コーチング セッション#7

前回から1ヵ月弱間を空けて、久しぶりにコーチングを受けた。
今受けているものは10回セットのような感じだから、あと3回。
前回から今回にかけて、良くも悪くもできることとできないことの差がかなり明確になったように思う。
私が挙げたできる人の条件みたいなものはある種自分で既にできているものが多く、一方で物凄く不足を感じるのはそもそも言葉にしていない事柄だった。
そしてそれはその場に相手が存在することばかりで、慣れていないシーンや慣れていない人、多くの人を目の前にした場面ばかり出てくる。
これを解決する方法に関しては、場数を踏む以外に何も出てこなかった。
一人でリハーサルをしたところで、それは相手がいないからできることになる。
慣れない相手や多くの人がいる、という事実がネックとなっているせいで、何をどう練習したらいいのか明確にならないままだった。

今回メインで扱ったことは、自信を持つことと自意識過剰について。
自信を持つことが大切だと理解している一方で、できていない状態で自信を持つことが悪に思えて仕方がない。
セルフイメージに人は自分を寄せてしまうから自信がないことでよりできない自分になってしまうことはわかるのだけど、できていない状態で自信があるというのは現実が見られていないというか脳内お花畑というか、そんな感じがしてしまうのだ。
できないことをできないと言って自信がない人に対して、でもこういうところはできているよね、といったところで、その人が自信をもってもいいくらいにそれができる状態でないことは変わりがない。

この話をしたところで、完璧主義ですねと言われた。
完璧主義の裏には、過剰に下手に出ることで傷つくことを避けたい意図が隠れている。
できない指摘を受けたときにほらやっぱりと思うことでショックの程度を和らげる、そんな思考の癖がついている。
これによって私自身は改善行動に向かわなくなる傾向が強く、それは組織にとって損失となる。
お互いにとってこの考え方を私が持っていることは、良くないということで目指すべき状態が一致する。
過剰に自分を卑下することで頑張れなくなってしまい、組織貢献度が低下してしまうことに繋がる。

私自身はそういう傾向性を強く持ちながらも、ここ最近はきちんと改善できる人でありたいと思っている。
だからそうなるために、できる限り相手の真意を正しく理解し、過剰に傷つかずに受け止める。
それを受け止めた後、改善のために行動する。
そのためには、乗り越えられる程度の目標設定をすることや、相手にどうしたらいいか聞いたり一緒に考えてもらったりすることが役に立つはずだ。
またあまりに苦手なことは、思い切って周りにお願いしてしまうことも手ではあるのだけど、多分それはできるタイプではない。
できないことをできるようにするためには場数を踏むしかなくて、人より準備をしようにも一人でやる準備では意味がないから、結局そのまま進むしかなくなる。

なんというか、色々な要因に助けられて今できる状態であることを”自信がある"と表現されてしまうことが嫌だ。
他のところにいったら上手くいかない可能性だってあるし、誰かが本当は気が付かないところで物凄くサポートしてくれているから今やれているだけかもしれないのに、"自分に自信がある"というのはあまり綺麗じゃないように思ってしまう。
そういえば、私は綺麗に生きたかった。

話てみて、"自信がある"という状態に自分がなりたいと思っているわけではなくて、ただ"自信がある"と自分で言える人は"自信があると言える状態であること"で私びはできないことができているから、すごく負けず嫌いの心をくすぐられてしまうようだ。

最終的には、自信の有無は関係ないのかもしれない。
ただ言われたことや目の前の出来事をなるべくストレートに受け止めて、それを改善し続ける力があればそれで十分なようにも思えた。
でもそうしやすくするためには、自信が有効になってくるんだろうな。

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