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人のなにかをしたい気持ちを否定しないって決めたきっかけ

以前の記事で書きましたが、中高生の頃からラジオが好きでした。

radikoが生まれる前、住んでる家にラジオ電波が入らなくなって聴けなくなっていたときも、ラジオが好きな気持ちは持ち続けていました。

ある日、当時の同僚と無邪気な「こんなこと実現させてみたい」話をしていた20代半ばの私。
「ラジオ番組のアシスタントがしてみたい」と言いました。

すると同僚は急に真顔になって言うのです。
「あー、ラジオ番組のアシスタントが簡単にできるって、みんな勘違いしがちなんだよね~。そんな簡単なもんじゃないからね」

いやいや……無邪気な「やってみたいこと」話だったじゃないの。
だから話したのにな…と思いつつ、すごくモヤモヤした悲しい気持ちになりました。

おそらく彼女は、メディアで作家として活動するのを目指してバイトで頑張ってる子だったから、その世界の話には黙っていられなかったんでしょう。

私が中高生の頃に毎日ラジオを聴いていたことも話していなかったから、すごく軽い気持ちで言ったと思ったのでしょう。

とはいえ、寂しかった。
ラジオ番組のアシスタントが簡単だなんて考えてない。
ラジオに対する思い入れもけっこうある。
だから、そんなに軽い気持ちでもないんだけどな……

この体験から、他者が「こんなことしてみたい」ていう話を私にしてくれたときは、軽々しく否定しないようになりました。
その裏側に、どんな熱い思いが隠れているかわからないですからね。
照れ隠しで「なんちゃって」みたいな言い方すること、あったりしますでしょ。

まぁ犯罪めいたことなら止めるとは思うけど…幸いそんな話を私にしてくる人は身近にいないので。

ラジオ番組のアシスタントがしてみたいという私の気持ちは、宮藤官九郎さんが、ビートたけしのオールナイトニッポンでの高田文夫さんのポジションに憧れていたって話に近いかもしれない。
私は今の時点でいうと、『安住紳一郎の日曜天国』における中澤有美子さんが憧れです。
ああなれる自信とかって話じゃないですよ。
憧れってこと。

そう、今でもラジオ番組のアシスタントに憧れがあります。
コミュニティFMとかでもいい。
大人になってなに言ってんだ、て感じかもしれませんが。
こういうのは言葉にするといいそうですからね。
人生にはびっくりするような想像を超える出来事があってもいいじゃない?
チャレンジしてみたいなぁ~(言霊、言霊)

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