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【日記】寝床から昭和のコンプライアンスで

(1066文字)

あー、小学生の時、風邪をひいて寝込んでいた時もこうして天井を見ていたなー。
木目模様がうねうねと変化して行くように見えた。

今日は熱が下がらず朝から辛い。
咳が出るので喉の痛みも増していく。
横たわったまま咳をする。
まさに、

咳をしても一人

という状況。
有名な自由律俳句ですね。
無学なので他は知りませんが。
それにしてもこの句は良くできてる。
静まり返った空間の、ありもしない音が聞こえてくるような。

こんなボクにも、登山のLINEグループやら、直接連絡をくれた人が、何か持っていくよと心配してくれる。
ありがたい、ありがたいけど、

全員、人妻じゃねぇか!

一応、その際は惚れられる覚悟で来てくださいと伝えるも、そんな場合かと一喝されたりして。
ありがたいんだけど、やっぱりどこか嫁さんに後ろめたい感じがしちゃうんだよなぁ。
いや、何がある訳じゃないんだけど。
でも、逆の立場だったら嫌だなぁと。
嫁さんが風邪をひいて、娘が例えば大学の何かの合宿に行っていてひとり。
それを聞いた同僚男性が何か持って行くよと仕事帰りに家を訪ねる。
出迎える嫁さんはパジャマですわな。
さらにノーブラでしょう、間違いなく。
ウチの嫁さん、おっきいんですよ、おっぱい。
初めて会った時、おっぱいの大きい娘だなぁと思って眺めていたら、いつのまにか結婚してました。
あ、不適切にも程がありますか?
昭和のコンプライアンスで書かせていただいております。

まぁ、とにかく、そういう同僚男性がいたとして。そいつはどんな魂胆でそんな親切をするのかですよ。
下心はないのかと。
え?
どうなんだ!
正直に言ってみろ!
ボクならあるぞ!
いや、あると言っても少しな。
ほんの少し。
でもね、男と女だからさ、そういうのが少しはあって当然だと思うワケよ。
結果、何もしないの、できないんだけどね、そういうなんというか、男女の機微的な?それが生活の中でのちょっとした潤いとも思うワケです。
お互いのパートナーで満たされている場合でも、全く他の異性に目がいかないというのは、ないんじゃないかなーと思うんだよなぁ。

だからこそよ!
だからこそ、嫁さんが弱っている時に他の男に尋ねてきて欲しくないワケ。
そういう気持ちがあるから、自分が嫁さんを好きだということに気がつくんじゃないかなぁ。
それもまた潤滑油というか、嫉妬はある意味、接着剤にもなる。

なんてことを考えながら天井を眺めてるわけですが、こんな時に色々とアイデアが溢れてきたりして、スマホ相手に小説を書き出したりして。
辛いので少し書いたらスマホを置いて目を閉じる。
そして、

咳をしても一人

人妻呼ぶかな

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