アルテマ音楽祭1-5

アルテマ音楽祭1.5で感じた音楽体験アップデートの片鱗(動画あり)

秋葉原エンタスで開催されたアルテマ音楽祭1.5を見てきていろいろと感化されたので感想を書いていきます。

アルテマ音楽祭とは

春野カズユキさんが主催する音楽イベント。ただしその形態は変わっていて、VR空間(VRChat)で開催されています。それにも関わらずイベント名にVRを冠していないのは、あくまでもVRをツールのひとつとして捉え、VRのイベントではなく音楽イベントを開催したいというカズユキさんの思いが反映されているのだそうです。

アルテマ音楽祭1.5

今回のアルテマ音楽祭1.5ではVR空間とリアル空間との融合という実験的な試みで、リアル会場を使って行われました。VRのリアルイベントとはどんなものなのか分からず、VRヘッドセットを集団で装着するというシュールなイメージをしていたのですが、実際はDJもいるライブ会場で行われました。普通のライブとの違いは、美少女アバターがスクリーンに映し出されてDJしていたところです。

そんな美少女DJですが近づいてみると、なんと透明なスクリーンの後ろで同じ動きをしているがっしりした体躯のおじさんが!はじめは衝撃を受けましたが、可愛いCGキャラクターと曲まわしの良さですぐにノリノリになれました。アバターと中の人とのギャップなんて些細なことですね。ちなみに中の人はDJ SHARPNELさんでした。

DJの後は歌あり、インストあり、音楽に合わせたビジュアル演出ありと、音楽の総合イベントだと感じさせる内容でした。

写真(上)はおきゅたんbotさん、トラブルにも負けず素敵な歌を披露していました。写真(下)がVRとリアルが溶け込んで情報過多になった場面です。こういったシーンも実験的なイベントならではですね。可能性は十分に感じました。

本イベントで特に印象的だったのは、らくとあいすさんのVR楽器演奏でした。私は普段から上原ひろみさんなどのジャズピアノを好んで聴きますが、なにか通じるものを感じ、とてもかっこいいです。

イベント後も気になって、らくとあいすさんについて調べてみると初回アルテマ音楽祭について書かれたブログが上がっていました。すごいです。今後の活躍も注目していきます。

最先端の技術が使われていたこともあり、トラブルで中断する場面もありましたが、2.5次元アイドル桃知みなみさんによる臨機応変なMCのおかげでとても盛り上がりました。VRとリアル会場という別の世界を融合しようとすると、大変なことは想像を超えるほどあるのでしょう。

参加してみて

私は音楽は好きでも、これまでVRやVTuberなどにはあまり関心がありませんでした。今回は面白そうな人たちが新たな試みをしていたので勢いで参加してみましたが、アルテマ音楽祭の可能性に触れられて本当に良かったと思います。人々の音楽体験が変わっていくことの片鱗を感じました。

1.5のテーマはVR空間とリアル空間との融合でしたが、リアル空間において全身で感じる音楽体験はやはり人の心を揺さぶります。このような現行のライブの良さを取り込みながら、最新技術も活用しているのですから音楽体験のアップデートが期待できます。VRに限らずこれからもどんどん挑戦してほしいです。

主催者のカズユキさんはすごい感動体験のイベントを造りたいとアルテマ音楽祭1.5が終わった後の放送で話されていました。どのような想いで立ち上げたのか、何を意図していたのかなども話されていますので興味ある方は是非ご覧ください。

最先端の音楽祭を創る試みやカズユキさんの考え方に惹かれて、私にもなにか出来ることはないかと、まずは私が感じたことをnoteに書いてみました。

次回アルテマ音楽祭2は2019年6月13日、14日に開催されるようです。今から楽しみにしています!

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