元々富裕ではなかったが、さらにド貧乏になった。
けれど、私のテンションは下がらず、また1から頑張ろうと思えた。
すると資格を活かした職に高時給で就くことができた。
さらに掛け持ち勤務先の上司が、NY移住を応援してくれて、1日でも、1時間でも多く働けるように、出勤日やシフト調整をし、私の超わがまま勤務を容認してくださったのだった。捨てる神あれば拾う神あり、である。
あとはNYに向けて、頑張るのみだ。

まず、それまで三日坊主だった英語の勉強の、何度目かのスタートをさせた。今までも、教材を買って自習したり、ネットでの対話学習をしたが、
全然楽しくなく、やる気も出なかったため続かなかった。
けれど、自分のペースでできるAIアプリを見つけて、渡米までの1年間と決め、少しずつ少しずつコツコツと始めた。
時々は面倒になってさぼったり、顕著な脳の退化に情けなくなり、へこみながらも着々とテキストを進めていった。
そして、無駄遣いをしないよう日々気をつけた。
さらに、軸がブレないように、渡米日を2024年11月18日に決めた。

2024年11月18日は私の60歳の誕生日。60歳の誕生日に日本を発って、
13～14時間遅い、同じ60歳の誕生日にNYに降り立つ。
3回目の成人式（還暦）でもある、記念すべき大切な日を、日本とニューヨークの両方で迎えることができるのだ。