘さま、袴田邸のパーティーにもいらしたし。
喫茶猫目を手伝う京子の石井亜早実さんは、ポリスもキャットダンサーもお医者さまも。
空中シルクアクロバットのエアリアルダンサー・廣瀬水美さん、大橋美優さん、金川希美さんはそれだけでないの! ポリスも👮‍♀️キャットダンサーも他にも…書ききれないです。
とにかく皆さん大忙し! 

来年Blu-ray発売情報の発表も公式ホームページにありましたので、是非是非〜お勧めいたします。 ていうか、早く観たい。

また皆様にお会いしたい、です。
素晴らしいときめきをありがとうございました。こうして言葉にしているうちに、こみあげるものが。。そのくらい皆様のチーム力に感動した舞台でした☺️心に潤いをたくさんいただきました、感謝です🙏

いろいろあるとは思うのですが。。

この1枚を記念に載せさせていただきたい…
杏里の「キャッツアイ」に乗り、大盛り上がりの素敵なシーンでした❣️

来生瞳=藤原紀香 
※禁 コピー/スクショ/転載 でお願いします🙏


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