CANACANAさんというピアニストがいる。クラシックから流行りの曲まで弾きこなす、個人的にとても好きなピアニスト。YouTubeでカナカナさんの演奏をよく観るのだがお顔は出しておらず画は手の動きだけ。最近ハマったのが少し前にTikTokなどでも流行っていたCreepy Nutsの楽曲「Bling-Bang-Bang-Born」をクラシックの巨匠が作曲したら！？という動画。ショパンっぽくBling-Bang-Bang-Bornを弾いてみた！みたいな感じ。素晴らしくショパンっぽいBling-Bang-Bang-Born。面白いと共にすごい方だなと思う。(下記YouTube)

この曲ってサザンっぽいよね～
この曲ってユーミンっぽいよね～
この曲ってミスチルっぽいよね～
この曲ってゆずっぽいよね～
この曲ってbacknumberっぽいよね～
この曲って旧ジャニーズっぽいよね～

それぞれ○○っぽくて言い換えれば○○らしさがあるのである。それは音楽に限らず小説や絵などにも表れるものだ。これを個性とよぶのだろうか。

私は詩を書くことがとても好き。私はピアノを弾くことがとても好き。どちらもプロ級ではないし、食べていけるわけではないし、誰かに言わせたら所詮は趣味の範囲なのかもしれない。
「おぉおぉ言ってろ言ってろ！こちとらどちらも趣味の範囲とは思ってないが言いたい奴には言わせとけぃ！」
好きなことを私らしくできたらそれでいい。それで誰かに「素敵な詩だね」「素敵な演奏だね」ってたったひとりにでも、誰かに私の想いが届いたら嬉しい。

おかげさまで詩では、賞で佳作を頂いたり各詩誌の投稿欄で入選佳作を頂いたり、同人誌「詩誌LaVague」に参加させて頂き詩を掲載したりしている。
(LaVague Vol.2 絶賛発売中 下記参照)

ピアノは小学校2年生の時に、テレビで観たピアノ演奏とその曲にとても衝撃を受けて、親に頼んで習い始めた。ショパンの「幻想即興曲」とベートーヴェンのピアノソナタ23番「熱情」。今でも大好きな曲。音大を目指した時期もあったが家庭環境と自身の努力不足により断念。結婚してから長い間弾いていなかったが、娘がピアノを習い始めたのをきっかけに、たまに弾くようになった。昔ほど指は動かなくなったし譜読みは遅くなったし下手くそになった。でも発表会で大勢の人の前で演奏する喜びは忘れていない。あの頃みたいに上手には弾けないけれど、いつかまた誰かの前で演奏したい。今は都庁の黄色いグランドピアノで演奏することを目標にゆっくりと練習中。

人にはそれぞれ「○○らしさ」がある。それはきっと競い合うものでもなければ、価値の有無があるわけでもない。どんな時も自分を信じて自分らしく表現しながら生きてゆくことが「幸せ」ってことなのかもしれない。

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