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【読書感想】1時間で10倍の成果を生み出す最強最速スキル時給思考 著:金川顕教

私は社会人ではあるのですが、働いて稼ぐ事について、ぼんやりとした感覚しか持っていないと思い、働くという事を改めて考えたくて読みました。

この本を読んで、
時給思考を身に付け1時間の価値を高め、浮いた時間で自分の理想の未来に進む事が出来る事を学びました。

時給思考は1時間でどれだけ価値のある事が出来るかを考える思考のことです。
つまり他人に言われるまま流される時間を過ごすのではなく、
「1時間をどう過ごすべきか」を自ら考える事によって時間の重要性を認識する様になります。
いつもなら「休み時間はなんとなくYouTubeでもみよう」と考えていたのが、時給思考を身に付ける事で「少しでも本を読もう」や「資格の勉強のために1つでも単語を覚えよう」となる訳です。
ただ受動的に娯楽を楽しんでも0円もしくはお金が掛かったりしますが、自分の成長にプラスになる事をすれば将来の時給を増やす事ができます。
勿論、目的があって娯楽を楽しむのは良い事だと思います。

どれだけ効率的に働いても会社から帰る時間は同じだから、意味がないと思う人もいるかもしれません。
しかし、効率的に意欲を持って取り組む事で本来の仕事が早く終わり、空き時間が生まれます。
それを丸々自分の成長に使う事が出来ます。
例え、それが10分だろうと塵も積もればですし、何より残業しないで早く帰宅する事が出来ます。
個人的には、私の仕事はある程度出来高制なので、1時間の中でどれだけ価値の高い仕事ができるのかというのはかなりダイレクトに感じました。

そして、これだけ聞くと空いた時間は全て努力しなければいけないのか。と思う人もいるかもしれません。
しかし、著者はこの本を読んだ人に自由を手にして欲しいと書いています。
自由は経済的な自由→仕事の自由→時間の自由の順番に手に入るそうです。
手に入れたい自由は人それぞれかもしれませんが、どんな事でも時間がなければ実行できません。
・自分の望むままにオシャレしたい→服やファッションアイテムを買うお金が必要
・幸せな家庭を持ちたい→家族と一緒に過ごす時間が必要
・自分の店を持ちたい→お金と勉強するための時間が必要
・とにかくダラダラしたい→時間とその間の生活費が必要
一見、働く事と真逆の夢でも心置きなく取り組むには時間は絶対に必要です。
その夢に近付く為に、今から時給思考を念頭に生活する事で一歩ずつ確実に自分の望む未来に向かって進んでいけます。
やる事をやれば別に余った時間は好きに使って良いとも書いています。
1日の目標をクリアしたらもっと頑張るのも自由ですし、余った時間は寝ても良いし、仲の良い人と雑談しても良いのです。

当たり前ですが、時給は高い方が自分の為になります。
しかし毎日働いている中で、ダラダラと意味の薄い時間の使い方をしてしまったり、反対に時間度外視で長い時間を80点から90点にする為に使ってしまっています。
時間度外視で頑張るのは成長のために時には必要ですが、そればかりでは生活していけません。
月給でも仕事が遅ければ、どんなに品質が高くても会社からの評価はプラスにはなりにくいと思います。
本書を読んで、時給思考で動く事で無駄に流れていた時間の価値を凝縮させる事が出来ると思いました。
終わりが分かりにくい仕事も、ある程度の完成度まで持っていき「これ以上は時給が上がらないな」という自分なりのゴールを作る事で生産性が上げられます。

更にこの考え方はプライベートでも活躍すると思います。
時給思考を実践していくと、どんな時でも積極的に時間を過ごせます。
1人でいる時も受動的に過ごすのではなく、この行動をする事でどんな目的を達成できるのか考えられます。
他の人と一緒の時は、相手とどれだけ良い時間を過ごせるかという事を考える事で人間関係をより良いもの変化させられると思います。
少なくとも目の前に相手がいるのにその人と関係ないSNSを見る為にスマホを触る様な時間の使い方は選ばないと思います

時給思考をしっかり身に付ける事で、仕事は勿論。学ぶ時も遊ぶ時も休む時もそれぞれ全力で取り組むという、メリハリのついた生活を送る事が出来るのではないでしょうか。
そして、日々成長していけば望む未来を手に入れられる筈です。

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