『孫子の兵法』とは、約2500年前、中国の孫武が書いた兵法書である。


非常にざっくり言えば、タイトルの通り『いかにしてよりよく勝つのか』といった戦略・考え方が書かれている。
※この投稿は『孫子の兵法』が具体的にどんなことが書いてあるのか、といったそれを具体的に詳しく書き連ねる内容ではないので気になる方はご自身で調べてみてほしい

この兵法書の中に、

【百戦百勝は善の善なるものにあらざるなり
戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり】

という言葉があるのだが、
意味は
【百戦、戦った上で百勝戦いに勝つのが最善ではなく、
そもそも戦わずして勝つことこそ最善である】
という意味であり(yukie意訳。他の人の意訳も意味は同じ)、

このことこそが【今現在急務で今の私達に求められている】のである。


この孫武が書いた『孫子の兵法』、
約2500年前というまだまだバリバリ3次元の時代に書かれた兵法書であるにも関わらず、今まさに5次元の世界へと突入しようとしているこのまさに今でも、とても『本質』に迫る、非常に核心を突く大切な『モノ』であるな、と思うのだ。
これは例えば【(様々な事を前もって計算して)知略を尽くして狡賢く計算高く勝つ】とかそんな低い視点でのポイントから賞賛しているのではなく、
当時も今も、
【より高い視点をもつ者こそが勝者】、
もっと言えば
【より高い視点をもつ者こそが誰をも傷付けず誰も(自分含む)痛みも伴わず勝つことができる】
というその視点が非常に重要で素晴らしいな、と。
更に具体的に言えば、
『勝ちさえすれば、結果だけ取れればいい、と『そもそも』戦いを始めてしまう』のは低い視点で、
『そもそも戦いを始める前から、というより戦いを始めるまでもなく【既に勝敗はついている状態】』こそ最上級の高い視点、だと(上記は全てわたくし的解釈)。


現代において戦いといえば、
真っ先に挙げられるのは戦争であるが、その規模を小さくしていけば隣人・最終、家族、今目の前にいる人、、、との『いざこざ』も含まれる。
ちなみに『勝敗』や『勝者』、『勝つ』などといった言葉は｢単にわかりやすい表現｣なだけであって、それは実際の『言葉通りの勝ち負け』を指すものではなく、敢えて言うのであれば【『いかに物事を丸く収めることが出来る力』があっていかにそれを発揮できるかできないか】ということ。



第一の重要なポイントの説明が終わったが、
第二の重要なポイントは、【戦わずして勝つ】から派生して、ここから【統合】の話に入っていく。

あなたが『戦い』を選ぶのであれば
それは【分離】であり、それは今この世界に流れている【統合】の流れとは【真逆】であり、
まさに【逆行】しているのだ。


上記にも軽く記してあるが、
『戦い』とは戦争などといった、大きく・わかりやすいものだけではなく、
『あの人がどうだ』『この人がどうだ』『気に入らない』(軽く、｢心地よくないわ｣といった『軽い』気持ちではないもの)といったものまで入るのだ。

上から順に、
戦争
殺傷
暴力(言葉の暴力含む)
非難
否定・批判

上は『戦い』とまさにわかりやすいが、
下は『戦い』ではない別の言葉で表すなら、
自分の物差し、その物差しから【良い・悪い】をジャッジしているから発生するものである。
では、【ジャッジしている】とはなんなのか？？
イコール＝それは、【中庸】ではないということだ。
『軽く嫌い＝好きじゃない』『心地よくない』まではいいが、『大嫌い』までの域になると最早それは中庸とは言えない。
『大嫌い』は中庸ではないし、
バリバリ【【分離】の周波数そのもの】なのである。
※【【中庸】とは一体どんなものなのか？？】というのも具体的に書けるが、本稿はそれがメインではないのでここには書かかない


｢【中庸】を知ってるのにここに書かないのなら意味ねーじゃん｣
とお思いの方に
別のアプローチ法を記載する。

上記の、戦争〜暴力、までのことをする方は本稿を読む読者にはいないとは思うが、
『非難』『否定』『批判』は、このネットの中でだけ、問わず『プライベートで』してしまっている人もいるのかもしれない、が、
その状態から、【分離】から【統合】へと向かう為には、
相手との【対話】しかないのである。
それは直接対面でなくとも、ネットでならネット上で対話できるだろう、
『自分はあなたの何が気に入らないのか。あなたは何故そのような言動を取ったのか？そのあなたの言動に対して自分はどう思ったのか。自分はこんな気持ちです。そしてあなたは、わたくしのこの意見、どう思いますか？』と、
【対話】するしかないのである。
対話の姿勢を見せて、相手も応えてくれれば御の字だが、もしかしたら、応じるまでもなく『無視』されることも時にはあるかもしれない、でも、それでもよいのだ、【あなたが真摯に向き合う姿勢を取ったのなら】。
無視された、という結果は重要ではない。
これが【そもそも対話できる関係・状態にない】というのであれば、
そもそも【それを自分の心の内に留めておかない】ということが非常に重要である。



さて、
だいぶ上の段落に戻って、
【戦わずして勝つ】それが【今現在急務で今の私達に求められている】についてだが、

急務で求められている、というのは、今、この世は加速度的に【統合】の流れに向かっているので、【統合】の世界に向かいたい人は【分離】ではなく【統合】へと向かいましょう、ということなのである。
【分離】に向かいたい人にまで、
｢ねえ、今流れは【統合】に向かって行ってるんだからさ、【分離】じゃなく【統合】に向かうべきだよ！！｣と言う気などない。
【価値観】や【考え方】を【強制＆矯正】など出来ないし、
【全ての人に【自由意志の尊重】の権利】があるので……

『現実創造』は自分自身でしている。
あなたが何を創造するのかは、あなたが【何を・どんな選択をするのかを】にかかっているのだ。

【統合】に向かいたい人は、
あなたが何か発言する時or行動を起こす時、
それは愛・調和・ひいては【統合】に繋がっている・基づいてるものなのか、今一度確認、そして【小さなことでも実践していくこと】が非常に重要である。

【戦わずして勝つ】、
もはや戦うまでもなく、既に勝敗はついている、
この最上級の高い視点・高い状態で、常に在りたいものだ。