見出し画像

【エッセイ】エンドロールは観る派?

(889文字)

先日、家族で映画を観に行った時のこと。
我が家は全員、エンドロールまで観て、照明がついてから席を立つ。
しかし、エンドロールが流れ始めると席を立って出ていく人は多い。
娘がその様子を見ながら、友達が言っていたという話をした。
「エンドロールを観ないで出ていく男とは付き合えない」
あー、なるほどなーと妙に納得。
エンドロールを観ないことが悪いんじゃない。ハッキリ言ってどっちでも良い。
だけど、こんなにどっちでも良いことで、感覚が合わないことを納得させる事例って他にあるかなと考えてしまった。
で、あれから1週間くらい経つけど、他に思いつかない。
例えば、クチャクチャ音を立てて食べる人は嫌だと良く聞く。これはボクも嫌だ。
だけどこの場合、音を立てて食べるのはやっぱりマナー違反だもんね。
どっちでも良いわけではない。

ボクは、付き合い始めのデートにはお好み焼き屋が良いと思っている。
自分で焼くタイプの店ね。
焼きたいタイプと、焼いて欲しいタイプなら相性は良いと思うワケですよ。
どちらも焼きたい、焼いて欲しいだとぶつかるというか。
だけどこれは組み合わせの問題。
エンドロールのように、どうでも良いところでの感性の一致という例ではない。
ちなみに、お好み焼きじゃなくて焼肉でも良いんだけど、焼肉はなんか、すでに深い関係になってる感じがしない?
どうでも良いけど。

まぁ、そんなワケでエンドロール問題。
これ、婚活での相手への質問に入れた方が良いかもね。映画はエンドロールまで観ますか?って。

でもね、それが一致しなくても、好きになっちゃったり、恋人が欲しいと目を瞑っちゃうんですよね。
ちょっと気になるけど大丈夫だろうと。
希望的観測は恋のニトログリセリン。
そして時間が経って気持ちが落ち着いてくると気になっちゃうワケですよ。
「あなたのそういうところが前から嫌いだった!」
とかなんとか。
「じゃ、言ってよ」なんて正論は意味がない。
その時になって直したところで、もう問題の本質はそこじゃないから。

まぁ、こういうところも日々、話をしながら、相手を理解して感じることが必要なんでしょうね。

あなたのエンドロール的なこと、ありますか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?