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全国に世界に!上映拡大中の映画「リング・ワンダリング」は2024年も2月代官山シアターギルドにご登場✨

2024年も、早速上映の朗報がございました!

上映予定をみつけましたら、更新していきたいなと思います!以下は、過去情報です↓

映画「リング・ワンダリング」が、wowowシネマで再び2023年4/30(日)午前5時から放送されます。

そして!国内スクリーンは2023年4月14日(金)〜4月27日(木)、東京都青梅市のシネマネコにて

作品詳細は、公式ホームページを是非是非ご覧ください✨



昨年2022年の上映は、シアター・イメージフォーラムで2月19日を皮切りに、
首都圏では4月横浜、6月下北沢k2、
7月23日(土)より8月5日(金)までの池袋シネマ・ロサでは金子雅和監督特集として上映されました。

イチオシ✨の長谷川初範さんは、笠松将さん演じる草介が描く漫画の主人公の猟師・銀三でご出演、金子監督が見抜かれた"内に秘めたマグマのように熱いものや野性味あふれる" キャラクターが新たな魅力としてスクリーンに映し出されています。

"リング・ワンダリング"は登山用語で、
「人が方向感覚を失い、無意識のうちに円を描くように同一地点を彷徨い(さまよい)歩くことをいう」(Wikipediaより)、現在過去、主人公が描く漫画の世界が交錯するファンタジー💫を是非

以下、シネマリン上映後の2022年4月、facebookの投稿です。

〜☆〜☆〜☆〜☆〜☆〜

映画を山ほど観ているわけではない一般人の感想ですが、綴っておきたい感動✨よろしければお付き合いください🙇🏻‍♀️

金子雅和監督の「アルビノの木」に続く長編二作目。日頃応援させて頂いている
長谷川初範さんは両作品とも猟師を演じられ、今回は間 草介(はざま そうすけ:笠松将)が描く漫画の主人公、自分の仕掛けた罠で娘を亡くした銀三を演じていらっしゃいます。

スタントなしで冬の雪山の崖を登り、獲物を追うギラギラとした野性味あふれる表情、
振り幅の大きい感情が剥き出しになったようなワイルドな表現に、心底引き込まれました。
それは、幼い少年にさえどこか冷たい草介が人々との交流を通して次第に変化する心境とシンクロしているようで感慨深く、現代・過去・劇中劇を巡るファンタジー。
スクリーンに広がる、日本が育んできた"豊かさ"に包まれる心地よさがなんとも嬉しいです。

雄大な姿に吸い込まれそうな、まさに"自然"の風景がとても美しく、監督自らロケハンをされ、細かな時間によるみえ方も計算なさっているそうです。漫画の世界の、銀三が山に分け入ってゆく場面は素晴らしい画的センスの構図!
過日舞台挨拶の折、長谷川さん曰くこの「構図を切る」のはキャリアを積んだカメラマンでも難しいそうなのですが、金子監督のそれは天才!と絶賛されていました。
(水上賢治さんの記事に、このくだりが書かれています、シェアさせてください🙏)

〜漫画家を目指す草介は、工事現場のアルバイトをしながら、日本が戦禍に対峙しているころを舞台にした、凄腕の猟師と絶滅した"ニホンオオカミ"のバトル漫画を描いている。
が、現代ではその資料も限られ、描くには特徴を掴めずに悩むある日、作業中に動物の骨のようなものをみつける。
より手がかりをつかもうと、夜の工事現場に戻ったところ、飼い犬を探しにきたミドリ(阿部純子/梢と二役)と鉢合う。はずみで怪我を負ったミドリを送る草介は、次第に不思議な空気に包まれてゆく……

今でも初回観賞時、
銀三が火薬と引き換えに差し出す黒髪を目にした衝撃は忘れられず、映像が進むにつれ、自然を愛する娘の父への想い"なぜ娘は山に入っていったのか"、そのドラマが目の前に広がりました。
阿部純子さんの確かな可能性を感じさせる演技力、長谷川さんの冬山での極限状態のなか絶壁で(!)演じ切る役者魂、素晴らしいと思います。

「キャストが活きている」とは、
金子監督の作品にも多く出演されている松蔭浩之さんのアフタートークでのお言葉。現代美術家としての視点がユニークで、共感する部分が多々ありました。もっと聴いていたかったです。
「TOKYO VICE」など注目を集める笠松将さん、二役を見事に演じ分けた阿部純子さん(同じ方が演じているとはとても思えない)お二人とも益々ご活躍が楽しみ!
みどりの両親には安田顕さんと片岡礼子さん、そして田中要次さん、品川徹さん!!
はじめに書かせて頂いた長谷川さんと、皆さま個性が光る素晴らしいキャスト陣だと思います。

何より、作品作りに妥協を許さず、関わる方々と調和しながら探究を続ける監督の熱意、フットワークの良さには自然と応援したくなる気持ちが沸々と湧いてきます。
また物語の伏線が巧みで、監督のこだわりや仕掛けが満載なので、豊かな自然の音に包まれながら、何度でも作品探索の旅を楽しめる!丁寧な作品には好感が持てますし、好みです。

♪天上天下繋ぐ花火哉…♬

この星の一生からすれば、人の命は花火のように儚い。けれど、先人から受け継いだ道に生かされている今に感謝して、幾重にも命の繋がりが続きますようにと想いを馳せました。

「リング・ワンダリング」、まだまだスクリーンを追いかけます。
お読みいただき、ありがとうございました🙏🙏


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