Mrs. GREEN APPLEの大森さんの在り方から考えた分人をもつ自分

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こちらは、2023年6月21日に別アカウントで書いた記事を統合したものです。
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わたしはMrs.GREEN APPLEというバンドが好きだ。2023年3月にひょんなきっかけで一気に沼り、ライブに行くためにファンクラブに入ったぐらいのはまりぐあい。

今日はミセスのボーカル大森さんの在り方から、最近の悩みである「いろんな自分がいて一つにまとまらない」についてヒントをもらったかもしれないので、つらつらと思考の軌跡を残しておく。

ちなみにわたしがミセスを好きな理由は、歌詞に闇(陰)が垣間見れるからだ。このツイートにはめちゃくちゃ共感する。てか、わたし岡山天音さんも好きなんですけど、二人がインタビューで喋ってるって最高ね。


さて、最近の悩みである「いろんな自分がいて一つにまとまらない」ですが、どんなふうに影響しているかというと、例えばnoteやツイッターのアカウントが複数個あることだったりする。え、普通じゃない?と言われたらそこまでなんですけど、わたしはどうしても一つに集約したいという謎な柵があるみたい。特にFacebookは一つしかアカウントがないから、例えば5つあるnoteの記事を全部Facebookで公開したら、Facebookで繋がっている多種多様な人は混乱するんじゃないか、この側面のわたしを出したらどう思われるだろうか、みたいな不安がぐるぐる登場し、結果何もシェアしない、みたいな結果になる。見せる人設定して分けたらいいじゃん?となるかもですが、分ける分けないではないく、「分けないといけない状況」に苦しんでいる気がする。この些細な違い伝わるだろうか。


こういう、自分にはいろんな側面があることを平野啓一郎さんが「分人」と言っている。わたしはまさしくこれだと思った。いろんなプラットフォーム、いろんな場所で、それぞれ違う自分がいるから、一つの何かにまとめあげなくてもいいんだとその時はスッキリした。でも時間が経てばまたモヤモヤした。

そんな時にSiipを知った。オフィシャルにはされていないけど、ファンの間では大森さんだろうとなっている。実際に歌を聴いてみても、本人だろうと思った。

ああ、大森さんも休止期間中に、大森元貴の名前で作品出したり、Siipで表現してみたり、Mrs. GREEN APPLEという枠組みではない表現をしているんだ。

完全なる勝手な想像ですが、「Mrs. GREEN APPLE」というバンドを通して表現している自分ももちろん自分なんだけど、世間から見られる「ミセスの自分」からはみ出る自分もいて。でもその置き所がなくて、それを別のペルソナで表現したことで、折り合いをつけてるんじゃないか。

そう思った時に、別に一つにまとめなくたっていいじゃないか、ふと思えた。自分の中に存在しているいろんな自分が一つの枠組みで表現するのに苦しかったら、別の名前でやればいいんだ。

大森さんのような世間で人気のバンドやってる人もいろんな側面もっていて、自由に自己表現しているんだから、私もそのまままいろんな面を分けて、表現活動してみてもいいんじゃないか。

器用な人は、最初からそうすればいいんじゃね?と思うかもしれません。でも不器用人間にとってのわたしには、こうして一つ一つ悩んで、自分なりに納得した落とし所を見つけないと、動けないのです。

そんな不器用人間の自分の思考のプロセスを残すという意味でも、このnoteは顔も本名も出さないスタンスで発信する実験としてやってみる予定です。(後日、結局アカウントを統合しました)

ということで、大森さんのスタンスに救われて、わたしもいろんな自分出してこーとなった思考のプロセスでした。

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