見出し画像

FV病院の印象/ホーチミンでの出産【妊娠9週6日】

ホーチミンで子供を2人産んでいる友人に紹介してもらい、FV病院にはじめて行ってきました。その所感です!



ホーチミンで、外国人妊婦に選ばれる3つの病院

ホーチミンの外国人の多くは、FV病院、ハンフック病院で出産しているらしい。
2023年の夏、外国人に人気だったハンフック病院フランス人の産科医リッチー先生が引退したということで、2023年後半現在、FV病院に行く外国人は増えているらしい(依然として、産科が有名なハンフック病院も人気であるものの)。

この2つに加え、ヴィンメック病院は不妊治療もしていて、外国人が多く通うが、出産時の入院期間が短いことから、出産はFV病院、ハンフック病院を選ぶ人が多い印象だ。

この3つの病院の産婦人科のレベルは、日本と比べてもそこまで遜色がなさそうだ(あくまで医療の知識はない、一患者の印象だけど)。
無痛分娩に関しては、選択する患者、麻酔科医の人数も多いことがあり、日本より進んでいると言えるかもしれない。


FV病院の概要と印象

FV病院は、フランスの医師たちによって、2003年に創立。日本人学校などがある7区にある。
30の診療科のある、220床の総合病院。
出産する人にとっては、小児科があることは、メリットだろう。

医師は236名、医師以外のスタッフも含めて1300人が勤務している。
1区には、系列の外来クリニックがある。


2023年7月には、シンガポールの女性と小児を対象としたヘルスケア・サービスを提供する最大の民間企業の1つ、シンガポールを拠点とするトムソン・メディカル・グループ(TMG)が買収することで合意した。同社は、中産階級の増加と高齢化、駐在員の増加や近隣諸国からの医療ツーリズムに注目しているのだという。

実際行ってみて、清潔な内装、スムーズな患者登録・予約システム、予約時間ほぼぴったりにはじまる診療、検査項目や名前のチェックのプロセスなど、オペレーションがしっかりしているように思えた。
医療機器もヨーロッパ製の見たことがあるメーカーのものが多い。
産婦人科の待合室は、日本人を含め外国人だらけだ。

病院のなかでも、儲かっているのか? 
産婦人科は、病棟含め、特にきれいなようだ。

前職では、国内外の大きめの病院を見学したり、話を聞いたりする機会があった。そのときの感覚からしても、ちゃんとした病院に思える。

担当医師と通訳さん事情

担当してもらったDr. Vo Trieu Datは、ホーチミン医科大学博士課程卒。研修医はベトナムの大学病院とフランスの病院でしていることもあり、ベトナム語・英語の他にフランス語も話せる。
質問にも快く答えてくれ、安心できる雰囲気の先生だ。
毎月1~2人の日本人のお産を担当しているらしい。

ただいつも忙しそうではあるので、じっくり先生と話をしたいという人は、もっとじっくり話す先生が他にいるかもしれない。

知り合いの日本人や欧米の人で、他の先生に診てもらっている人たちの話を聞くと、コミュニケーション・スタイルは異なりそうだった。

日本人としての大きなメリットとしては、日本語通訳さんが常駐していることだろう。お願いすると、毎回の診療に同席してくれる。医療用語には不安があったし、聞き間違えないほうがいいだろうということで、私も毎回お願いしている。
病院の通訳なので、先生との意思疎通や産婦人科医療用語への理解もあり、スムーズに通訳してもらえる。

基本は通訳を介したコミュニケーションだが、Dat先生は、エコーを見ながらや帰り際に、笑顔と柔らかな声で「Very good!」というポジティブ&シンプルな声がけをしてくれる。
(妊婦を安心させるための、世界共通の産科医スキルなのか? ドラマ「コウノドリ」のめちゃくちゃソフトな綾野剛を彷彿とさせるソフトさ。)

里帰りか? 現地で産むか?

海外からの里帰り出産は、飛行機での移動の制約などから、短くても6ヶ月程度は里帰りしなくてはならない。
つまり半年間は、産まれてくる子の父である夫とは別々で過ごすことになる(父親が一時帰国できる可能性はあるとはいえ)。

私は一人目だけど、二人目以降となると、帰国中の上の子の保育園はどうする?といった話もでてくる。

そんな事情と医療状況から、ホーチミンで出産する人も、けっこう増えているようだ。


詳しくはこのブログがすばらしいです


というのが、安定期前に書いた私の雑感。

FV病院については、こちらのブログ↓が、神がかっているので、検討されている方はこちらを読むとよいと思います!

妊娠後期~入院中まで、かなり熟読&参照しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?