想定外だらけの片道切符・・・New York留学準備・・・6

旅行会社のカウンターで、2枚の日程表に記載された金額をじーっと見比べながら、迷いに迷い悩みに悩んだ。

左B社 右D社

B社・日本の航空会社で直行便なので、日本語が通じて、大きなトラブルが起きない限り、11月18日に発着できて、Happy Birthday to meができる、353,430円。
D社・海外航空会社で、11月17日の夜に日本を発って、ホノルル乗り継ぎで11月18日の早朝、JFK到着の便164,400円。

【11月18日に発着できて、日米両国でのHappy Birthday to me】
60歳還暦誕生日記念の1番の拘りだったが、AIにさえ貧乏人と言われる私には、安価に勝るものはない。

散々悩んだ結果、苦渋の選択でD社を選んだ。

60歳・還暦誕生日に、日本とNew Yorkのどちらにいたいか自問自答し、
出した答えはNew Yorkに居たいだったから。
59歳最後の日に日本を発って、60歳初日にNew Yorkに降り立つ事を決めた。

両国での還暦Happy Birthday to meができなくなったことは、残念無念だが、背に腹は代えられない。
そして後付けにはなるが、直感でD社を選んだ理由が色々と浮かんできた。
・何より安価
・50代を最後までしっかり日本で過ごし、ケジメがつけられる。
・60歳のはじめの一歩はNew Yorkで
・フライト時間が、日本から7時間、乗り継時間7時間45分、New Yorkへ9時  
 間20分。これならエコノミー症候群予防になる。(前回の直行便13時間
 は、背痛がキツかった)
・想定外でハワイの空港に降り立てる
・乗り継ぎ体験と、ハワイでの短時間観光ができる
・ぬくぬくの日本の航空会社より、海外航空会社での荒療治で、New Yorkで 
 生き抜くためのサバイブする予行練習になる。

などなど。
さらに、おにいさんスタッフである。
旅行会社のミスとはいえ、おそらく私は、予約なしで無理から押し掛けた状態だったので、急遽対応したのだろう。両隣のカウンタースタッフから漏れ聞こえてくる、提案や説明の数や量が、おにいさんは圧倒的に少なかった。そして、話が進むにつれて私が質問するごとに「確認してまいります」を連発し、奥に引っ込んで行っていた。しかも、C社乗り継ぎ台湾経由の便では、乗り継ぎの空港が違うことを見落としており、空港内移動だとのたまった。うっかりC社に決めていたら、とんでもないことになっていた。

予約されていなかったことや、おにいさんスタッフの対応で、何となくこの先は自分でサバイバルせよ、と天の声が聞こえたような気がしたので、直感でD社に決めたのだった。

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