ギリシャ神話 クレタ島の秘密とエウローパ

ギリシャ神話に登場するエウローパ。
彼女は、フェニキア王の子であり、
カドモス
キリクス
ポイニクス
タソス
は兄弟である。

美しいエウローパに一目惚れしたゼウスは白い牡牛に姿を変え、エウローパをさらい、海を渡ってクレタ島に行く。そこで、エウローパはゼウスとの間に、

ミーノース                    ラダマンテュス                  サルペードーン                  を生む。

ギリシャ神話において牡牛は、耕すものを象徴しているエウローパは、ルーペに通じており、拡大する機能を表す。

中枢機能間脳ゼウスは視床下から視神経を伸ばし、海(硝子体)を渡り水晶体レンズと結ばれる。

つまり視覚の獲得を意味する。

クレタ島は、おそらくクリエイトー創造の領域。

視覚の獲得は、生物の進化に爆発的多様性を生んだ。 また文明も発展させた。

子供であるミーノースは、マイナスを象徴。つまり減数分裂である。

減数分裂は、配偶子形成において遺伝的多様性を生じさせ、環境変化への対応や進化に貢献する

つまり、創造の地クレタ島は、多様性を生み出す場所。

ミーノースがパーシパエーを妻とし、その系譜がオリオンに繋がっている。

だがパーシパエーはクレタの牡牛と交わり、怪物ミノタウロスを出産。          

ミノタウロスは大工ダイダロスが作った迷宮に閉じ込められて、生贄を必要とした。

さて、クレタの牡牛は、創造を耕す因子、

色覚

に相当すると考える

様々な色彩を見分ける力を人類は獲得した

網膜の錐体細胞。色を見分けるのはこの細胞。

大工ダイダロスは、ダイスーサイコロに通じており、視覚情報の立体化機能を表す。

立体化のためには、左右の視差が必要。焦点が合う場所が、網膜。

つまりミノタウロスの迷宮は、網膜であり、ミノタウロスは色彩を認識する錐体細胞といえる。

生贄の男女各7人は、光の波長、七色にあたる。光の波長が色彩に繋がっている。

ミノタウロスは、テセウスに退治される。

テセウスの系譜は、後述するが腎臓の機能にあたる。

テセウスは、血圧維持の為に、腎臓で分泌されるレニンを指している。

網膜の毛細血管は、高血圧が続くと傷つけられて高血圧性網膜症となり、視力低下を引き起こす。つまり、レニン分泌による高血圧が網膜(ミノタウロス)を殺した。テセウスが迷宮で赤い糸を目印にするのは、毛細血管を指している。

エウローパは自動人形タロースと必ず獲物をとらえる猟犬となくなる事のない投げ槍の、3つの贈り物をもらう。                       自動人形タロースは、ピントを合わせる為の毛様体、

猟犬は、見るものを捉える視力

無くなる事のない投げ槍は、視線

エウローパの系譜は、視覚にまつわる話になっている。

ちなみに牡牛に化けたゼウスは、牡牛座になるのだが牡牛座の目にあたる部分には、アルデバランと言う赤い星がある。

錐体細胞(光受容体細胞)に存在する色素ロドプシンは 視紅とも呼ばれ、緑青色の光を最も吸収するので赤紫色に見えるのが視紅と呼ばれる所以である。そのために暗所での視界はモノクロに見える。

星座もこの物語を象徴する構成になっている。





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