たけくまゆきこ

1986年生まれ┆富山県在住┆1人暮らし┆双極性障害と自閉症スペクトラムの当事者

たけくまゆきこ

1986年生まれ┆富山県在住┆1人暮らし┆双極性障害と自閉症スペクトラムの当事者

最近の記事

ヘルプマークの裏面がはがれてくる対策

私は外出時、ヘルプマークを身につけています。 双極性障害と自閉症スペクトラムと咳喘息。正直自分でも「日常生活には支障があるけれど、外出時のヘルプマークは必要なのかなぁ」とは思うのですが、あるとき強い不安感で動けなくなったことがあり、すがる思いでヘルプマークをもらってきた…といういきさつ以降ヘルプマークをかばんにつけるようになりました。 私の場合、このときのように強い不安感で動けなくなるということはそんなにないので、どちらかといえばヘルプマークは「お守り」のような意味合いで

    • 「障害を持ちながら」って言われたくない

      私はかれこれ37年ではありますがまぁ生きてきまして、そのうち20年以上を精神障害とともに暮らしています。 自分に発達障害があることが分かったのは20代になってからなのですが、とにかく今は精神と発達の障害がある、という中でなんとか生きています。 その中で「創作する」「表現する」ということは私にとって切っても切り離せない行為で。 今は文章を書くことと絵を描くことだけにとどまっていますが、昔はもっと広くなんでもやっており、写真を撮ったり詩や短歌を詠んだりラジオをしたりとしていま

      • 地球最後の日に食べるものがおでんの具ひとつしか選べなかったらなんの具を選ぶか

        先日、某所で時間を潰していたときのこと。 ふと前を見るとおでんを宣伝しているポスターがありました。 おでんかぁ。 1人暮らしをしてから作らなくなったし食べなくもなったなぁ…などと思っていたら、ふとおでんが食べたくなりました。 そのポスターには宣伝だけでなく様々なおでんの具も紹介されており、私は若干の小腹を空かせながらぐるぅっとその具を見回しました。 大根。 ちくわ。 こんにゃく。 卵。 里芋。 焼き豆腐。 かまぼこ。 牛すじ。 車麩。 大体こんな感じのラインナップだ

        • 2024年1月1日のできごと

          ※今日は令和6年能登半島地震の話です。辛い気持ちのある方は読むのを控えることをおすすめします。 書こうかどうしようか迷っていたのですが、思い切って2024年1月1日に私に起こったできごとを書き残しておきます。 私は富山県に住んでおり、被害は比較的少ない地域にはいたのですが、それでも私にとっては衝撃の大きなできごとでした。 2024年1月1日朝。私は1人暮らしをしている自分のアパートで目が覚め、「あぁ、年が変わったなぁ」とぼんやり思っていました。 この日はなにも予定のな

        ヘルプマークの裏面がはがれてくる対策

          「マック」って言えない

          マクドナルドを「マック」と言えません。 …いや、この一文だけで終わることもできると言えばできるのですが、私にとっては頭を悩ませている問題なのです。 私の認識ではありますが、マクドナルドの略称は確か関西が「マクド」、そして関東あたりが「マック」と呼ばれるというもの。 私は富山県に住んでいるので関東とも関西とも感覚的にはなんとも判断しづらく、どちらかに振り切って呼ぶことが私にはできなかったのです。 そこで若いころの私が選んだ呼び方は「マクド」。この呼び方は20代半ばぐらいま

          「マック」って言えない

          歯医者さんがとても怖い

          先日、歯医者さんの受診の予約をしてきました。 私にとっては褒めて褒めて褒めて褒めたたえるべき行為です。 私は歯医者さんが苦手なのです。否、もうちょっと正確なニュアンスを言うと歯医者さんが非常に怖いのです。 これを書いているとき私は37歳ですが、私の中では歯医者さんはいくつになっても怖いし、多分この先も大なり小なり怯えていると思います(蛇足ですが27歳のとき歯医者さんの治療中に怖くて泣きました)。 そんな中でも自分から「そろそろ歯医者さん行かないと」と思って予約の電話をし、

          歯医者さんがとても怖い

          未練の時効

          度々私の投稿には出てくる話ですが、改めて今までの私の恋愛状況を説明します。 私は2023年の秋に約6年同棲をしていた元恋人に別れを告げました。 そして1人暮らしを始めたのですが、別れたあとも元恋人とは毎日連絡を取り合い、週に1度のペースで食事に行っていました。 友達状態と言えばそうなのですが、私は振ったことをずっと後悔しており、復縁したいと思っていました。 でもその気持ちや願う状況に伸びしろはないことも分かっており、あるとき「今を変えたい」と願いマッチングアプリを始めたの

          1割コンタクト、9割眼鏡生活

          最近、外出先でも眼鏡をかけるようになりました。 今までは、外出するときはコンタクトで家では眼鏡、というスタイルをとっていたのですが、そのスタイルを見直しまして。 コンタクト4割眼鏡6割くらいだった目元が、今ではコンタクト1割眼鏡9割ぐらいになっています。 どうして眼鏡で外出しようと思ったのか。理由はいろいろありますが、きっかけは「ご贔屓にしているクリエイターさんが眼鏡をかけていたから」という、なんともまぁ自主性に欠けるというか主体性に欠けるというか、そういうものです。

