見出し画像

自宅での自由時間

2週間、トイレと食事以外動いてはいけません。

こう言われて私の頭は一瞬真っ白になった。

毎日もぞもぞ動く大事な可愛いお腹の子を守るため…だけど、できるかな…いややらなくちゃ…あーあと2週間で引越しなのに…仕事休むのかー、いろいろやらなくちゃいけないのにどうしよう…

いろいろな思いが瞬時に頭を駆け巡ったけれど、私に選択の余地はなかった。


そうして始まった自宅での安静生活。

基本横になっているのはツライ。

パソコンもろくに見えなければ本も読みづらく、いつの間にか寝てしまう。

そして家の中の細かいことが気になっても動けない。

想像以上のストレスだ。


そもそも私は休日に家にずっといることが耐えられないタイプ。

買い物行かなくちゃ、あれとしなきゃと理由をつけては必ず外に出るし、仮になにも用事がなくても出かけてお散歩したいし、街を見たいし、外の空気に触れたい。

夫は家で横になったまま過ごせるのが天国だと思っているタイプの人間なので、休日はいつも私が彼を家から引っ張り出している形だった。


そんな私もコロナ以前から家で何か没頭できることをいつも探していて、

昔から続けていた書道とペン字を再開したり、カリグラフィーにチャレンジしてみたり、株の勉強をしてみたりしていた。

が、最近気がついたのが、私はタスクを達成することに喜びを見出すタイプの人間で、ただ余暇を楽しむためだけに何かに集中することが苦手だということだ。

夫みたいに、ひたすら自分が好きなゲームや映画に没頭してそれをやり続けることがどうしてもできない。

だから私は目標がないと、例えばいくら字を書くことやフランス語を勉強することが好きであっても、それをやる気になかなかならず、結果私が家で過ごす時間は必要な調べ物や家事、その合間で流し見する海外ドラマといったものに奪われていく。

こうやって改めて認識するとなんと楽しみがないのだろうと思ってしまうけど、

こんなことを考える時間がたっぷりあるだけ幸せなことなんだろうなということに気がついた。

もうすぐ子供が産まれたら、有無を言わさず自分の自由な時間は無くなっていくだろう。

でも、ふとしたときにできるであろう自分の時間を最大限楽しむために、今のうちに「達成したい楽しみ」をリストアップしておくことが、暇な安静時間の最大の楽しみになりそう。

世の夫婦は、暇な自宅での自由時間、お互い何をしているのかな?


いつも読んでくださりありがとうございます。もっと素敵なnoteを書くための投資にさせていただきます!