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鶏と焼いてみました。|私流鶏焼きのコツ〜リーキの行方2

今日の東京は気がぬけるような、暖かさ。
セーターを着たものの、少し暑く感じるぐらいです。

仕事柄、今回のリーキのように食材を取り寄せることもよくありまして、重なる時は重なります。
月2回、滋賀のサカエヤさんというお肉屋さんの「わくわく定期便」なるお任せお肉セットもお願いしていまして、ちょうどこちらも届きました。
というわけで、リーキ&お肉祭り!

まずは賞味期限の短い鶏肉から。
渋谷区おばさん/発酵看護師さんが鶏肉とネギを甘辛く味付けして、とコメントくださったので、そうしようかなあと迷ったのですが、ゆりねや蓮根も付け合せにしようと、シンプルに塩胡椒で焼くことに。

鶏肉はおそうじして、身の厚い部分は開いて、繊維を断ち切るように軽く包丁目を入れています。縮みにくくなります。

鶏の皮を下にして冷たいフライパンにおいてから、火をつけます。こうすると、皮から脂が徐々に出てきて、フライパンに張り付くこともなく(少なく)、じわじわ鶏肉に火が入り、皮もカリッと仕上がります。
私はオイル類を使わずに焼きましたが、くっつくのが心配な方は、少しオイルを。オイルを使うと、鶏の脂を引き出しやすくなります。
どちらにしろ、フライパンが冷たい状態から、がお約束です。

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このじわじわ出てきた鶏の脂で、輪切りにしたリーキや蓮根を焼きます。
鶏だけ焼く人は、脂をペーパー等で取り除いてください。
鶏に6−7割がた火が入り、皮もパリッと焼けたら、裏返して反対側も。
中まで火が入ったか心配なら蓋をしてもいいのですが、そうすると皮がフニャっとしがちなので、パリパリ好きな方は蓋なしで弱火でじんわりと。

鶏が焼けたら取り出して、百合根も加えて、白ワインを入れて、蓋をして蒸し焼きに。
蓮根をパリパリにしたい人は、蓋をせず、しっかり焼きあげてください。蓋をするとほっこりした食感になります。

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前日のリーキのスープの残りを煮詰めて、ソースにしてちょんちょんとお皿に散らしてみました。
アクセントにバスクのパプリカパウダーをぱらぱらと。
リーキが鶏の旨みを含んで、あらー、美味しい。
フライパンの大きさの関係で、よく焼いたリーキとそうでないものがあるのですが、ちょっとキャラメリゼされたぐらいの方が好みでした。
鶏肉が大きかったので、半分だけにしたのだけれど、結局追加で全部食べました(笑)

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他に洋梨とセロリのサラダにタカラのレタラ(柔らかいチーズ)
これに届いたばかりの今年のトスカーナのオリーブオイルを。

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濾過していない、少し濁りもある新油。
ピリッとして、風味が素晴らしい!
カペッツァーナというブランドのものです。
今年は8年ぶりの豊作でとてもよいオイルになったと。
こちらの農園、昨秋に訪問させていただいたのですが、去年は花が咲いた後に雪が降って、収穫量が非常に少ないと嘆いていらっしゃったこともあり、私もなんだかうれしくて。

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kaorinaさんには呆れられそうだけれど、日本人らしく、シメのパスタ。
椎茸とドライポルチーニ、昆布だしで茹でたリーキを荒く刻んだものも入ってます。
リーキがつなぎのようになって、パスタにも絡みやすくなりました。
PATAさんのように手打ちパスタなら素敵なのですけれど、市販の乾麺です。
贅沢に、追いオリーブオイルたっぷりと♪

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お供は、足利のココ・ファーム・ワイナリーの第37回収穫祭記念ロゼ。
ストロベリーのようなチャーミングな香りですが、甘みはそれほどなく、すすっきり。
フレッシュチーズにも鶏肉や百合根にもいい感じでした。

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