疑問点残りまくりの年金相談・・・New York留学準備・・・21

60歳の誕生日からNew York生活が始まる。
同時に年金受給を繰り上げて、60歳から貰うことにしたので、
年金事務所に相談に行ってきた。

年金相談の予約時間は9:00。
呼ばれて狭いブースに入ると、随分前に再雇用されたと思われる、おじいちゃんスタッフと、傍らに研修生として、すでに定年を迎えたであろう、おじちゃんスタッフがいた。

席についてすぐ、
・59歳10か月と、59歳11か月で、退職すること(2つ掛け持ちなので)
・60歳の繰り上げ受給希望であること
・60歳の誕生日にアメリカに到着し、長期滞在であること
・特殊なケースなので、手続きの仕方や仕組みの詳細を教えてほしい
と、伝えた。

ところが、おじいちゃんスタッフは、予めわざわざYUKIE用に計算されて用意された、65歳で日本で受給した場合の資料で説明を始めた。
いやぁ、違うんだけどなぁと思い、何度もその旨伝えたが、おじいちゃんスタッフは聞く耳持たず、説明を止めず、どんどん進める。
仕方がないので、説明させてあげることにした。
もちろんその内容は、退職年齢も期間も金額も手続きも、日本で65歳になってからのことなので、私には全く当てはまらない。

一通り説明が終わったところで、やっと〝質問は?〟と聞いてくれたので、
・59歳10か月と、59歳11か月で、退職すること
・60歳の繰り上げ受給希望であること
・60歳の誕生日にアメリカに到着し、長期滞在であること
・特殊なケースなので、手続きの仕方や仕組みの詳細を教えてほしい
ことを再度お伝えし、今、説明してもらった内容と渡された資料が、的外れだと伝えた。

「今、資料を60歳に作り替えますね」
何事もなかったように資料を作り替えるおじいちゃんスタッフ。
私も、何事もなかったように「はい」と返事をするも、あきれ返って心の中で〝何言ってんの?〟と思いながら、あっかんべーをしていた。
この時点で、相談開始20分が経過。残り10分しかない。

ほどなくして、YUKIE60歳用に作り替えられた資料を基に、再び説明が始まった。
特殊なケースのため、説明途中で不明点や疑問が次々にわいてくる。
その度に「これは?」「ここは?」と聞くも、やはり定形説明は止まらず、こちらの声は聞いてもらえず、どんどん進む。
私の質問に、途中で覆いかぶせてどんどん説明してくる。
質問事項が雪だるまのように膨れ上がる。
内容が理解できないまま、おいて行かれて迷子になりながら、心の中で野蛮でお下品なYUKIEが叫ぶ
〝こら!ジジイ。こっちの質問聞け! 答えろ!〟
と。

60歳用、65歳用、年金の説明資料、申込用紙など、束になった何枚もの資料や申込用紙を貰い、与えられた相談時間30分を大幅に超え、10:00近くになって相談は強制終了。疑問点はいくつも残ったままだ。
横にいた研修生のおじちゃんスタッフは、これでちゃんと研修できたのだろうか。こちらも疑問だ。

わかったことは、60歳で受け取れる私の年金額は、
1か月の食費分しかない、文字通り雀の涙だった。


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