見出し画像

ヘルプマークの裏面がはがれてくる対策

私は外出時、ヘルプマークを身につけています。

双極性障害と自閉症スペクトラムと咳喘息。正直自分でも「日常生活には支障があるけれど、外出時のヘルプマークは必要なのかなぁ」とは思うのですが、あるとき強い不安感で動けなくなったことがあり、すがる思いでヘルプマークをもらってきた…といういきさつ以降ヘルプマークをかばんにつけるようになりました。

私の場合、このときのように強い不安感で動けなくなるということはそんなにないので、どちらかといえばヘルプマークは「お守り」のような意味合いでつけています。あと咳喘息の方がヘルプマーク的には意味を成しているような気もします。


で、その、ヘルプマークをもらってきたというのが2~3年前の話。私は以降ずっと身につけているわけですが、やっぱりヘルプマークがあった方がなんとなく安心して出かけられます。

ですがひとつ困ったことがありまして。それが「裏面」でした。


裏面。私はヘルプマークの裏面に、自分の疾患や外出時に起こる可能性のある症状、そうなったときにどうして欲しいかを書いて貼っていました。
ヘルプマークをもらった際にそういったことなどを書き込めるシールも一緒にもらうのですが、そこにいろいろと書いて貼っていたのです。


でも、数年と貼り付けているうちにシールがはがれるようになってきました。そしてシール自体にもしわが寄り、一番伝えたい文字が読みづらくなってしまっていたのです。

なので補強として、シールに木工用ボンドをつけて張り直し、シールと同じサイズに切った紙に伝えたいことを書き直し、これまた木工用ボンドで上から貼り付け、補強に補強を加えたのです。


でも。でも。これだけしてもシールがはがれるのです。
「ヘルプマークの材質なに…??木工用ボンドではだめなのか?瞬間接着剤の方がいい?」と思いながら、四隅がぺりっとはがれていくたびに木工用ボンドで対策をしていました。まぁそれでもそんなに時間を待たずしてはがれていくのですが。


ある外出時、そんなはがれ行くヘルプマークのシールを見て思いました。「これがあるときはがれ落ちて、私の割と繊細な情報が道端に落ちるのはかなり避けたい」と。
そう思ったとき、私はぺりっとシールをヘルプマークからはがしていました。

基本的に私は平常時は裏面を見られたくないのです。字が汚いし、なんか「障害者です」と言いながら歩いているようなこの状態(隠すもなにも障害者なのですが)に抵抗があるというか。


家に帰り、ヘルプマークを今後どうつけようか考え調べていました。
シールというか、伝えたい情報は安全に守りたい。あとその情報というか裏面は、本当に必要なときしか見られたくない。

うーむ。どうしたらいいものか。そしていろいろ調べていくうちに、「サンリオのチェキケースがヘルプマーク入れにぴったりだ」という情報を得ることができたのです。


ネットにあった、ヘルプマーク入れになったサンリオのチェキケースを見ていると、なかなかいい感じなのです。
サイズ感や可愛さもありますが、なによりその、シール部分に該当する情報がはがれ落ちることがない。そして今のヘルプマーク体制を続けていくことは困難だ。シールはがしちゃったし。

サンリオのチェキケースにヘルプマークを入れる作戦を採用しない理由が見当たらなかったので、私はそこそこ即決でチェキケースを購入しました。
可愛さ…ちょっと可愛すぎるかな(当方アラフォー)とも思ったのですが、なんか気分が上がりそうだしと思って。

ちなみにチェキケースは数々のサンリオキャラクターから絵柄は選べるのですが、私がどのキャラクターのものを選んだのかは伏せておきます。結構個人情報をここで書いちゃっている上に自分のビジュアルの特徴まで書いてしまったら大変です。


そして数日後、無事注文したチェキケースは届きました。

鼻息荒くヘルプマークを入れます。おおぅ、本当にジャストサイズ。
ヘルプマークのシールの面積よりもチェキケースの面積の方が広かったので、その分裏面に該当する部分には今まで書けなかった情報を書き足しました。
とは言っても、裏面にひっくり返って名前や緊急連絡先が丸出し、というのは避けたかったので、通院先と患者番号だけですが。

本当は名前や緊急連絡先を書くことも考えたんですけどね、いざ私が外出時に具合が悪くなっても多分名前も緊急連絡先も自分で言えるだろうから、それより起こりうる不調と対応を優先して書いた感じです。


かばんにつけたチェキケースですが、うん、可愛いです。…いや、可愛いが感想なのもおかしいのですが、ヘルプマークの役割はちゃんと成せているような気がしています。そしてなにより裏面が落ちない。はがれない。これはすごい安心感です。

実際このチェキケースをかばんにつけて歩いていると裏面にひっくり返ることはかなりあって、そこだけが困りごとかなぁ…という感じでしょうか。
たまにチェキケースの裏表を確認しながら歩いています。裏面のままエスカレーターに乗ったときは、気付いた頃には少々「ぎゃあ」と思ってしまいます。


でも総合的に見て、このヘルプマークをサンリオのチェキケースに入れるという作戦はまぁよかったかなぁと思っています。
伝えたいことが保護されるっていうか。私にとってそれはかなり安心でした。その伝えたいことを伝える機会はあんまり起きては欲しくないんですけどね。

これからも私はヘルプマークをつけて出歩きますが、心境の変化がない限り、これがあって安心できるのなら、これはこれでいいのかなと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?