          1割コンタクト、9割眼鏡生活

          どんな仕事に就きたかったの

          先日、母と喋っていたとき唐突にこんなことを聞かれました。 「ゆきちゃんって、小さい頃どんな仕事に就きたかったの?」と。 「お、おぅ……おぅ?」です。固まりました。簡単にまとめてしまうと、私は具体的に「将来はこの仕事がしたい」といういわゆる現実的なビジョンを持ったことがないことに気付いたからです。小さい頃から37になる今まで。 いや、「将来はこんなことがしたい」というビジョンというか志は常に持ってはいました。 ですがそれは、小学生の頃の「ラジオパーソナリティになること」に始

          どんな仕事に就きたかったの

          自分を変えるためにマッチングアプリを始めた

          2023年の秋、私は約6年一緒にいて大体それだけの期間同棲をしてきた恋人にお別れを告げました。 お別れを告げたざっくりとした理由は「私の幸せの上限は、あなたと一緒にいることではないと思った」という感じなのですが、それから今2024年2月。私は恋人を振ったことをひどく後悔していました。 同棲を解消し、1人暮らしを始め、1人暮らしは言うまでもなく1人。 淋しかったというのもあったのでしょう。それも私の気持ちに上乗せされ、 「振り返れば恋人といた頃は毎日楽しかったし幸せだった

          自分を変えるためにマッチングアプリを始めた

          1人暮らしが終わりそうだ

          おもむろに、私の1人暮らし生活が終わろうとしています。 過去にも1人暮らしの経験はあるのですが、今回の1人暮らしは約3か月。度を越えた孤独というのは体によくないということを痛感しています。 1人暮らしを始めた理由というのは、元恋人との同棲解消そしてお別れというものでした。 同棲解消。私は実家暮らしが困難であるという性分は元々分かっていたし、家族もそれを分かってくれていたので自然と1人暮らしの準備を始めることとなりました。 実家暮らしが困難というのは、別に家族との仲が悪いと

          1人暮らしが終わりそうだ

          今の私はアイドルになれない

          私は人間の一生から見ても、社会的な年齢から見ても、まぁ大体のものごとから見ても「まだ若い」方には入るとは思うのだけど、「若いうちにやっておけばよかった」と思うことを3つ抱えています。 それは「ドラムを叩くこと」と「ヒップホップダンスをすること」と「アイドルになること」。 これを書いている今は37歳なのですが、なんというかこう、10代とか20代前半あたりまでの、なんでもスポンジのように吸収しちゃえてかつ若さゆえの「とりあえずアクセル踏んじゃおう」感のあるうちに、これらをやっ

          今の私はアイドルになれない

          かばんの中身を減らしたら心と体が軽くなった

          この前、母と出かけていたときのこと。 お買い物をしていたのですが、あちこちお店を見て回るにつれて私は思うのです。 「かばんが重い…」と。 私はリュックサックを愛用しているので、その重みはダイレクトに肩に来ました。激烈に肩が凝るのです。 かばんが重い。肩がめちゃくちゃ凝る。体がしんどい。 その先に待っているのは「外出やお買い物を楽しめない」です。 リュックの紐を肩から微妙にずらし、かばんの重みで疲れた体を引きずって歩きます。加えて肩も凝る。 私はそのときに「帰ったらかばんの

          かばんの中身を減らしたら心と体が軽くなった

          あなたと変わらずいればよかった

          ここ最近の私の投稿ではもはや冒頭の定型文のようになってきていますが、私は今1人暮らしをしています。 加えて精神と発達の障害を理由に働いてはいません。収入は障害年金と家族からの援助。そこでなんとかやりくりをしながら無理なく生きています。 …多分、この話を聞いて「なんでその状態で1人暮らしをしているの?」と思われた方もいるかもしれません。 なので今回は、私が1人暮らしをしている理由をお話ししていこうと思います。 一応お断りなのですが、脱線したらごめんなさい。 私は昨年秋まで同

          あなたと変わらずいればよかった

          「自立」はコマのように回ることなのかもしれない

          私は今、1人暮らしをしています。精神と発達の障害を理由に働いてはいません。 生活は障害年金と家族からの援助でやりくりしています。 現在37歳。今年で38歳になります。 …この、今ずらっと書いた自分のステータスを脳内に散りばめてはこう思うわけです。 「私、自立してないなぁ」と。 ここで私が思っている「自立」というのは、言うまでもなく「働いて、お金を得ること」です。それができずに人様からのお金だけで生きている。自分で苦労をして金銭を得ていない。なのに1人暮らしをしている。これ

          「自立」はコマのように回ることなのかもしれない

          京都に移住したい。鴨川に通いたい。

          唐突ですが、京都に住みたいのです。 「京都に行きたい」ではなく「住みたい」。私は現在富山に住んでいるので、正確に言うなら「京都に移住したい」といったところでしょうか。 ちなみにこの話で出てくる京都とは「京都市」を指すのですが、便宜上ここでは「京都」と表記させていただきます。 別に京都に何度も訪れたことがあるわけでもないし(確か人生で1~2回)、これと言って熱烈な京都ファンでもマニアでもありません。それでも「京都に移住したい」と思わせるほどの魅力が私の中にぽっと生まれているの

          京都に移住したい。鴨川に通いたい。