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中国のEV戦略

先日、テレビのニュースを見ていた。
中国がEVで欧州に大攻勢をかけているとの内容。

特に驚きはしないが、その時、かの国の戦略 〜あったかどうかは知らないが〜 というものを僕なりに思ったので、noteしてみよう。

言うまでもなく、クルマとはエンジンを積んだ「内燃機関車」であった。ヨーロッパやアメリカ、日本なんかがその覇者である。

それらの国は、内燃機関車という「山」を築いた。

中国は、ヨーロッパ等が築いた山を崩そうとはしなかった。
代わりに彼らがやったことは、そのすぐ隣に「新たな山」を築くことだった。

EV、という名の。

内燃機関車とEVでは「企業生態系」が異なる。だから似ているようで似ていないものであり、競合はハッキリしない。

ここが戦略だったと僕は思った。

まずは隣に小さな山を作る。それは特に脅威ではない。邪魔にもならない。

だがそれを大きくしていくと、ある段階で突如「脅威」が表面化する。

次にやることは、そう、元の山を崩していくことだ。

ハイテクだ、便利だ、新しい。そして何よりも環境に優しい・・そんな言葉を並べて誘導する。そこら辺を周到にやれば、消費者は間違いなく傾くだろう。

そしていつしか、山は逆転する。
攻勢に出たということは、いよいよ “やる” 気なんだろう。

企業生態系が違う時点で、我が国でも、名乗りを上げる企業があっても良かった。だが残念なことに、そうにはならなかった。

何故なんだろう?

そんな中、唯一気骨を見せたのが「水素」だったね。

だがEVの行く末はまだわからない。
すでに「淘汰」が始まっている事も知っていていいだろう。

この様を僕は

美しくない。


と感じる。

メカ好き、クルマ好きの僕は、“自分のもの”としてEVを所有することは永遠にないだろう。それに僕は、内燃機関が全くの悪者とも思っていない。

話を元に戻す。

自分の周りに、同じような出来事はないだろうか?


逆に、

この手法で何かを変えられないだろうか?


そのによって、手法は闇にも光にも変わるのである。

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